アメリカ在住オリビアです。
こんにちは。
今日はアメリカに住んで「おや?」と思ったことの1つについて。
それは日本でよくやってる日本賞賛番組。
私も日本人だし、外国人に「日本スゴイ!!」と言われている番組はとっても嬉しいんですが・・・
アメリカに住み始めてから違和感ばかりが膨らんでいくので今日はここで正直な感想を書いてみたいと思います。
目次
クールって言われない!日本上げ番組と実際の海外での反応の差
私、アメリカのニューヨークに住んでいるのですが、移住当初はよく日本の友達に聞かれました。
「現地で友達出来た?」
「日本食、そっちですごいブームなんでしょ?」
「あなたが日本人ってわかったら反応いいんじゃない?」
・・・・。
日本のテレビでは「日本クール」とよくやってますが、実際は、日本人だからって某番組みたいに賞賛されることも「クール」と言われることもありませんでした。
日本食が特にブームだと感じることもありません。(KOMBUCHAはよく見かけますが日本の昆布茶とは違うんですよね)
しかし日本に一時帰国する度にテレビで流れているのは外国人が大勢集められて日本を賞賛していたり、
「海外で日本の〇〇が大ブーム!!」みたいな番組。
何このギャップ!!
日本上げテレビを信じると違和感!?日本は海外であまり存在感がない!
日本に住んでいると、アメリカの出来事は結構頻繁にテレビのニュースなどに取り上げられていますよね。
そんなこともあり、日本でいた時は私自身アメリカをとても身近な国に感じていました。
ところがアメリカに来て以来、日常的にニュースをつけていますが日本の話題が頻繁に流れることはありません。
(原発やパールハーバーなどの話題は出ますが・・・)
日本の存在感どころか、日本の国自体あまりピンと来てない人も多いです!!
嘘みたいな本当の話。
もちろん日本のことを知っている人もたくさんいますが、日本という国に対し何のイメージも持ってない人、それどころか中国の一部だと勘違いしている人も少なくありません・・・。
それぞれの反応について書いてみますね。
多少なりとも日本について知識があるパターン
・「日本人礼儀正しいよね!ポライトだから日本人はすぐわかるよ!」
・「地震大変だったね。」
・「父が日本車に乗ってるよ。 ジャパンVery nice!」
日本出身だと言ってもピンと来てないパターン
・「日本出身・・・?へ~~そうなんだ」
・「(しばしの沈黙の後に)ワオ。ジャパン?」
日本は中国の一部だと思われているor混同しているパターン
・「タイチータイチー!!」←太極拳のこと
・「クンフー!ジェットリー!」と言いながらカンフーのポーズを取る
・「ニーハオマ!!」
ジャパン・クオリティって何?!技術面でも影を潜める日本
ニューヨークで出会った人たちの反応について書きましたが、
「嘘だ~~!単に無知な人じゃないの?現に日本のモノづくりは世界で認められているし、ポップカルチャーだって世界で存在感あるし。」って思った人もいるのではないでしょうか。
「日本の技術はすごい」
「世界でも信用度が高いジャパン・クオリティ」
「Made in Japanってだけで世界中の人が賞賛する」
これらのことは日本にいると割と今でも信じられていると思います。
でもね。
実際は違いました。
私がアメリカに住んでいて感覚的に信頼を得ていると感じる海外製品はドイツの製品。
実際家電量販店でも日本メーカーのものはあるにはあるけれど隅っこで存在感なんてないも同然。
その代わりにサムスンの製品は一番目立つところにどーんと置いてありました。
見てください。
ちょっとわかりにくいのですが、サムスンの商品が一番ド真ん中に鎮座。
その左にVIZIOというアメリカ企業の商品、その横にLG(韓国企業)、そして我らがSONYは端っこです。
絶対的に有利だと思っていたはずの分野でさえ存在感は薄れていたのでした。
日本製品で未だに存在感があると感じるのはカメラメーカーのCANONとNIKONぐらいでしょうか。
それからトヨタや日産など車のメーカー。(こちらもヒュンダイやKIAなど韓国メーカーが存在感出してきてます)
日本でいた頃は、日本はアジアどころか世界でも存在感のある国だと思っていました。
でも実際の日本の注目度ってめちゃくちゃ低いんだと気付くと、とても残念な気分・・・。
しかしながら当の日本人がそれに気づかず未だに「ジャパンはクール!」なんて言っているのは少なからず日本上げ番組の存在があるんじゃないのかな、なんて思ってしまいます。
私は日本が大好きだし、日本大好き外国人の存在はとても嬉しいけれど、井の中の蛙になってはいないだろうかと心配になってしまいました。
日本上げのテレビ番組に違和感を覚える日本人in海外!まとめ
アメリカに住んでいると普段はあまり日本が話題になることはないのに、最近コロナの流行で日本が注目されるようになってきました。
当然、あまり良い言われ方はしていないので、海外在住日本人としてはとても複雑な思いです。
たまたまネットで「これまで世界は日本に対して良いイメージしか持っていなかったのにこれでイメージが悪くなる!」という声を見かけて、ついつい「日本は最近そこまで存在感ないんだよな~」とボヤきたくなってしまったのです。
もちろん、海外にも、大の日本好きの人がいるのは事実です。
ニューヨークで出会った友人の中にも日本大好きな人が数人います。
でも彼らは約860万人いるニューヨーク市の人口のごく一部なわけです。
自国の技術や文化を誇りに思うことはとても大事だけれど、同時に、慢心することなくかつての日本のように上を目指して頑張らねばならないなーと思っている今日この頃です。
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