話す言語によって性格が変わるというのは本当か?バイリンガル以上の友人たちに聞いてみた

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文化(アメリカ・NYC)

こんにちは。

あなたは「話す言語によって性格が変わる」という話を聞いたことがあるでしょうか?
最近家族や友人とこの話題で盛り上がることが多いのと、自分でも心当たりを感じるので書いてみたいと思います☆

話す言葉で性格が変わるって本当?


メッセージ (字幕版)

これ、時々聞きますよね。

そういえば少し前に見た映画「メッセージ」でも登場人物の言語学者がそういった内容のことを話していたと記憶しているのですが、これ、思いっきり心当たりがあります。
私は基本的に英語で、そして時々日本語も使って生活しているのですが、確かに日本語を話している時と英語を話している時は性格が違っている気がします。

それぞれこんな感じ。
日本語で話している時の性格
・・・感じよく、他人を気遣い、謙虚さを忘れず、出しゃばりすぎない、(悪い)本音は隠す
英語で話している時の性格
・・・堂々と自信たっぷり、おおらかに、ユーモアを忘れず、自分の意見はストレートに
1人の人間ですが、話す言語によってこれだけ変わるんですよ・・・。

日本語で話している時は「個」というより、協調性優先で会話している気がします。
自分の意見を言う時も、あまり過激発言は控え(笑)、場の空気に応じたものにしているというか。

アメリカ生活が長くなってきたせいか、最近日本でも嫌なものに関しては嫌だと言うようになってきましたが、それでも基本的に表現は遠回しだったり。
とにかく一緒にいる人に不快感を与えないように、楽しい時間を過ごせるように、ということを第一にしているような感じでしょうか。

一方、英語で話してる時は、身振り手振り加えて自信満々に話します 笑

そして、表現がストレート
あまりまどろっこしい表現は使いませんし、例えばサービスなどで不満があったかどうか聞かれた時なども、改善してほしい点があった場合は面と向かって伝えます。

もちろん、感じの良い伝え方をするように工夫はしていますが、不愉快な思いをしたにもかかわらず「いえ、大丈夫です」とは言いません。
(日本では基本「いえ、大丈夫です」としかいいません (;^ω^))

全員じゃないのですが、米国の特性というか、あまりにも謙虚に対応しているとなめられることがあります

丁寧に接していることをわかってもらえず、「コイツなんてちょろいもんだ」と付け込まれるので、ペコペコニコニコするのではなく毅然とした態度を心がけています。

つまりは、言語によって人格が変わっているわけではなく、
その場に適応しやすいよう、態度を使い分けている
、という表現が適切かもしれないです。



バイリンガル以上の友人にも言語によって性格や態度が変わるか聞いてみた

私一人の意見では説得力に欠けるので(?)、バイリンガルの友人たちにも聞いてみました。
(上3人はアメリカ人、最後の人が日本人です)
●Mくん
年代 30代
言語 英語と日本語

英語で話している時・・・フレンドリー、ブラックジョークが多い、嫌な相手にはそれが伝わるように意思表示する

日本語で話している時・・・礼儀正しい、相手の気に障るかもしれないことは言わない、平和に楽しく

●Jちゃん
年代 20代
言語 英語とスペイン語

スペイン語で話している時・・・遠慮がない、とてもフレンドリー、ジョークが多い、感情を我慢しない

英語で話している時・・・感情表現は控えめ、ポジティブ、すぐ決断

●Tちゃん
年代 20代
言語 英語とロシア語

英語で話している時・・・フレンドリー、堂々と、明るい、よく笑う、知らない人とも会話を楽しむ

ロシア語で話している時・・・用心深い、あまり知らない相手にはフレンドリーではない、シャイ

●Eさん
年代 30代
言語 英語と日本語

英語で話している時・・・思考も行動も大胆、自己主張多め、気性荒め、ジェスチャー多め、オーバーリアクション

日本語で話している時・・・悪目立ちしないように、謙虚、喋っている時はほぼジェスチャー無し

え?!データ、たったの4人?!


もう一人いたんだけど、「そんなに変わらないかも」と言われたので・・・(;’∀’)

でも多くの人はやっぱり話す言語によって態度が変わっているみたいですね。
ちなみに4人目のEさんは日本人です。

日本でもアメリカでも会ったことがありますが、確かに別人 笑

日本ではすごく気が利いて礼儀正しい女性ですが、
アメリカで会うと良い意味ですごくくだけた感じになります。

日本でいる時は日本人っぽくなり(いや、日本人ですが)、アメリカにいるとアメリカ人っぽくなってる気がします。
そして本人も言う通り、アメリカでいる時は喜怒哀楽激し目かもしれません (*^^*)

バイリンガルは楽しい!

言語で態度を変えるなんて面倒に思えるかもしれませんが、実際はそうでもないです。

アメリカに来てすぐのころは日本人の癖が抜けず、軽く会釈をしたりもしていましたが知人に「アメリカではしなくていいよ、というか必要ないよ」と止められてからは一切しなくなりました。

会釈は考えてするものではなく、自分にとって自然な行動だったので「するなと言われても・・・」と最初は思っていたのですが、そのうち慣れました。

今では英語を話している時の自分も、日本語を話している時も違和感なく楽しんでいます。

今はスペイン語もだいぶ話せるようになってきたので、もうちょっと上達したらスペイン語を話している時の自分の性格?態度?もレポしたいと思います

ではまた。

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