アメリカで銀行口座を開設したら凍結に注意【私の体験談】

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文化(アメリカ・NYC)

アメリカで銀行口座を開設しようと思っている方は、口座凍結にご注意を!

かなり前の話になりますが、アメリカ国内で銀行口座を凍結されてしまった時の話をしようと思います。

銀行によっても色々違うと思いますが、実際に口座凍結されちゃった!という方にも役に立つかも。

アメリカを留守中に銀行口座を凍結される!

ある事情で5ヵ月ほど、日本に帰国することになったことがありました。
そこまでの期間アメリカを離れるのは初めてだったため、念のため出発前に銀行に出向き、行員さんに確認しました。

・国外に用事があり暫くアメリカを留守すること
・その間銀行口座の取引の動きはないこと
・それでも口座に問題が起こったりはしないだろうか?

すると、その行員の答えは”ノープロブレム!”
肩をすくめながら「何をそんなに心配している?全く問題ないよ」というアンサーでした。

その行員さんからは、口座に一定額の預金があればアメリカを離れようが何をしようが問題ないと説明がありました。
(アメリカでは、預金額が少ないとサービスフィーを取られるので常に一定以上のお金を入れておかなければならない)

サービスフィーを払わなければいけない心配はなかったので、安心して日本に発った私。

アメリカの銀行口座にログインできない事件発生

日本滞在は目が回るほど忙しく、アメリカの銀行口座にオンラインでログインしたのは最初の数回のみ。
後は放置してしまっていました。

そして日本滞在を終え、アメリカに帰って来てからも色々プライベートが忙しく、ログインができない期間が続いた後、事件は起こりました。


銀行口座にログインできない・・・・・・。


何をどう頑張ってもログインできないのです。
嫌な予感がして、カスタマーサービスに問い合わせることに・・・。

銀行に電話で問い合わせると口座は凍結されていた

カスタマーサービスに問い合わせると、インド訛りの英語を話す男性が出ました。
経緯を説明すると、「ロックを解除するから大丈夫。ただ、すぐには反映されないから24時間後にもう一度この番号にかけて」とのこと。

翌日同じ時間に電話すると、これまたインド訛りの別の男性が対応してくれました。
経緯を話し、「前回応対してくれた人によると、既にロックを解除してくれているはずだ」と主張するも、「口座は既に凍結されているからロック云々の話ではない」と言われてしまいます。

びっくりして、「なぜ?」と聞くと「長い間アクティブじゃなかったから。60日以上放置したでしょ」との答え。

アメリカの銀行口座凍結理由は60日間放置したため

アメリカで銀行口座を開設したら凍結に注意【私の体験談】

なんと、凍結の理由は60日間放置したからでした。(この銀行のルールでは)

60日放置したら口座を閉じられるというルールは知らなかったため、「それは知らなかった。アメリカを離れる前に近所の銀行に相談に行ったけど、担当してくれた行員はそんなこと一言も言わなかった!」と食い下がるものの、私の主張は華麗にスルーし、「60日一切取引をしないと口座は凍結されちゃうんだよ」とのこと。

そして、カスタマーサービスではなくローカルの(私が普段行っている)銀行に直接かけるよう促されます。

番号を教えて貰ってかけると、そこは別の地域の銀行でした 汗

本当、ひどいサービス


自分で番号を調べ直してかけるも、「凍結されてる銀行口座に関しては、窓口では何もできないわよ。カスタマーサービスにもう一度かけて休眠口座の対処法を聞いて」と、そこそこぶっきらぼうに伝えられます。

少々乱暴な言い方になりますが、「アメリカのサービスなんて、こんなもん」です。

その後もカスタマーサービスの人との会話中に通話を切られる?(もしくは切れた?)など色々あったものの、最後にかけた時に応答した女性が一番有益な情報を伝えてくれました。

口座凍結されたアメリカの銀行口座!預金はどうなったのか?

この銀行では、60日間インアクティブだと休眠口座手続き(口座凍結)が取られるとのこと。
そして、口座凍結前には登録住所宛てに封書で連絡はしているとのこと。(届いてないけど)

口座が凍結された後も放置を続けると、口座の預金は州に移管されてしまうこと
・私のお金は既に州の管轄になっているので、返金手続きは銀行ではなく州に対して行わなければならないこと

これらについて詳しく説明してくれました。
私、もう大ショックです。

なんていうか、本当にショックとしか・・・
暫く放心状態でした。

メインで使っているアカウントじゃなかったため、扱いが雑になっていたのがダメだったんですね。
メインの銀行口座(他行)は最低月1回はログインしてたので問題は起こらなかったんだけど、こっちのアカウントに関してはそれまでも放置気味でした・・・。反省。

でもでも!口座を放置しちゃってたのは私のミスだけど、一応日本に長期滞在する前に銀行に相談に行ったわけだし、そこでは「60日間何の動きもないと休眠口座手続きが取られる」と言う話は一切してくれなかったし、”一定の残高があれば大丈夫”って聞いてたのに、なんだかなぁ・・・。

ダメ元で、

・銀行に相談に行った時は60日間のルールについては一切教えてくれなかった
・彼が教えてくれたのは、一定の残高があれば問題ないということだけ
・凍結前に封書を送ったと言うけれど、うちには届いてない

・そもそも長期間留守すると伝えてあるのに、家に封書送られても困る!

これらの4点を伝えてみたけれど、当然何の解決にもなりませんでした汗
一応、「ご不便おかけし申し訳ございません」とは言ってもらえたんですけどね。

アメリカで口座凍結された(未請求資産になった)時の対処法

私の預金はどうなったかというと、Unclaimed Property(未請求資産)としてニューヨーク州が管理している、とのことでした。

対処法としては、”unclained.org”というウェブサイトから手続きを行えば返金してもらえます。
私の場合は夫が対応してくれましたが、「返金手続きのやり方わからない!」という場合は、そういう業務を請け負ってくれる会社があるみたいなので、利用してみるといいかも。

調べてみたらこんなサービスがありました↓
https://apostille-office.com/

アポスティーユ申請サポートセンターというサービスで、ビザ申請(海外就労、海外留学)、海外口座開設・解約、翻訳認証、国際結婚、国際離婚などのサポートをしてくれるらしい。

もちろんお金はかかるけど、本当に困った時には助けになるかと思います。
私は使ったことがないのでサービスの良し悪しについては語れないけれど、ウェブサイトを見ると、実際にアメリカの銀行口座が凍結された人も利用したみたいなので・・・。

結論!アメリカの銀行口座を持ったらこまめにログインするべし!

そんなこんなで、今回は私のアメリカの銀行口座が知らぬ間に凍結されてしまっていた話を書いてみました。

日本の銀行では、口座が凍結されるまで10年と聞いたことがありますが、アメリカはあっという間に凍結されてしまうので、口座を持っている方は気を付けた方がいいです。

この記事でも書いた通り、カスタマーサービスの対応は最悪なので。

ちなみに、私が使用している銀行は60日とのことでしたが、銀行によって期間は大分違うと思うので、今一度ご確認を~。

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