空港のグランドスタッフを目指している学生さん、集合ーーー!
空港のグランドスタッフとして働くことを目指しているなら、英語力は欠かせないスキルの一つです。特に外国からの旅行客が増えている現在、外国人旅客とのコミュニケーションが重要になります。
そのため、学生のうちから英語力を高めておけば、将来のキャリアに大きなプラスになるのは間違いなし。
しかし、どのように学習を進めるべきか迷っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、空港のグランドスタッフを目指す学生が、今から取り組むべき英語学習の方法について紹介します。
元グランドスタッフの私が、
自分の体験も交えながら解説しちゃうよ!
空港のグランドスタッフに求められる英語力
空港でのグランドスタッフとして働くには、ただ英語が話せるだけでは不十分。
具体的には以下のようなスキルが求められるので、チェックしてみよう!
英語のコミュニケーションスキル
グランドスタッフの主な役割は、お客様への案内やサポートです。
発券や予約変更のお手伝い、荷物の預かりなどの他、特別なサポートを必要とする乗客を機内までご案内することも。
また、空港では急なトラブルや複雑な状況が発生することもあるため、柔軟に対応できる英語のコミュニケーション能力が必要です。
専門用語やフレーズの習得
航空業界には独自の専門用語や、頻繁に使われるフレーズがあります。
これらを事前に学んでおくことで、実際の業務でも落ち着いて対応できるようになります。
私が入社した時は、事前自主学習として最低限の航空用語は学んでおく必要がありましたが、中途採用などだとそうはいかないことも。
業務が始まると、覚えることがいっぱいで専門用語の学習どころではないので、学生のうちに少しずつ覚えておくのがおすすめです。
この教材は、グランドスタッフを目指す人から絶大な人気を誇るエラライン英語マニュアル。
学生のうちからしっかり準備しておきたいという方は、ぜひ読んでみてください。
内定者のためのエアライン英語マニュアル 応用編 グランドスタッフ: Advanced Airline English Handbook for New Employees – Airport Staff Edition
シチュエーションに応じた英語対応力
グランドスタッフは、さまざまな状況に応じた迅速な対応が求められます。
遅延や欠航、搭乗手続きの問題など、状況に応じた正確な対応ができる英語力が必要です。
例えば、私が働いていた頃は、保安検査場で引っかかっている外国人のお客様が結構いました。
多くの場合が、土産物店で購入した木刀や手裏剣を機内に持ち込もうとするケース。
こういったアイテムは機内持ち込み不可なので受託手荷物として扱われることを簡潔に説明する必要があります。
学生のうちに始めるべき英語学習法
英語が必須の職業である空港グランドスタッフを目指しているのであれば、学生のうちから計画的に英語学習を進めることが大切です。
以下のポイントに基づいて学習を進めましょう。
日常会話の練習
「現段階では英語が苦手科目だけど、航空専門用語を勉強しなきゃ!」と思っている方もいるかもしれませんね。
しかしまずは、英語での日常会話に慣れることが重要です。
学校の英語の授業のみで日常会話をマスターすることは難しいので、オンライン英会話や英会話サークルに参加し、実践的な会話スキルを身につけましょう。
第一段階では、物怖じせずに外国人と話せるようになるのが目標。
たくさんの外国人と会話するとコミュニケーションに慣れていくので、ぜひがんばってみてください。
もしあなたが「英語での日常会話はなんとかなる!」というレベルなのであれば、航空業務に特化した英語を学びたいですよね。
入学は大学生~となりますが、航空業界を目指す人にぴったりの英会話スクールを紹介します。
大手英会話スクールのECC外語学院のいくつかの校舎では「ECCエアライン学院」という講座を開いています。グランドスタッフをはじめとする航空業界を目指す人を対象にしている講座で、既に12,000人以上の修了生がエアライン業界で働いています。
空港でのシチュエーションに役立つフレーズや会話例などを集中的に学べるので、専門的な内容を学びたい方はチェックしてみてください。
2024年9月現在、ECCエアライン学院を開講しているのは中部地方・関西地方を中心とした15校のみ。
詳細はECC外語学院のサイトを確認してみてね。
TOEICやTOEFLなどの資格取得
TOEICやTOEFLなどの英語資格は、航空業界で働く際にもアピールポイントになります。
特にTOEICでは、リスニングやリーディング力が重視されるため、空港業務で役立つスキルを効率良く向上させることができます。
目安として、TOEICで600点以上のスコアを目指すと良いでしょう。
国内で働くグランドスタッフの場合、
求められるTOEICスコアは550点~とされている場合が多いですが、
学生のうちから準備するのであれば600点以上を目指そう!
試験勉強を通して得た英語の文章理解力や単語力は、英語のドキュメントやマニュアルを読む際にも役立ちます。
空港カウンターの業務では、予約等で手違いが起こった場合にお客様がスマホ等の予約画面などを提示してくることがあります。こういった場合にも資格試験の勉強で得たリーディングスキルを発揮できるはずです。
英語のリスニング学習
空港では、さまざまなアクセントやスピードで話される英語を聞き取る必要があります。
映画やニュースを英語で聞く、ポッドキャストを活用するなどしてリスニング力を鍛えましょう。
特にYouTubeなどで「空港アナウンス」や「旅行英会話」に特化したコンテンツを視聴することも、実務に直結するリスニング力を向上させるために有効です。
例えばこれ。
グランドスタッフになったつもりで、お客様とのやり取りを見てみてください。
その他、ニュースアプリやオーディオブックを利用して、あらゆる場面で耳を慣らしておくこともおすすめです。
英語学習アプリの活用
効率良く英語に親しむには、語学学習アプリの活用もおすすめ。
英語学習アプリを使うことで、日々の隙間時間を使って効率的に英語学習ができます。
DuolingoやMemriseといった語学アプリでは、日常会話や文法に重点を置いた学習が可能で、基礎力を着実に伸ばすことが可能。
さらに、Airline VocabularyやTravel Englishに特化したオンラインリソースやアプリも利用することで、空港で役立つ実践的な英語表現を学ぶことができます。
英語で書かれた本や記事を読む
リーディング力を鍛えるためには、英語で書かれた本や記事を日常的に読むことが大切です。
空港や航空業界に関連する書籍やニュースサイトを活用して、業界特有の表現や用語にも触れておくとよいでしょう。
また、旅客業や航空業に関するブログやフォーラムで実際の現場の声を読むことも大切。
業界の日常を把握できる上に、特有の英語表現を学べます。
私が時々チェックしているサイトを紹介しますね。
・Aviation International News
・AVIATION WEEK
分からない単語だらけかもしれませんが、時々目を通していると頻出単語に出会うはず。
そういった単語から覚えていこう!
実践的な経験を積むための活動
学んだ英語力を実際に使う場面を設けることで、さらにスキルを伸ばすことができます。
海外旅行や留学で英語を使う
可能であれば、海外旅行や短期留学などで、実際に英語を使う機会を積極的に取り入れるのもおすすめ。
短期留学の場合、4週間程度でも効果を実感することができます。
異文化に触れながら英語を使うことで自然なコミュニケーション力を養えるので、留学等に興味がある方は検討してみてはいかがでしょうか。
英語を使うアルバイトやボランティア
実際に英語に触れられる場所で活動をすることもおすすめ。
例えば、観光地でのアルバイトや、空港でのインターンシップ、英語を使うボランティア活動などはいかがでしょうか。
実際の職場環境で英語を使う経験は、空港のグランドスタッフの入社試験を受ける際にも大きく役立つでしょう。
空港のグランドスタッフに関するQ&A
Q: 英語が得意ではないのですが、グランドスタッフになれるでしょうか?
A: 英語力は大切ですが、入社後にスキルを高めることも可能です。
まずは、基礎的な英語力を固め、実際の業務で使えるスキルを積み重ねていくことが大切です。
私の同僚には「英語がほとんど話せない」という人がいました。
英語が苦手な方は、以下の記事も読んでみてね。
まとめ!空港のグランドスタッフを目指すなら今のうちから準備を!
空港のグランドスタッフを目指すなら、学生のうちから英語力を高めることが重要です。
コミュニケーションスキルや専門用語の理解に加え、実践的な経験を積むことで、将来のキャリアに役立てていきましょう。
学校を卒業してから慌てて準備する人に比べて、
学生さんは時間的余裕があります。
今から計画的に準備をしたらきっと道が開けます。
がんばって!
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