ニューヨークのような都会に住んでいると、時々自然が恋しくなることがあります。
それが寒い寒い冬であっても・・・。
普段はセントラルパークやガントリー・プラザ・ステート・パークで癒しを得ていますが、それだけでは物足りないことも。
そんな時はやっぱりハイキングでしょう!
ニューヨーク市を飛び出して、75キロほど離れたニューヨーク州のベアマウンテン州立公園へハイキングに行きましょう。
車なくてもOK!ニューヨークからバスでベアマウンテンへ!
チケットはSHORT LINE Coach USAという窓口で購入できます
ベアマウンテンへの中距離バスは、マンハッタンのヘルズキッチン地区にあるバスターミナル、「Port Authority(ポートオーソリティー)」から出ています。チケットもそこで購入します。
料金は大人$28.70, 子供(5歳―11歳)$14.35。
バスの中はこんな感じ
ニューヨークからベアマウンテンへは交通状況にもよりますが2時間強もあれば着きます。
降車地はベアマウンテンの目の前です。便利!
(バスはお手洗いも完備。でもまさかのボットン便所です!
まさか自分のブログでこんなワードを使う日が訪れるとは( ノД`)シクシク…
その上、洗面器もなく手を洗うこともできません。ファミレスでもらえそうな小さなおしぼりは設置していますがそれだけではスッキリしないので除菌シートは必須アイテムです・・・。)
ちなみに、マンハッタンからベアマウンテンまで、電車で行くことも可能ですが降車駅はベアマウンテンからちょっと離れているとのことで、私はいつもバスを利用しています。
ハイキングの前にベアマウンテンインのショップでお買い物
バスを降りると目の前にこのBear Mountain Innというホテルが目に入ると思います。(夕方撮影の写真なので幽霊屋敷みたいに写ってますが)
こちらの中にショップがあり、色々なグッズを販売しているのでハイキングの前に覗いてみると楽しいと思います。
この日はホリデーシーズンだったので、こんな可愛いクリスマスアイテムに出会うことができました。
他にも、ベアマウンテンオリジナルのTシャツやパーカー、ビーニーなどのハイキングウェアやソックスはもちろん、蜂蜜の小瓶やキーホルダー、ブランケットなどお土産に良さそうなアイテムも充実しています。
ついついたくさん買ってしまいますが、これから山に登ることを考えて、重量級のものは諦めるか、下山してから購入するのが良いでしょう。
もし土日をベアマウンテンで過ごしたいと考えている方にはベアマウンテンインでの宿泊をおすすめします。
リゾート感覚で訪れている人もいますが、登山客も宿泊しています。
ショップの隣がホテルのロビーです。
クリスマスの季節は装飾もとっても華やかで温かい気持ちになれます。
登山に興味がない方も、ここで一泊して雪景色を堪能すると心も体もフル充電できそうです。週末にいかがですか?
施設内にはHIKER’S CAFEもありますが、残念ながら中は大したことはありません。
私はスキー場のカフェのような、温かい軽食が食べられるような場所をイメージしていたのですが、スナック菓子やマフィン、スコーン(既製品)とコーヒーやホットココアぐらいしかありませんでした。
メニューにはアイスクリームやフローズンヨーグルトなどもありましたが、それは夏登山のお楽しみということで。
私はお弁当を持参していたので問題なかったのですが、何も持って行かない方はニューヨークのポートオーソリティーでサンドイッチやお茶等、小腹が満たされるものを用意していった方が無難かもしれません。
ベアマウンテンハイキング!いざ登山開始!
ベアマウンテンインから外に出ると左手に湖が目に入ると思います。
HESSIAN LAKE、ヘシアンレイクという湖です。
夏場にベアマウンテンに行くと、この湖のそばでバーベキューをしている人がたくさんいてとても賑やかですが、この日は私たち以外誰もおらず、とても静かでした。
夏にはいろいろなアクティビティも体験できるらしいので季節の良い時にぜひ。
暖かい季節には大勢いる登山客も、流石に雪景色では殆どいませんでした。
当然ですが、雪道なので足元が不安定です。
私はアイゼンを持っていなかったので転ばないようにゆっくりゆっくり登りましたが、アイゼン装着の爽やかな白人カップルはにこやかに挨拶した後、颯爽と登っていきました。
登っている途中、コツコツと音がしていたので上を見上げるとキツツキがいました!
静かな山にくちばしで木をつつく音が響いていて素敵でした。
途中、こんな感じでツララができているところがたくさんあり、遊びながら登ったのでいつもの倍の時間がかかりました。
ひとまず、一つ目の展望エリアへ到着。
暖かい季節にはたくさんの人で溢れかえっているこの場所も、この日は私たち以外に1人しかいませんでした。
景色をバックに自撮りをしているとその人が声を掛けてくれてシャッターを押してくれました。
この時期に山に来ているハイカーはマナーが良くて感じの良い人が多いです。
(夏などには、大音量で音楽をかけて騒いだり、木を削って文字を書いたり、ゴミを捨てていったりする残念なにわか登山者もたくさん来ます・・・)
これはまだ中腹ぐらい(?)ですが、「雪道をこれだけ登って来たんだな」と思うと既に達成感があります。やっほーい。
ハドソン川が綺麗です!!
紅葉の季節は済んでいますが、こんな可愛い葉っぱにも出会えました。
さらに登るとこんな景色が見えてきます。
ちなみにここ、まだ頂上ではありません。
頂上まで行きたかったけれど、雪のせいで思った以上に足場が悪かったので今回はこの辺でUターンすることに。
頂上付近には展望タワーがあり、通常多くの人はそこを目指します。
参考のため、展望タワーも載せておきます。
これは4か月前の写真ですが・・・。
タワー付近には座るのに丁度良い岩場がたくさんあり、そこでランチ休憩をとる人がとても多いです。(こちらも2018年8月の写真)
次雪山登山する時はアイゼン持参しよう・・・。
午後になると曇って来てますます寒くなってきました。
道もさらに滑りやすくなっている気が・・・。私たちはゆっくりゆっくり進みます。
暗くてイマイチな写真ですが、ベアマウンテンブリッジという吊り橋が見えます。これはロックランド郡、オレンジ郡とウェストチェスター郡を結んでいるとても重要な橋。
下りの時に足を滑らせて骨折するのだけは避けたかったので、写真撮影もそこそこに黙々と歩き続けます。
他にも何組かの登山グループと遭遇しましたが、アイゼン着用グループは快調で、雪の下り道もざくざく歩いていきます。
私たちは何組ものアイゼン装着グループに抜かれながら、亀スピードでノロノロと。
そしてようやく下山。
途中倒木などもあったのでかなり慎重に歩いたため、往路より時間がかかりました。
バスはこの辺りで待ちます。
バスが来たらマンハッタンに着くまでの2時間ほど、ゆっくりお休みください。(ハイキングの後のバス旅はめちゃくちゃ気持ち良いです!)
まとめ:ニューヨークからバスで冬山ハイキング@ベアマウンテン
今回はベアマウンテンでの冬山ハイキングについて書いてみました。
自然の中で心のリセット、すごくオススメです。
特に冬は雪景色をほぼ独り占めできるのが最高ですね。
ニューヨークの茶色い雪に飽きたらぜひベアマウンテンへ!
ベアマウンテン夏登山の記事はこちら↓↓
ニューヨーク市から日帰り夏登山!ベアマウンテン(NY郊外)ハイキングのすすめ
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