「英語の音声を流してるだけでも英語って話せるようになるの?」
と、未だに多くの友人に聞かれます。
英語が得意な人の中でも意見は分かれているようですが、
私の意見は「英語を聞き流してるだけでは話せるようにならない。でもその気になればすぐリスニングができる環境を作っておくことは悪くない」ということです。
「えーー英語聞いても意味ないの?」とがっかりしないでくださいね。
私も未だに英語の音声流しっぱなしにしてたりします。
詳しく書いていきますね。
英語を聞き流すだけでは効果が出ない理由
それでは早速、聞き流すだけではスピーキングもリスニングも上達しない理由について書いていきたいと思います。
注意:私の個人的な考え方です。
① ただ英語を聞き流しているだけでは集中しにくいから
たとえば、日本のCMでも英語の音声を使っていたりしますけど、いちいち全部に集中して聞いていますか?
きっとほとんどの方が文字通り「聞き流しているだけ」なんじゃないかと思います。
これではほとんど意味がありません。
耳を素通りはしていても集中して聞いてはいないですよね。
残念ながら音が聞こえてきているだけの状態では話せるようにもならないし、リスニングが上達することもほぼありえないと思います。
② 英語特有の「音」を知らない場合、勝手に聞き取れるようにはなかなかならない
例えば、英語には「リンキング」というものがあります。
“I want to~”という表現を学校で習うときほとんどの人が「アイ ウォント トゥー」と発音するかと思いますが、
英語のネイティブスピーカーは「アイワナ」みたいな感じで発音します。
これはリンキングと言い、文章の2つの単語が連続した時に発音が変わってしまう現象のことです。
このように、英語のネイティブスピーカーは「リンキング」を多用する傾向があるのですが、この現象を知らないと「???」のままです。
ただ英語の音声を流しているだけで「聞き取れるようになる」というのは至難の業かと。
(「なんか、ワナワナ言ってるな~」などと気づくことはあるかもしれませんが(;’∀’))

怒りに震えた時の表現の「ワナワナ」じゃないよ!
③ 単語も発音も意味も知らない状態でいくら聞いたところで理解できるようにはならない
英語じゃないのですが「アブエロ」という言葉を100回聞いたからって意味を推測できるようにはなりませんよね?
(ちなみにアブエロabueloはスペイン語で「おじいさん」という意味です)
英語も同じで、ある程度単語力もリスニング力もある上で、自分より少々レベルの高い音声を聞いたら知らない単語でも推測できるかもしれませんが、そこまでのレベルに達してなければ、たまーに知っている単語が自分の耳を通過していくだけなんです・・・。
効果のあるリスニング上達方法は?
残念ながら、ただ単に英語の音声を流しているだけで英語が上達することは難しいということをお伝えしましたが、
「じゃあどうすれば効果が出るの?」とお思いですよね。
答えは「リスニング上達にはそれなりのトレーニングをするのが一番」ということです。
英語圏に数年住んでいてもリスニングが全然上達しない、ローカルの人の言っていることが全然わからない、という人もたくさんいます。
つまり、日常的に英語を聞く環境に身を置いているからといって、必ずしも英語が上達するわけではない、という証明ですよね。
ちなみに、私自身も過去に「聞き流すだけ」英語を性懲りもなく何度も何度もやったことがあります。
でも、「聞き流し」たことによる成果はほぼゼロでした。
私がどうやってリスニング力を伸ばしていったかについてお話ししますね。
① シャドーイングでリスニング力UP
聞こえて来た英語音声の2~3語後を追いかけるようにして真似しながら発音していく方法ですね。
忍耐力が必要ですし、最初はうまくできなくてイライラします。(え!私だけ?)
でも、どうか諦めずに1か月でいいのでやってみてください。
根気よく頑張れば、いつの間にか英語の音に慣れている自分がいるはず。
決して器用ではない私が成功したのであなたも大丈夫なはず。
② ディクテーションでリスニング力UP
ディクテーションとは英語音声を聞きながらそれを文字に書き起こすトレーニング法です。
なぜこれがリスニングに良いかというと、1文字1文字書いていくことで、それまで聞き取れなくてもあいまいにしていた部分が明確になりやすいからです。
ディクテーションに関しては過去記事リスニングが苦手?どうせ英語を勉強するならディクテーションを極めろ!をご一読いただくと、やる気が出るかもしれません(*´∀`*)
おわりに。私が英語音声を流しっぱなしにしている理由
さて、英語の聞き流しでは英語は上達しないよ、ということと効果のあるリスニング法について書いて来ましたが、最後にもう一つ。
冒頭で「私自身、英語音声流しっぱなしにしている」ということをさらっと書いたのですが、それについてです。
ここで書いた英語音声とはラジオのことなんですが全く真剣に聞いているわけではありません。
いくつかお気に入りのコーナーがあり、それだけはしっかり聞いていますが、それ以外はほほ「英語聞き流し」状態です。
でも、全然聞いていないようで突然情報が耳に入って来ることがあるんです。
それはお気に入りのデパートのセール情報だったり、大好きなアーティストの公演情報だったり、イベント情報だったりと内容はさまざまなのですが、そういう話題になると突然反応してしまう私の耳。
日本でもありますよね。
テレビはついているけれど見てもないし、聞いてもない。
でも、注意が向いていないようでも何か自分に関心のある話題やCMが始まると一瞬にして目線はテレビの方へ!!
それと同じ感じです。
日頃からシャドーイングやディクテーションで英語耳を作っておくと、聞き流しをしていても自分の興味のある話題では突如反応できるようになります。
そう、日本語と同じように。
またラジオだと「さあ、リスニングするぞ!」と気負わず気軽に始められるところがいいですね。
基本聞き流しているだけでも、聞く気になったら環境はすでに整っているという状態になっているのが◎。
そういった意味でもラジオは最適です。
音楽もかかるし、1人でいても寂しくないし 笑
私が聴いているラジオ番組に興味のある方は過去記事【アメリカのラジオ】ニューヨーカーが聴いているラジオ番組106.7Lite FMをどうぞ!
なんだか取り留めのない文章になってしまいましたね・・・。
長くなったのでこの辺りで終わります。

とりとめがないのはいつもの事でしょ!!
今日も最後までありがとう!また次回ニャ!
コメント