【ブレイキング・バッド】シーズン1 エピソード4|ネタバレあらすじ|英語解説

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今日は数週間ぶりにブレイキングバッドのネタバレあらすじと英語解説やっていきたいと思います!
 
シーズン1エピソード4のタイトルは「家族への告知」。
オリジナルタイトルは”Cancer Man”です。

日本のタイトルにはなんだか配慮が感じられますね。
 
 

ブレイキングバッド!シーズン1エピソード4「家族への告知」の超簡単あらすじ


 
・ウォルターの病気について知ったスカイラーが平常心でいられなかったため、家族全員(ウォルターJr、ハンク、マリー)に肺癌であることが知られてしまう
 
・マリーのおかげでガン専門医の検診が受けられることになったが、非常に高額で保証金の支払いのみで5000ドル
 
・「費用は年金から借りる」と妻に申告するも、実際はドラッグで得たお金を使うウォルター
 
・ジェシーは実家を訪ねるが両親とは距離がある
 
・ジェシーは再度一緒にメスを作ろうとウォルター宅に説得に行くも、自宅に来られて激怒しているウォルターに追い払われる
 
・90,000ドルもかかる治療費を払うことに消極的なウォルターだが、息子に厳しい言葉を投げかけられてしまう
 
 

がんばれピンクマン!


 

ブレイキングバッド!「家族への告知」のあらすじ詳細


 
ウォルターの義弟ハンクの職場、DEA(麻薬取締局)から話はスタートします。
 
ハンクは会議で、行方不明のクレイジーエイトと従弟のエミリオ・コヤマの車が荒野で見つかったことから、もしかしたら2人は既に死亡しているかもしれないと話しています。
 
また、残された車から取締局の科学者でも作れないほどの高純度99.1%のメスが見つかっていること、精製場所はメキシコではなく車の発見現場付近だということから、このメスの製造者は今後アルバカーキのキングになるだろうと話すハンクでした。

 
 
ジュージューと焼ける肉を複雑な表情で見つめるウォルター。
そこへ「ウォルター、肉が焼けすぎているぞ」と言いながらハンクがやってきます。
 
どうやらウォルター宅の裏庭で、家族みんなでバーベキューを楽しんでいるようでした。
 
みんなでテーブルを囲み、ハンクがマリーとのなれそめ話をウォルターJrに聞かせています。
自分は50回もマリーを誘い粘り勝ちしたという話をし、次はウォルターにスカイラーとのなれそめ話を促します。
 
幸せそうに話していたウォルターでしたが、横には様子のおかしいスカイラー。
ついには嗚咽しながら泣いてしまいます。
 
驚いて、泣いているわけを尋ねるマリーに、スカイラーは泣きながら「彼に聞いて」と立ち去ってしまいます。
わけがわからない皆にウォルターは話し始めます。
 
肺癌が見つかったこと。
そして症状もかなり悪いこと。
 
 
 
 
夜。
Jrが自室でヘッドホンを付けて音楽を聴いていました。
父親のことを思って泣いている様子。
 
リビングではスカイラー、ハンク、マリー、ウォルターの4人で話しています。
セカンドオピニオンが必要だという話になり、放射線技師として病院に勤務しているマリーが最高の医師を探すと提案します。
それを聞いて嬉しそうなスカイラー。
 
ハンクは「何も起こらなければいいが、もしものことがあったら家族のことは俺が面倒を見るから」とウォルターに話します。
複雑そうな顔で頷くウォルターでした。
 
 
ジェシーの家。
ジェシーの友人2人が集まっています。
エミリオのことを話し始める2人。「俺は何も知らない」と動揺するジェシー。
 
メスが吸いたいと話す2人に、最高傑作を作ったと話します。
そして3人はウォルター作のメスを吸い始めたのでした。
 
 

 
翌日。ジェシーは窓辺で薬物を吸引しながら座っています。
そこへ大きなバイクにまたがったギャング2人がジェシーの家の前に止まり、玄関の方へやってくるではありませんか。
武器を手に、向かって来た二人はドアをノックします。
 
ジェシーは慌てて裏庭から逃げ出します。
 
ところが、実はその二人は自転車で宗教の勧誘にやってきた普通の青年でした。
メスの乱用でジェシーは幻覚を見ていたのでした。
 
 
ウォルター宅。
お風呂場で足の怪我の手当てをしているウォルター。
クレイジーエイトに刺された傷に薬を塗っています。
 
リビングに戻ると、スカイラ―が電話で誰かと話しています。
どうやら、マリーの働きかけのおかげでニューメキシコ州どころか、全米でもトップ10入りするほどのガンの専門医の検診を受けられることになったとのことです。
ウォルター家が入っている保険ではカバーされない医師のようで、保証金の支払いのみでも5000ドルかかるとのこと。
気が乗らないウォルターでしたが「お金よりあなたの健康の方が大事」と諭すスカイラーに、自分の年金から借りるとウソをついてしまいます。
 
 
ウォルターは生まれて来る赤ちゃんのために用意した部屋の通風口の中にクレイジーエイトがらみのお金を隠してありました。
そこから5000ドルを取り出そうとしていると、ウォルターJrが入ってきました。
慌てながらもニコニコ取り繕うウォルターに、「変だよ、父さん。なんだか取り繕っている感じがする。」不快感を露わにするウォルターJr。
Jrが去ってしまった後、ウォルターはふとベビーベッドに目がいきます。
ベッドには家具メーカーの「TAMPICO」という文字が。
クレイジーエイトの実父の店で購入したベビーベッドを複雑そうな表情で見つめ、思わず目を逸らすウォルター。
 
 
 

ウォルターは病院への支払いのために銀行に向っていました。
その途中、後ろからサイレンを鳴らしながらパトカーが向かってやってきました。
後ろめたいことがあるだけに冷静ではいられないウォルターでしたが、何事もなくパトカーは走り去っていきました。
そして無事銀行に着いたウォルターでしたが、見つけた駐車スペースをマナーのなっていないドライバーに横取りされてしまいます。
ウォルターはクラクションを鳴らし、怒鳴りつけますが、ドライバーの男は車を出て去ってしまいます。
 
苦々しい表情で睨みつけていましたが、ふと相手の車のナンバーに目がいきます。
ナンバーは「KEN WINS」でした。
 
 
どこかの一般家庭。
 
男の子と両親がテーブルを囲んで夕食をとりながら小学校での話をしています。
すると裏庭で物音が聞こえてきます。
3人が様子を見に行ってみると、そこにはジェシーが。
どうやら実家を訪ねて来たようでした。
 
 
実家の、かつてのジェシーの部屋。
ベッドに横たわり、翌日外が真っ暗になるまで眠り続けます。
両親は、キッチンでジェシーの話をしています。
ジェシーがドラッグに手を出していることを知っているようで、頭を抱えている様子。
 
家に置いてやるかどうか相談していると、ジェシーが起き出してきました。
夕食の時間を聞き、その場を立ち去ったジェシーを見ながら父親は「甘やかしてはいけない。突き放そうと決めたじゃないか」とジェシーに話をしにいこうとしますが、テーブルにグラスやカトラリーを並べ始めたジェシーの姿を見ると両親は何も言えなくなります。
 
 
ジェシーは弟ジェイクの部屋を訪ねていました。
多数のメダルやトロフィーを飾っているジェイクは非常に優秀なようで、会話をしながらもPCに向かっています。
数々のトロフィーを見ながら嬉しそうなジェシー。
 
 
2人で会話していると、母がノックして部屋の様子を見に来ます。
「楽しくやっているよ」と言うジェシーでしたが、母は「ジェイクはどう?」と弟の様子を伺っています。
ジェイクが「うん、問題ないよ」と答えると、母はニコニコしながらもドアを開けっぱなしにしたまま部屋を出ていきます。
 
優秀な弟と厄介者の自分が密室にいるのを警戒されていると思ったジェシーは弟相手に不満をもらします。
しかしジェイクは「自分は両親のお気に入りではない、2人はいつも兄さんの話をしている」と言うのでした。
 
 

 
その夜のこと。
眠れないジェシーは、過去に自分で書いたイラストをみています。
その中に、テストの答案用紙の裏にかいたウォルターのイラストを見つけます。
ふざけたイラストに思わず笑みが漏れるジェシーでしたが、表側をみると「馬鹿げてる。勉強に専念しなさい!」とコメントがあり、成績はF(落第)をつけられています。
 
ウォルターのコメントを何とも言えない表情で見つめるジェシーでした。
 
 
そこへ先日自宅でメスをせがんだ友人の1人から電話がかかってきます。
いとこのリッチな友人たちがドラッグパーティーを開きたいので、先日のドラッグを欲しがっているという話だそう。
あるだけ全部買いたいと言っているそうで、「大きな儲けになる」と悪友は言います。
 
 
 
翌日ウォルターが通風口から現金を探しているとチャイムが鳴ります。
来客はなんとジェシーでした。
驚いたウォルターは「何しに来た?」とジェシーに詰め寄ります。
 
ジェシーは少し言いにくそうにしながらも「俺たちが作ったメスは評判がいい。さらに欲しがっている連中がいるんだ。もしよければまた一緒に作らないか?」と切り出すも、ウォルターに即刻立ち去るように言われてしまいます。
 
ジェシーは前回のメスで得た収入の分け前4000ドルを投げ、文句をいいつつも帰ります。
ウォルターは自宅のプールに落ちた現金をすくいます。
 

許さんぞ、ジェシー


 
病院で、ガンの専門医の話を聞いているウォルターとスカイラー。
ガンは肺からリンパに転移していて深刻な状態だと告げられます。
治療の副作用について延々と聞かされ、ウォルターは気が遠くなってきます。
 
 
ジェシー宅では、家政婦が掃除中にマリファナを見つけてしまいます。
リビングで両親に問い詰められるジェシーでしたが「知らない」と言い張ります。
両親は「もう十分。出ていきなさい」とジェシーを家から追い出してしまいます。
 
ジェシーがタクシーを待っていると弟のジェイクがやってきます。
「言わないでくれて助かったよ。返してもらえる?」と言いますが、ジェシーはマリファナを地面に捨て、足で踏みつぶしながら「やめておけ」と告げてタクシーで去って行きます。
 
 
スカイラ―が家で治療に関するパンフレットを読んでいます。
早速始めようと言うスカイラーですが、気が進まないウォルター。
 
90,000ドルの治療のため治療を躊躇しているウォルターに、分割払いという方法もあるし、自分も復職するので大丈夫だと前向きなスカイラー。
 
それでもウォルターは90,000ドルの治療をした後、家族に借金を残したまま死にたくないと言います。
治療だけが道じゃない、一時的な感情で決めるのは良くないというウォルターに、息子のJrが「だったらさっさと諦めて死ねばいい」と暴言を吐いてしまいます。
 
 
 

 
運転中、咳が止まらなくなったウォルターはガソリンスタンドに車を止めますが、吐血してしまいます。
そんな時、いつだか銀行で駐車スペースをとられたあのマナーの悪い男が、高齢の歩行者にクラクションを鳴らしながらやってきているのが見えます。
 
ガソリンスタンドのオフィスに男が入って行ったのを見たウォルターは車を降り、男の車に近づいていきます。
そしてボンネットを開け、濡れたモップでバッテリーをショートさせます。
煙が上がる車に背を向け、自分の車に向かって歩くウォルター。
 
ウォルターの後ろでは男の車が爆発し、炎上しますが何事もなかったかのようにウォルターは立ち去るのでした。
 
 


 

アメリカの成績(採点方法の解説)

アメリカでは、試験の採点でABCDFの評価をつけることがよくあります。
 
A+ (98点~100点)
A (94点~97点)
A- (90点~93点)
B (80点~89点)
C (70点~79点)
D (60点~69点)
F (落第)

 
大体このような感じです。
落第のFは“Fail”のFです。
 
ジェシーの答案にはFの文字がありましたから、落第です。
 
 

ブレイキングバッド「家族への告知」の中で使える英語表現


 
 
 

“Apply yourself”「勉強に専念しなさい」

Apply yourself 一生懸命勉強しなさい、専念しなさい、必死に勉強に打ち込みなさい、という意味で使われます。
 
“Apply yourself to your work”だと「仕事に専念してね」ということになります。
 
 
 
 

“touch base”「連絡」

ウォルター宅を訪ねたジェシーに「何をしに来た?!」と詰め寄ります。
その質問に対しジェシーは”Touch base”と答えました。
 
これは「話をしに来たんだよ」という感じのニュアンスになります。
 
 
 
 

“installment plan”「分割払い」

ウォルターとスカイラーが病気の治療費について話し合っている場面で、
スカイラーが“There’s installment plan.”と言います。
お金の工面ができないだろうと思っているウォルターに「分割払いもできる」と前向きな発言をしているのですね。
ちなみに一括払いは lump sum paymentと言います。
 
 
 

ブレイキングバッド、シーズン1エピソード4で流れる音楽

Étienne de Silhouette/BLACK FEATHER


Étienne de Silhouette
 試聴可能
父親が肺癌だと知ったウォルターJrが涙を流しながらヘッドホンで聴いていた曲。
 
 
 

Baby Girl, I’m A Blur/SAY ANYTHING


Baby Girl, I’m A Blur
 視聴可能
駐車場が空くのを待っていたウォルターがマナーの悪い男に割り込まれた時にかかっていた曲。
 
 
 

Didn’t I/DARONDO


Didn’t I
 視聴可能
偶然再会(?)したマナーの悪い男の車を炎上させ、ウォルターが立ち去るときに流れていた曲。
 
 
 

ブレイキングバッド「家族への告知」の感想


 
ウォルターの病を知った家族の反応を見るのが辛いエピソードでした。
 
ウォルターJrが自室で音楽を聴きながら静かに泣いているシーンにはこちらも悲しくなりましたし、
ハンクの「もしもの時は俺が家族の面倒をみるから」という精一杯の言葉も、ウォルターの気持ちを考えるとなんだか複雑な心境になってしまいました。
 
 
ジェシーはジェシーで色々大変そうですね。
ワルだし、言葉遣いも態度も良くないけれど、弟への接し方などを見ていると心は優しいんだろうなと思いました。
しかし、あんな優秀な弟(しかも恐らく小学生)がマリファナとは衝撃です。
 
 
とはいえ、個人的に好きなゴメス(ハンクの同僚の)が出て来たので満足です。
(前回も出ましたが一瞬だったので!)
 
ではまた近いうちにブレイキングバッドの続きを書きたいと思います。
お楽しみに。
 
 
前回のエピソードはこちら→【ブレイキング・バッド】シーズン1エピソード3|ネタバレあらすじ|英語解説

ブレイキング・バッドのロケ地旅はこちら→ブレイキングバッドのロケ地旅!ロスポジョスと荒野に行って来た

 


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