ニューヨークで運転免許取得!一発合格の秘訣!筆記試験の必要書類から合格まで詳しく解説

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文化(アメリカ・NYC)

2018年、ニューヨークで運転免許証を取得しました。

ニューヨーク州の試験は他の州に比べて厳しい、難しいと散々聞いていたものの、幸運なことにすべて一発合格できました!

ここでは、アメリカ人でさえ行くのを嫌がるDMV (Department of Motor Vehicles)のこと、筆記試験、5時間講習、路上教習(ロードテスト)について、詳しく書いてみたいと思います。

ニューヨーク州で免許証を取ろうと思っている人のお役に立てたら嬉しいです!
 
 

ニューヨーク州の運転免許筆記試験に必要な書類を準備

必要書類は組み合わせ自由で色々な選択肢がありますが、それぞれに点数があります。
例えばパスポート3点、米国の結婚証明書2点、ソーシャルセキュリティーカード2点のように合計が7点になるように計算して持って行かなければいけません。
 
以下は私が実際に持参したものです。

・パスポート…(有効なビザ付きのもの)
・ソーシャルセキュリティーカード
・米国の銀行が発行したATMカードかクレジットカード
・公共料金の請求書…(名前と住所が確認できるもの)

★詳しくはフジドライビングスクールのHPで説明してくれてます。
 
 

・申請料80ドル…クレジットカード可ですが、システムの故障等トラブルに備え、現金も持参した方が良いかもしれません。
・申請書(MV-44)…DMVでもらえます。もしくはダウンロード可。
・筆記用具

ニューヨーク州の学科試験対策の勉強はこの2つがおすすめ

ニューヨークで運転免許取得!一発合格の秘訣!筆記試験の必要書類から合格まで詳しく解説

まずは学科試験について簡単に説明します。

筆記試験は英語または日本語で受けられます。
が、英語で試験を受けることをオススメします。

なぜかというと、日本語版の試験の日本語訳はあまりにも不自然で、文章の意味が理解できないことが多いそうです。

英語が不得意だからと日本語訳での試験を選択したものの、書いてある内容が理解できずに不合格になった人の話も聞いたことがあるので、がんばって英語で受けてみてください。

あらかじめ試験対策の勉強をしておけば、英語が不得意でも大丈夫!

筆記試験は20問中16問以上正解で合格です。

ニューヨーク州の試験は難しいとよく言われますが、これから紹介する2つをきちんとやっておけば試験に落ちることはないと思います。頑張って!!

筆記試験対策の勉強はテキストなども出ているそうですが、私は一切使いませんでした
以下の二つが試験対策に有効だったのでオススメです。
 

①DMVの試験問題対策集

DMVのウェブサイトにアクセスし、州(ニューヨーク州)を選択すると、試験対策の練習問題が出て来るので、それを何度か繰り返しやっておくと安心です。
↓↓↓

DMV筆記試験予想問題集
 

②日系の自動車学校フジドライビングスクールの筆記テスト問題集

 
ニューヨークにある日系の教習所「フジドライビングスクール」のウェブサイトに、テストの問題集が載っています。

これがものすごく優れもの!
日本人のために、問題と解答が2か国語(日本語と英語)で書かれているのです。
 
日常英語は大丈夫でも、交通や運転用語に慣れていないという方にぴったり。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
フジドライビングスクール筆記テスト予想問題集
 


ニューヨークのDMVで筆記試験を受ける

DMVはDepartment of Motor Vehicles の略で、交通局、陸運局のような存在です。
残念ながら平日しか開いていません

学校や仕事がある人は大変ですが、半日休をとって行ってみてください。

DMVは事前に予約もできるそうですが、実際に予約した人が当日行ってみると、普通に大行列の最後尾に並ばされたと言っていたので、私は予約無しの状態で行きました。
特に支障はなかったです。

色んな人からDMVの職員は態度が横柄な上に仕事が適当、二度と行きたくない等聞いていたのですが、私が行った時に接したスタッフの人たちはそこそこ感じが良かったです。(確かに仕事は適当な面もありましたが)

ゆるーい雰囲気でした

まずは申請用紙に記入し(書類に自分の身長を記入する箇所があるのですが、単位はセンチメートルではなく、フィート表記になりますので知らない方は調べて行ってください)、窓口に提出します。

窓口では書類のチェックをされ、書類に不備がなければ試験開始。試験で使用するコンピュータを指定されます。

ちなみに私の友人は間違って自分の身長を20センチ(!)ほど高く申告してしまいました。
しかし、受付でも特に突っ込まれることなく、申告したままの身長が免許証に記載されることになりました・・・。
 
皆さんもお気をつけください。
 

ニューヨーク州のDMVで筆記試験!運転免許取得に一歩前進

試験中は机の上に不要なものを置かないようにという指示を受けた後、指定のコンピュータへ。

回答は選択形式になっており、いくつかの選択肢の中から正しいものを選んでいきます。

アメリカは広いので州ごとに試験内容も違っており、田舎の方の試験などはかなりふざけた内容のものが出たりするそうですが、難易度が高いと噂のニューヨーク州の試験ではおちゃらけ系の問題はほぼなかったです。
 

20問解き終わるとその場で結果が出ます。
私は全問正解で試験合格しました。

アメリカ移住後、受けた初めての試験だったので嬉しかったです!

上でも書いたように、DMVのウェブサイトに載っている問題集と、フジドライビングスクールのページ上の予想問題の中からほぼ全部出題されました。
これらの2つをやっておけば筆記試験は心配ないはずです。
 

アメリカの視力検査と免許証用写真撮影そして費用支払い

ニコッ

 
 
試験に合格すると、次は窓口で視力検査と写真撮影があります。
私はこの時も必要書類を見せるように言われました。
 

書類確認後は写真撮影です。
日本のように写真撮影用のスペースを設けているわけではなく、窓口で行います。
 
突然「ハイ、写真撮るよ。そこに立って。笑顔でもいいよ。」と言われるのでびっくりするかもしれませんが、念のためDMVに来たら身だしなみチェックをしておいてください。

私はいつ写真撮影があるかわからなかったので、
DMVに着いた瞬間に手櫛で髪の毛を整えておきました。笑

アメリカの運転免許証用写真は笑顔でも構いません
せっかくなので私は笑顔で写りました。

ニューヨークで運転免許取得!一発合格の秘訣!筆記試験の必要書類から合格まで詳しく解説

 
次に視力検査です。
 
日本では視力検査用の機械を使用し、片目ずつ行われますが、アメリカの視力検査は、ボードに書かれたアルファベットを読み上げるだけで終わりです。
 
しかも片目ずつではなく両目で。簡単~!
 
でも、考えてみると、基本的には片目で運転することはないので、日本の視力検査も両目で受けられて、検査用文字も漢字や平仮名だったら簡単なのになーなんて思いました。
 
撮影後、書類にサインするように促されましたが、そのサインが免許証に載ります。

私は慌てて適当なサインをしたので後悔しているYO・・・

視力検査、写真撮影が終わると支払い窓口で約80ドルを払います。

ここでは仮の紙製の仮免許を受け取りますが、本物の仮免許(実際の免許証とほぼ同じ)は1~2週間で自宅に届きます

これで筆記試験は終わりです。お疲れ様でした。

 
 
ニューヨークのDMVはどこも大混雑だという噂を聞いていましたが運が良かったのか私が行った時には1時間ほどで全て終わりました。
(混雑してそうな午前10時に行ったのですが)
 参考までに。

ニューヨークの自動車教習所で5時間講習

仮免許証が自宅に届いたら、自動車学校に5時間講習の予約をします。

ニューヨーク州で運転免許を取得する場合、DMV認定の自動車学校にて講習を受けなければならないのですが、他の州ではこのような講習は義務付けられてないのだとか。

ちょっと面倒だと思っていた5時間講習ですが、私が行ったクイーンズの自動車教習所では5時間どころか1時間半ぐらいでした・・・。
 
他の教習所では技能検定試験で受かるコツや、ミスしやすい箇所などをホワイトボード使って教えてくれるという話を聞いていましたが、私が行ったところではビデオを見ただけで終わりました。
 

しかも、丁度同じビル内で工事をしていたらしくドリルの音が響き渡っており、
ビデオの音声もほぼ聞こえませんでした 汗

ホント、てきとーなもんです。
 
 



 

ロードテスト(路上試験)の準備を始めるinニューヨーク

仮免許をゲットし、5時間教習を受講し終わったらいよいよ路上試験の準備に入ります。

まずDMVに路上試験の予約申し込みをします。
ロードテスト(路上試験)も筆記試験と同じく平日のみです。

ちなみにアメリカでは路上試験で使用する車は受験者が用意しなければなりません。

びっくりですよね。

多くの人は、

1.家族や友人の車を借り
2.レンタカーを借りる
3.自動車教習所のレンタルサービスを利用する

この3つのいずれかの方法で車を手配するそうです。

聞いた話では多くの人が家族や友人に車を借りて、自信がつくまでみっちり練習を重ねてから路上試験に臨むんだとか。

私の場合、車を借りられるような知人はいないので2か3になるのですが、結局前回5時間講習を受けた教習所でレンタルすることにしました。

多くの場合、車のレンタルのみではなく、ついでに試験前の路上教習をセットで申し込むらしいです。
確かに初めての左ハンドルがいきなり試験というのは恐ろしい・・・。

教習所では事前の路上教習で8時間コースを選択する生徒が多いらしく、私も8時間を強く勧められたのですがあまり時間もなかったので必死で断り、2時間コースを選びました。(私が行った教習所では路上練習は2時間コースからのみ)

なぜレンタカーではなく教習所の車レンタルサービス(+事前教習)を利用したかというと、教習所はDMVとのコネクションがあるため直接DMVに予約を申し込むより早く試験を受けられるという話を聞いたからです。

真偽のほどは定かではありません・・・。

特に、ニューヨーク市のような大都会では予約から試験を受けるまでに2か月ほど待たなければいけないこともよくあるらしく・・・。
早く免許証を取得したかった私は、早く取れる可能性が高い方を選んだというわけです。

教習所で事前教習2時間分と路上試験の際の車のレンタルサービスを申し込むと、試験日については分かり次第連絡する、1週間ぐらいで連絡できると思う、と言われました。(やはり教習所が直接DMVに予約をしてくれるみたい)
 
 
結局のところ、私の場合は3週間ほどで試験日の日が知らされました。

そして、「試験は午後からなので、あなたの事前教習は当日の午前中にします。10時に教習所に来てください。」と。

事前教習って試験日の数日前にすると思い込んでいたのですが、どうやら私が申し込んだ教習所では当日にするみたいです。

午前中に事前教習、午後から路上試験。
ほとんどぶっつけ本番!!

不安で仕方ない私。
 


ちなみに・・・・・まるで何事もなくあっさりと試験日が決まったような書き方をしましたが、
実際は2週間以上経っても連絡が来なかったので、こちらから教習所へ問い合わせをしなければなりませんでした。
 
電話をすると、
「PCが駄目になってしまい、顧客リストが吹っ飛んでしまって連絡手段がなかった。
そちらからかけてくれて良かった、ありがとう。
ずっと連絡できなくてごめんなさいね。」

と言われてビックリ。
 
 
つまりこちらから連絡をしなかったら、先方から電話がかかってくることは一切なかったというわけです。

ちなみに教習費と試験費用は支払い済み・・・

その上「試験日は今から2~3週間後でもいい?」というので、「可能であればもう少し早くしてほしい。早く試験が受けたくてお宅を選んだので」とダメ元でこちらの希望を伝えてみました。
 
その後4~5回のやり取りの後、「1週間後に空きが出たのでそこにあなたを入れられる。でも事前教習では英語が話せる教官がいないんだけどそれでもいい?と驚きの発言!!
 
英語が話せないのならどうやって意思疎通をはかるのかと聞いてみると、「イラストで。」と信じられない返答が。完全にギャグですね。

まさかの回答に心の中で笑ってしまいました

それはそれで面白そうだと思ったのですが、その後また教習所のマネージャーから連絡があり、
「英語ペラペラの教官を確保できたから心配しないで」と。
 
ホント、アメリカってめちゃくちゃですよね。面白いですけど。
 
 

ニューヨーク州の路上試験までに頭の中に叩き込んだこと

日本では毎日のように運転していた私ですが、アメリカに来てそこそこ長いし、左ハンドルを運転するのは初めてだったので本当に不安だらけでした。

やっぱり何度も勧められたように事前教習を8時間にしとけばよかったかな、とも思いましたが今更変えられません。

とりあえずYouTubeで試験について語っている人の動画を見たり、ネットの体験談を読みまくりました。

そこで私が特に気をつけようと思ったことを箇条書きにしていきます。

ちょっと長くなるので、適当にスクロールしながら読んでね。

・方向指示器のことは、ウィンカーとは言わずシグナルsignalやブリンカーblinkerと呼ぶ
・アクセルペダルはガスペダルと呼ぶ
・一時停止の標識を見つけたら、標識のすぐ手前と交差点手前の2回停止をする(停止する時間は2~3秒ほど)
・信号のない交差点でALL WAY表記のあるストップ標識がある場合は交差点に到着した順に動き始める。
・ALL WAYのストップサインのある交差点で自分に優先権がある場合、横から車が来ていてもスピードを落とさないように(優先権を理解していないとみなされる)
・信号、一時停止の標識のない交差点を通過する場合はむやみにブレーキを踏んで減速したりせず速やかに通り過ぎる
・雨の日はワイパーとライトを使用
・バックする時はルームミラーを使わずに身体ごと後ろを向いて後方確認をする
・パラレルパーキング(縦列駐車)は縁石に当ててしまうと失格になるので、それよりは少し浅めにパーキングする方がマシである。(路肩と車のタイヤの距離が30センチ以内に停めるのがベスト)
・右左折の際、歩行者がいたら必ず道を譲る(これをしないと一発失格)
・スクールバスが停車している時(赤いライト&ストップサイン)は同じ方向のみならず、反対車線の車も停車しなくてはならない
・右左折の際は教官から指示がでたら早めに方向指示器を出しておく
・スクールゾーンでは必ず速度を落とす
・3ポイントターンで路肩に寄せる時は右に方向指示器を出すことを忘れないように→対向車線に突っ込む時には必ず左に指示器を出し、前方後方の目視確認をしっかりする。ターンの途中、バックする時は下がりすぎて中央線を越えすぎないように。
・3ポイントターンは他にも言い方がある・・・Kターン、Yターン、ブロークンUターンなど人によって言い方が違うが、全て同じターンを指す
・”Pull over”という指示は3ポイントターンの合図のようなもの。停車できそうな場所をすぐ探し、ターンの準備を。
・緊急車両のサイレンが聞こえたら、どの方角に向って走っているか見極められるまで縁石に寄せて待つ。こちらに向かって来ているのがわかった場合は通り過ぎるまで動かず待っていること。

この辺りでしょうか。

正直私はALL WAYのストップサインは未だに苦手です。
日本人にはあの優先権というのが理解し辛いというかなんというか。

でも事前練習で散々(?)練習したおかげで少しは慣れました。

 


自動車学校の路上教習を受けるinニューヨーク(怒鳴られ続けた2時間)


2時間も怒鳴られっぱなしだなんて、なんという屈辱!・・・クッ!!


周りの人たちから、路上教習ではまず教官が交通量の少ない場所まで乗せていってくれ、そこで練習をすると聞いていたのですが、私の場合は一番初めから自分で運転させられました 汗
 
練習場所も、バンバン車や自転車が通って全然落ち着かないところでした。
 
 
しかも2時間キレられっぱなしでした。

路上試験対策の動画では、『一時停止サインのない交差点ではブレーキを踏んで減速すると減点対象になるが、念のためアクセルから足を離していつでも止まれるように準備しておきましょう』と書いてあったのでそのようにしたら、

「アホ!勝手にペダルから足を放して停まる準備するな!さっさと通れ!」

・・・・(びっくり)

それから、対向できないぐらい狭い道で前から車がやってきたので、機転を利かせたつもりで道の端に寄ったら、

「勝手に寄るな!!へたくそ!!」

「パラレルパーキングでバックする時、ブレーキ踏もうとするな!」

「ALL WAYのストップサインの意味がまっっったく分かってないな。今のはお前に優先権があるんだ、とっとと行け!」

「まったく、こんなんのくせに自国で運転歴があるだなんて聞いて呆れるわ チッ(舌打ち)」

ずーっとこんな感じで凹みました 笑

ちなみに教官は強い訛り英語を話す中国系の中年男性が教官だったのですが、慣れるまで彼が何を言っているのかわからず苦労しました。

最終的にはとても良い人だったのですが、暴言がひどかったです(-_-;)

大人になってから、あんなに他人に怒られたのは初めてでした 笑

 
 

気まずすぎて、大汗かきました。

ついでに書いておくと、英語で「アクセルを踏み込め」は ”Hit the gas”となります。
ガスペダル(アクセル)を”ガス”と略すとは全然知らなかったので、いきなり”Hit the gas!!”と怒鳴られて戸惑いました。
 
とにかく大半怒鳴られっぱなしキレられっぱなしだったのですが、
1時間半経過したあたりから私が運転に慣れて来たのか、教官がおとなしくなってきました。
 
突然カバンを漁りだしたので何事かと思ったら、おもむろに小型炊飯ジャーを取り出して、助手席で白米を食べ始めたのには度肝を抜かれました 笑

自由過ぎる・・・笑

あ、そうだ。もう一つ。
 
ニューヨーク市にお住まいの方ならご存知だと思うのですが、ニューヨークの交通マナーは最悪です。
いくらあなたが教習車を運転中でも、他のドライバーは容赦ないです 笑
 
私の教習中も、一時停止の交差点で停止したら、後続車に思い切りクラクション鳴らしながら抜かれました 泣

しかも、私を抜いていくときに中指立てられました・・・。
これには私の教官も黙ってはおらず、窓を開けて「くたばれ、アホ!!!」と怒鳴ってくれました 笑
 
 
教官と打ち解けてきたところで、いよいよ次は路上試験です。
 
 

ニューヨークで運転免許!緊張の路上試験が始まる!リアル体験談

試験会場までは教習所の試験官が乗せていってくれました。

この日の試験官は4人ほど。黒人男性2人と黒人女性1人、白人男性1人。

私の番が来るまで1時間以上待ったのですが、その間に教官から受かるコツを教えてもらったり、各教官の好みの運転の仕方(!)など教えてもらっていました笑
 

もうこの段階では、教官と仲良くなっていました 笑

さあ、いよいよ私の番。
試験官は黒人男性で、車に乗ると「準備できたら言って」と。

シートの調節をして、シートベルトを装着して、ミラーの調節をしてエンジンかけて「用意できました」と言うと、「よし、じゃあ出せ」と。

しばらく右折左折を繰り返し、その辺りを走りました。

少しすると試験官が「プルオーバー、ブロークンUターン」と指示を出してきました。
この試験官はブロークンUターンと言いましたがこれはKターンのことです。
 

早速Kターンしようとプルオーバー(縁石に寄せて停める)をした瞬間に、前方から猛スピードで走って来た車が私たちの車の目の前に駐車するという小さなハプニング発生
しかし、後ろにゆとりがあったので、少しバックし前に空間を作ってから無事Kターンを終わらせました。

試験官は、突然前から走って来た車が私たちの車両ギリギリに突っ込んできた時には、新たにKターンのための場所を探さなければならないと思ったらしく一瞬不機嫌になっていましたが、私がそのまま無事Kターンを済ませたことで驚いた顔になり、「完璧だ」と言ってくれました。

これは、すごく嬉しかったです!

後はパラレルパーキング(縦列駐車)です。

縁石にぶつけるのが怖かったため、当たらないように意識しすぎたのか、縁石とタイヤの間隔が35センチほどになってしまいました・・・汗
しかし、試験官が「直したい?」と聞いてくれたので、お礼を言って間隔25センチほどまで詰めました。
すると「はい、いいよ」と言ってくれ、後は少し走行しただけで試験終わり。

おまけしてくれたっぽい!

時間的には、トータルで15分弱ぐらいだったと思います。

出発地点まで戻って来て機械からレシートのような白い紙を出し、「はい、あんた合格だよ。サインして。免許証は2~3週間ぐらいで自宅に届くから」と言われました。

事前教習でボロカス言われていたのもあり、すっかり自信喪失していたのですが、思いがけず受かってすごく嬉しかったです。

外で待っていてくれた教習所の教官に「受かりました!!!」と報告すると、満面の笑みで喜んでくれました。

そしてあんなに暴言吐いていたのに「あんたは上手かったから受かると思っていたよ」だそうです笑

ニューヨーク州の路上試験は全米1難しい、何度か落ちても仕方がないという話をあちこちで聞いていたので、ストレートで受かったのは本当にラッキーでした。

ただ、先に書いた気を付けるべきことを頭に叩き込んでおいたことと、YouTube等でイメージトレーニングをしっかりしておいたのが良かったかなと思います。

色々な人の体験談を聞いたり読んだりして、
気を付けるべき箇所を知っておくのは大事だと思います。

アメリカ(ニューヨーク)で運転免許証を取得して

一番初めに米国の免許証を取得しようと決めた時、何の情報もなかったためネットで色々検索をしました。

そこには、

「日本より簡単」

「筆記試験はおふざけ問題ばかりで落ちようがない」

「路上試験も簡単」

「日本では縦列駐車の試験もあったけれどアメリカでは無いし、エンジンかけて車を動かすことができたら合格」

などなど、びっくりするような情報満載でした。

ああ、これなら余裕で取れそうだと思っていたのですが、それは大きな間違いでした。

ニューヨークなどの大都会以外の地域は車がないと生活ができないらしく、少々運転が下手でも合格させてくれる州が多いとのこと。

そのため筆記試験や路上試験は一応あるものの、めちゃくちゃ簡単だそうです。

でもニューヨークは公共交通機関が発達していて(バスも地下鉄も24時間動いている)車を持たなくても生活していけることと、ただでさえ道がいつも混雑しているというのにマナーの悪さから事故を起こし更なる大渋滞を引き起こしているという理由から、試験はかなり厳しくしているんだとか。

ちなみに、日本で運転していた人は簡単に受かるかもしれないと思いがちですが、必ずしもそういうわけではありません。

日本とアメリカでは交通ルールに違いもありますし、良かれと思って日本流でしたことがかえって減点対象になったりもするので注意が必要です。

交差点付近や死角が多い箇所で、危険予測をしてスピードを落とそうとすると、
毎回教官に怒鳴られました。
理由は車の流れを妨げるからだそうです。

ここはアメリカ、ニューヨークなのであくまでもニューヨークでのルールをしっかり頭に入れておくことが大切です。

後、教官や試験官によって多少言うことは違ったりもしますが、臨機応変に、そしてあまりガチガチにならないようにして臨めばいいのかなと思います。

ニューヨーク市はマナーの悪いドライバーが多いですし、あっちもこっちも路駐だらけでストレスフルですが、他の州に行くと道路も広くて運転しやすいですよ!

ぜひ楽しいカーライフを送ってくださいね。
 

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