中学で習う冠詞。
基本中の基本のようで、実はあまり得意じゃないという人は多いのではないでしょうか?
(私も得意ではありませんでした)
そしてこれを曖昧なままにして放っておくと、大人になってからも「???」と混乱してしまう人も多いはず。
大人でも、そして留学やビジネスで海外に住んでいる人でも冠詞が曖昧なままの人って意外にいるんです。
私自身あまり冠詞の重要性について知らず、初めてモントリオールの学校で宿題のレポートを提出した時も、何となくふわっとした知識で “a” “an” “the”をつけながら書いたのですが、先生に「そこは ”the”をつけなきゃだめよ」「そっちは ”the”じゃなくて ”a”の方ね」などと指摘を受け、
それってそんなに重要~!?と思ったりしました。(;’∀’)
でも英語ネイティブの人たちにとって冠詞はとても大事なものなので、頑張って覚えましょう。
・英語の試験で冠詞の部分になると毎回間違えてしまう
・”Dinner is ready!”という文章の前に”the”とか必要だっけ?と不安になってしまう
・英会話ではなんとなく誤魔化せてもライティングになると無理
今のうちに苦手を潰しておくと、学校の試験や、ビジネスメールにビクビクしなくても良くなります。
頑張りましょう~!
そもそも英語の「冠詞」とは?
冠詞というのは、名詞の前につく、”a”とか “an”、”the”などのことです。
ちなみに英語では冠詞のことをarticleと言います。
日本語にはないものなのでこんがらがってしまう人が多いです。
英会話はスピード感が命なので少々冠詞を間違えてもいちいち指摘されることは少ないかもしれませんが、
ライティングではそうはいきません。
アメリカで英語の先生をしている私の友人は、冠詞の間違いがたくさんある英語の文章を見ていると、それがただのメール文だったとしても添削したくなるそうです 笑
英語上達の秘訣!冠詞のルールを覚えよう
ここでは基礎を紹介していこうと思います。
1.職業には a/anをつける
・He’s a musician.
・Her sister is a doctor.
・My mother was a dancer.
・My brother is an architect.
2.単数の数えられる名詞には必ず冠詞(a/anまたはthe)、もしくは限定詩(my, your, this, thatなど)がつく
*対象の名詞が特定できない時は、不定冠詞(a/an)を使うことを覚えておいてください。
・Do you want a drink?
これは特定の飲み物ではないので “a” がつきます。
・I saw a woman at the store.
彼女が誰だか分からず、特定はできないので “a” です。
*対象の名詞が特定できる場合は定冠詞(the)をつかいます。
・Have you seen the cat?
質問者も聞き手もその猫のことを知っており、特定ができるので “the”になります。
・I’m going to take the dog for a walk.
ペットについて話している内容で、そこら辺の知らない犬たちのことを話しているわけではありません。
3.可算名詞、不可算名詞で一般的な話をする時は冠詞がつかない(無冠詞)
・Birds eat rice.
・Alpacas live in Bolivia.
冠詞に強くなるにはどうしたらいい?英語で読書がおすすめ
以前、冠詞が苦手だった頃、ネイティブスピーカーとの会話で “My sister is housewife.”と言ったところ、
すぐさま 「 “My sister is a housewife.”でしょ」と直されたことがありました。
その時の私は、「sisterは1人(sistersじゃない)だし、housewives(複数) じゃなくて housewifeって言ってるんだから、
冠詞のaを忘れても問題じゃないでしょー」、なんて思っていました。
でも、英語ネイティブにとってはそうではないらしく、aやtheの間違いをちょこちょこ指摘されることがあり、きちんと勉強しなきゃいけないかなと思うようになりました。
最初は問題集などもやっていたのですがなんだか単調でつまらなくなってしまい、読書をするように。
自分の英語レベルより簡単なものを選び、冠詞を意識しながら読むことにしました。
そうやっていると、「ああ、この場合はaじゃなくてtheなんだ」とか「この場合は何もつけなくていいんだ」とか、
なんとなく感覚でわかってくるようになりました。
時間はかかりますが、そうやって勉強すると読書のついでのような感覚で、勉強させられているような気にはならないのでオススメです。
鉛筆で冠詞の部分に印をつけるのもオススメです。
こうやっていくと文法書とにらめっこして難しい顔をしているよりも効率的かもしれませんよ!
試してみてくださいね。
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