イースター(復活祭)の意味や由来|アメリカでの過ごし方やイースターエッグも紹介!

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文化(アメリカ・NYC)

3月も終わりになると、アメリカのスーパーやデパートにはイースターにちなんだ商品が売り出されます。
そして4月に入る頃には一般家庭の玄関や庭にもイースターの飾りつけをちらほら見かけるようになります。
 
とはいえ、日本ではあまり馴染みがないイースターのお祭り。
 
今回はイースターの歴史やアメリカでのイースターの過ごし方について説明してみたいと思います。
 

イースター(復活祭)の由来って?どんな意味があるの


 
イースター、日本語で復活祭と呼ばれているこのお祭りは、文字通り「復活のお祭り」です。
 
十字架にはりつけになって亡くなったイエス・キリストがその3日後に復活したことを記念する、キリスト教にとって非常に重要な日なのです。
 
「クリスマスよりも大事な日」だとも言われています。
 
 
同時に、イースターは春の訪れを喜ぶ日でもあります。
 
この日、キリスト教の多くの教会で特別な礼拝や様々な行事が行われます。
 

イースターはいつ?グレゴリオ暦かユリウス暦で違うって本当?


 
実はイースターは、年によって違います。
 
クリスマスのように12月25日などと決まっているとわかりやすいですが、イースターは「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」ということになっています。
 
太陰暦にしたがって決められた日なので、年によって太陽暦での日付が変わります。
 
そして、西方教会と東方教会ではイースターの日付が異なります。
 
イースターをいつにするかについては325年のニカイア公会議で決められたのですが、その後西方教会がグレゴリオ暦を使用するようになったことにより、東方教会と西方教会で日付けがずれるようになりました。
 
 
2019年のイースターは・・・
グレゴリオ暦を用いている西方教会では4月21日ユリウス暦を用いる東方教会では4月28日となっています。
 
ちなみにアメリカのカレンダーでは4月21日に「Easter」と記されています。
 
 

アメリカ人のイースター(復活祭)の過ごし方


 
午前中はいつもより華やかな服装で教会に行く人が多いです。
アメリカ人の友人はこの日のために新しいワンピースを買うのが春の楽しみなんだとか。
教会ではお祈りをしたり、賛美歌を歌います。
 
教会から帰ってくると家族みんなで集まって大勢でイースターランチやイースターディナーをすることが多いようです。
 
いつもよりたくさん料理を作り、豪華に盛り付けて皆で食べ、子供はカラフルな色の卵(エッグハントには卵の形をしたプラスチック製のケースを使うことが多い)でエッグハントを楽しみます。
 
さて、イースターでは卵にペイントする以外にも子供に人気の楽しい遊びがありますのでご紹介したいと思います。

 



 

復活祭には欠かせない!イースターエッグって何?


 
なぜイースターには卵なのかと思う方もいるかと思いますが、卵は古来より豊穣のシンボルだと考えられてきたからです。
同時に「卵は命の始まりだから」という理由もあり、イースターでも卵が使われるようになったのだそう。
 
子供のいる家庭では、イースターの数日前にゆで卵をカラフルな色でペイントします。

ちなみに、アメリカではペイント用の専用キットのようなものも売っています。
とはいえ、普通の水彩絵の具やペンでペイントする人も多いです。
 
 

 
 
 

子供に大人気!イースターの定番エッグハントはどんな遊び?

よく聞くエッグハントは、本物の卵ではなく卵型のカラフルなケースを使われることが多いです。
ケースの中にはお菓子や小さなおもちゃ、またはお金などが入っています。
 
庭のあちこちに散りばめられたイースターエッグを子供たちが探しに行くという可愛い遊びです。
 
プラスチックの卵なら割れることもないし、繰り返し翌年以降も使えるのが良いですよね。
 

 
 
 

イースターの定番2!エッグロールの遊び方

エッグロールは子供だけじゃなく、大人も楽しめる遊びです。
庭などの広い場所にコースを作り、ゆで卵をスプーン等を使って割らないように転がしていくというもの。
 
これは毎年大統領の住むホワイトハウスでも行われており、子供だけじゃなく大人も一緒になって盛り上がれるゲーム。
 
コースによっては結構難しいのですが、本当に楽しいので機会があれば参加してみてください。
 
 

日本でもイースターエッグ(プラスチック製)のペイントを楽しもう


 
最近は日本でもペイント用の卵型を購入できるようです。
 
ペイントは工夫次第でいくらでもできます。
 
・マスキングテープでデコレーションする

・小さなお子さんならシールを使う

・絵具やマジックで色をつけたり柄を書いたり

・大人ならマニキュアでペイントも

・細かく切ったパステルカラーの紙の上で、ボンドを塗った卵を転がしてデコ
 
 

こちらは工作用エッグ。5個セット。
ぜひお子さんと一緒にペイントを楽しんでみてはいかがですか?(*´∀`*)
 
 

イースターラビット(イースターバニー)とは?


 
実は、キリスト教ではウサギもイースターのシンボルとして親しまれています。
なぜウサギがシンボルかというと、こちらも子だくさん、豊か、などという理由なんだとか。
 
そしてこのウサギは「イースターラビット」「イースターバニー」と呼ばれます。
 
 

4月が近くなるとスーパーなどでもウサギ型のチョコレートやウサギのマスコットをたくさんみかけるようになります。
住宅地の庭先にも卵と共にウサギのオブジェを飾る家庭なども出て来てとっても可愛いです。
 
 
 

イースターに関する英語の絵本!子供におすすめ


 
我が家には両方ありますが、春先になると本棚から出して部屋に飾っています。
子供の英語学習にもおすすめ!

 

Easter ROOKIE HOLIDAYS EASTER

イースターの簡単な歴史や過ごし方、習慣などを子供にもわかりやすく説明した本です。
絵ではなく写真で丁寧に説明されてる本なのでとてもわかりやすいと思います。
全31ページ。薄くて軽い本(ペーパーバック)なので小さな子供にも最適!!
 
 
 
 

The Golden Egg Book

とーってもかわいいウサギの絵本。
ネタバレしてしまうと、ひとりぼっちのウサギがたまごを見つけ、中から何が出て来るかわくわくしながら待つストーリー。
大人でもニッコリしてしまうような内容です。
 
 
 

イースター(復活祭)まとめ


 
キリスト復活や、春の訪れを祝う日、イースター。
 
この時期はニューヨークの近所の家がパステルカラーの飾りつけでいっぱいになるので、散歩するのがたのしくなります。
特に、小さな子供が家族と一緒に飾りつけなんてしているとついついニコニコ見てしまいます。
 
 
またイースターが過ぎると、店で売れ残ったイースター用のうさぎチョコなどが一斉に割引価格で販売されます。
アメリカでは気の利いたチョコレートは基本お高めなので、こういう機会を手ぐすね引いて待っている私です 笑

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