「英語の上達には音読が良い！」と聞いて実践してみたものの、全然効果が出なかったという方、挙手お願いします。
結構いっぱいいるはず。
一度音読を試して効果が見えなかった方は「もうやりたくない」と思っているかもしれませんが、音読は非常に効果的な学習方法の一つです。
音読を取り入れることで、リスニング力やスピーキング力、さらには発音の改善にも大きな効果をもたらします。
この記事では、音読が英語学習にどのように役立つのかを詳しく解説するとともに、効果的な音読のコツや、レベル別におすすめの洋書を紹介します。
音読の習慣を身につけることで、英語力を飛躍的に向上させましょう。
英語学習における音読の効果
私も「音読をすると英語が上達する」と聞いて、必死に音読に取り組んだ一人です。
やっている時は、「上達してる気がまったくしない。時間もったいなーー。」と思っていたのですが、後に音読の効果を知ることとなりました。
音読を繰り返すと重要フレーズごと頭に入るので、後々ずっと役立つ！
早速、音読の効果について解説していきますよー！
①音読でリスニング力向上！
「音読でリスニング力が上がるって本当なの？」と思っている方。
答えは”YES”です。
不思議かもしれませんが、音読を通じて、英語の音やリズム、イントネーションに自然と慣れることができます。耳で聞いた音を声に出して再現する過程で、リスニング力が強化されるからです。
おすすめなのは、オーディオブック等を利用し、ネイティブの音声を聞きながら音読（リピーティング）すること。
ネイティブの音声を一文聞く
→音声を止めて同じように発音する
→繰り返す
繰り返し音読することで、英語独特の音の連結や消失音など、ネイティブが話すスピードに慣れることができます。
自分1人での音読も効果がありますが、お手本となるネイティブの音声を聞きながら音読することで、効果的にリスニング力を伸ばすことができるので、ぜひお試しを！
私もネイティブの音声を聞きながら音読してました。
意識的に真似しながら読むと、かなりリスニング力が上がります！
②音読でスピーキング力が伸びる
音読は、スピーキング力を向上させる最も効果的な方法の一つでもあります。
文章を声に出して読むことで、自然な表現やフレーズを学ぶことがができます。
ただ黙読するよりも、記憶に残りやすいんだよね。
だから誰かと英語で話す時にも、フレーズを使いやすいという効果が・・・！
また、音読する際に、正しいイントネーションやアクセントを意識することで、英語を流暢に話すための基礎が身につきます。
③音読で発音改善
音読を行う際には、発音を意識することが重要です。
自分の発音を録音して聞き直したり、ネイティブの音声と比較して修正したりすることで、発音を改善することができます。
また、シャドーイング（聞いた音を即座に真似て発音する学習法）を取り入れると、より実践的な発音練習が可能になります。
ちなみに私は、自分のシャドーイング学習中の音声を録音していました。
「今の音読はかなりうまくいった！」と自信満々に録音した音声を聞き、撃沈したこと数知れず。
でも自分の発音を客観的に聞くことができるので、発音改善にはもってこいです！
効果的に音読を行うためのコツ
音読をする際のコツを紹介！
これらを意識するだけで、効果的に音読できるようになるよ！
目標設定と進捗管理をする
音読を効果的に行うためには、明確な目標を設定し、それに向かって計画的に進めることが大切。
例えば、「1日10分の音読を1ヶ月間続ける」「洋書のオーディオブックを毎晩聞く」など、具体的な目標を立て、進捗を確認しながら音読をすることで効果を実感しやすくなります。
私は「シャドーイングをしながら正確な音を身につける」「音読を通して単語力をつける」などを意識しながら音読に取り組んでいました。
目標に近づいていると実感できると、「もっと頑張るぞ！」とより学習に身が入るはず！
適切な音読用洋書を選ぶ
音読する素材は、自分の英語レベルに合ったものを選ぶことが重要です。
自分のレベルより上の素材を選ぼうとする人が多いですが、逆効果です！
早期の挫折に繋がるので、自分に合ったレベルのものを選ぼう！！
私も経験あるけれど、
内容が頭に入って来なくて勉強にならなかった！
初心者は簡単な短文や童話などから始め、中級者以上はニュース記事や文学作品など、より複雑な文章に挑戦してみましょう。
また、自分の興味に合った内容の素材を選ぶのも重要。
関心のある素材を選ぶことで、学習のモチベーションを維持しやすくなります。
私の場合は、料理や健康に関する話題の素材を意識的に選んでいました。
英語も上達するし、関心のある分野の知識を深めることもでき、一石二鳥！！
音読を習慣化する
音読を習慣化するためには、毎日少しずつでも続けることが重要です。
例えば、朝の通勤時間や寝る前の10分間など、日常のルーティンに組み込むことで、無理なく習慣にすることができます。
また、モチベーションの維持も大切。
進捗を記録したり、学習アプリを活用したりすることで、モチベーションを維持しやすくなるのでぜひ活用してみてください。
レベル別のおすすめ洋書
ここからは、レベル別のおすすめ洋書を紹介します。
自分に合ったレベルの洋書を使うと、学習効果もより高まります。
効果的に音読をするためにも、
自分のレベルに合った洋書の中から、楽しめそうな内容のものを選んでね！
初級者向け洋書
初級者には、簡単な文法と語彙を使った洋書がおすすめです。
例えば、「The Little Prince」（星の王子さま）は、シンプルな言葉で深いテーマを描いているため、初心者にも読みやすいです。
また、短編小説や子供向けの絵本も、音読の素材として適しています。
子供向けの本は、お子さんと一緒に読むのもおすすめ。
絵本は表現力を養うのにはもってこいです。
子供向けだからって侮れない！
中級者向け洋書
中級者には、少し複雑な文法や多くの語彙が含まれる洋書がおすすめです。
例えば、全世界で大ブームを巻き起こした「Harry Potter」シリーズは、物語が面白く、挫折することなく完読できる洋書の1つ。
本を読んだことがなくても、映画を見たことはあるという人は多いのではないでしょうか？
内容を把握していると、「英文だとこういう表現になるのか」と1つ1つ納得しながら読めるため、普段英文を読み慣れていない方でも気負わず学習できます。
また、「HOLES」も英語学習用の洋書として人気のある作品です。
HOLESは、冤罪により更生施設に送られてしまった少年の話。
易しい単語、表現が多く中高生向けの物語ではあるものの、ストーリーに引き込まれる大人が続出。
音読用の素材としてもおすすめです。
それから、「Wonder」も中級者に推奨したい洋書の1つ。
映画化されたので知っている人も多いと思いますが、遺伝子疾患のため顔に障害を持つ少年の話です。
いじめや偏見、友情、家族愛・・・1つの作品の中で色々なことを考えさせられます。
見慣れない単語なども多いかもしれませんが、全体的には読みやすく、中級者の学習用洋書としておすすめ。
上級者向け洋書
上級者には、文学作品や学術書、ビジネス書など、難易度の高い洋書をおすすめします。
例えば、アメリカで親しまれている「To Kill a Mockingbird」（アラバマ物語）は全力で推奨したい洋書の1つ。
人種差別を題材とした作品で、アメリカ人であれば誰でも読んだことがあるであろう有名な本です。
ストーリーは重めではありますが、1930年代のアメリカ南部での差別や貧困など社会問題に関する内容がテーマになっているので、アメリカに関心がある方にはぜひ読んでほしいです！
また、「NEVER LET ME GO」もおすすめ。
2017年にノーベル文学賞を受賞したKAZUO ISHIGUROの作品で、放題は「私を離さないで」。
私も持っている本ですが、複雑なテーマと豊かな表現が含まれており、深く読み込む価値があります。
音読に関するQ&A
音読に関する質問に答えていくよ！
- Q音読をする際に、何回くらい繰り返すのが良いですか？
- A
1つの文章を10回以上繰り返すのが理想。
繰り返し音読することで、文の構造や表現が自然と身につきます。
- Q音読する時間帯はいつが効果的ですか？
- A
特に決まった時間帯はありませんが、朝の時間は頭が冴えており、集中しやすいのでおすすめです。
また、寝る前に音読するのも◎。
学習内容を定着させる効果も期待できます。
まとめ｜英語学習に音読を取り入れよう
今日は、英語学習で効果的に音読するコツやおすすめの洋書を紹介しました。
英語学習における音読の効果は非常に高く、リスニング力やスピーキング力、発音の改善に役立ちます。効果的に音読を行うためには、目標設定や素材選び、習慣化の工夫が重要です。
また、レベルに応じたおすすめ洋書を活用しながら、楽しく学習を進めていきましょう。
レベルに合った洋書で音読すると、
上達スピードが加速するよ！
音読を続けることで、英語力の向上を実感できるはず。
お互いがんばりましょう！！
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