オリビアです。
ニューヨークに移住してそこそこの年月が経過しましたが、今回初めてルーズベルトアイランドに行って来ました。
ニューヨークなのに明らかに他のエリアとは違う空気(治安良さそう)にびっくり仰天。
思わず「クイーンズなんか抜け出してここに住みたーーーーい!!!」と思ってしまったほどです。
今日はルーズベルアイランドの魅力を、写真と共にたっぷりお届けしたいと思います。
ルーズベルトアイランドってどこにあるの?
マンハッタン島やブルックリンはよく聞いたことがあっても、「ルーズベルトアイランドって、何だそりゃ!」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
ルーズベルトアイランドは、マンハッタンとクイーンズの間に浮かんでいる島です。
マンハッタン島の東側、クイーンズの西側に位置し、イーストリバーの上に立っている島というと分かりやすいでしょうか。
(区域としてはマンハッタン区に属します)
写真は1週間ほど前の夜、イーストリバーに架かっているクイーンズボロブリッジの上から撮りました。(クイーンズボロブリッジはマンハッタンとクイーンズをつないでいる橋で、ルーズベルトアイランドを見下ろせます)
写真手前はマンハッタン側、そしてイーストリバーの向こうに町がちらちら見えていますが、これがルーズベルトアイランドです。
名前から想像できる通り、
地名はフランクリン・ルーズベルト大統領に由来しています。
ルーズベルトアイランドと病院の関係
ニューヨーク通の方はルーズベルトアイランドと聞くと「あ、もしかして病院のある島?」と思われたかもしれません。
その通り、ルーズベルトアイランドにある病院(現在は廃墟)は、天然痘患者を受け入れたアメリカ初の病院。スモールポックス病院(Smallpox Hospital)という名前でした。
天然痘以外にも、ルーズベルトアイランドには精神病院や刑務所があったため、島流し的なイメージを持っている人もいるという話です。
スモールポックス病院跡は記事後半で写真を載せますね。
桜祭りが有名な島ルーズベルトアイランド
ニューヨークで桜といえばボタニカルガーデンやセントラルパークが良く知られていますが、実はここルーズベルアイランドにも桜はあります。
それどころか、桜祭りもやっていてここ数年は桜の季節になると多くの観光客が詰め掛けるほどの大人気ぶりだそうです。
(噂によると、安全面を考慮して手荷物検査も行われているとか?!)
イーストリバーとマンハッタンの摩天楼をバックに桜が楽しめるとあって、今後も人気が衰えることはなさそうです。
ソメイヨシノだけでなく八重桜(ボタン桜)もきれいに見えるそうなので、春は格別楽しめるかと思います。
ニューヨーク在住で日本のお花見を恋しく思っている方はぜひ行ってみてください。
ルーズベルトアイランド行って来たレポ!!
クイーンズからルーズベルトアイランドに行く場合、便利なのは地下鉄です。
21st Queens bridgeからFトレインで行きます。
あっという間にルーズベルトアイランドの駅に到着しました。
同じ市内だというのに、外国にでも来たかのようなドキドキ感があります。
なんとなく駅が清潔な気がします。
ニューヨークだというのにあまりゴミが落ちてないような・・・?
駅のエスカレーターを上り、地上へ。
駅が赤のイメージでなんだか可愛いです。
平日の午後だったことも関係するのか、人が少なめだし、とにかく印象の良かったこの駅。
外に出ると、まず目に飛び込んできたのがクイーンズボロブリッジです。
普段電車や自転車で渡っているあのクイーンズボロブリッジが目の前に!!
こんな風に、橋の中間部分を見るのは初めてです。
(普段自転車でこの橋を通る時はその過酷さからゼーゼー言ってまして、楽しむ余裕はあまりありません)
橋に見とれていると真っ赤の可愛いバスが現れました。
ニューヨーク市のバスは白か青(最近青いバスがたくさん出始めました)ですが、ここルーズベルトアイランドではこんなに可愛いバスが走っているようです。
これは島内を巡回しているバスで、なんと無料なんだとか!!
今回は自分の足で歩いてみたかったので乗りませんでしたが、次回は乗ってみるつもり。
平日だったこともあるのか、見たところ乗客は少なめでした。
街はこんな感じ。
ルーズベルトアイランドに住んでいるわけではないので無責任なことは書けませんが、私が見た限り危険な香りはしませんでした。
とにかく平和でのびのびした雰囲気!!
こちら、ルーズベルトアイランドとマンハッタンをつなぐトラム乗り場。
これまでマンハッタンからかクイーンズボロブリッジの上からしか見たことがなかったのですが、今回ついに間近で!!
トラム乗り場ですが、ご覧のように近くには緑もたくさんあり、とにかく環境が良いです。
街頭もたくさんあるので夜も真っ暗にはならなさそうですし、お花もあちこちにたくさん咲いていてのどかな雰囲気。
人が住んでいるわけだから当たり前なのですが、普通に道路や標識もありなんだか不思議な気分になります。
しかしながら、やはり普段よく使っているクイーンズボロブリッジがこんな角度から見えて感動。
無駄に何枚も何枚も写真を撮ってしまいます。
天気が良かったからか、私たちと同じく観光をしていると思われる人たちも橋をバックに写真撮影をしていました。
標識には方角と、目安の時間まで表示されています。
めちゃくちゃ親切!
島内を歩き回ってみた
早速観光です。
まずはトラム乗り場の近くにあるRIのオブジェと記念撮影。
この真っ赤でよく目立つオブジェは大人気でたくさんの人が写真撮影をしていました。
私とパートナーが写真の撮り合いっこをしていたら、ヨーロピアンの観光客が撮影を申し出てくれました。
その後はこちらが彼らのカメラでシャッターを押したりして和気藹々と楽しい時間が過ごせました。
川沿いにはこのようにベンチがたくさん並んでいます。
木の下にあるので、紫外線が強い日でも直射日光は避けられるのでありがたいです。
クイーンズボロブリッジの向こう側をトラムがマンハッタンに向かって動いていました。
赤いトラムが青空に映えてとても綺麗です。
見てください。
このお天気なのにベンチは閉店がらがら状態。
混雑を避けたい方は平日が狙い目だと思います。
緑が豊かなこのルーズベルトアイランド。
本当にのどかな印象で、マンハッタンやクイーンズとはえらい違いです!!
まさか癒し空間がこんな近くにあったとは!
そういえばペットのフンも見かけませんでした。
クイーンズでは道を歩いていると踏みそうになることがよくあります!!怒
摩天楼がすごく綺麗に見えます。
マンハッタン側のパトカーや消防、救急車などのサイレンはよく聞こえますが、ルーズベルトアイランドは至って静か。
天然痘患者を治療した病院跡@ルーズベルトアイランド
冒頭でもちらりと触れた、スモールポックス病院(Smallpox Hospital)跡です。
アメリカで最初に天然痘患者を受け入れたというこの病院ですが、現在ではこんな姿になっています。
廃墟になっており近づくことはできませんでしたが、歴史を感じました。
病気で隔離されていた人たちのことを考えると複雑な気持ちになりました・・。
サウスポイントパーク手前に雁のファミリー
何度も書いていますが、緑が豊かなこのルーズベルトアイランド。
私がお手洗いに行っている間にパートナーがリスとグース(雁)を見かけたと言っていたので楽しみにしていたら・・・
早速こんな張り紙を見つけました。
鳥好きとしてはベストシーズンに訪れたようです。
これは探さねば。
あちこち歩いていると早速見つけました。
雁がいっぱいーー!!!
セントラルパークでは時々雁を見かけますが(後はニュージャージーにもいっぱいいます)、
クイーンズではほとんど見かけないのでテンション上がります。
しかも、人に慣れているのかあまり逃げません。
そして・・・
ついに赤ちゃん連れの雁のファミリーにも出くわしました。
赤ちゃんは色がうすい黄色?卵色?で毛がふわふわしていてとっても可愛かったです。
休憩中のようでした。
すぐ近くまでよちよち歩いてきてくれました。
鳥好きの方は良いカメラを持って行ってみてください。
私のパートナーはカメラを持ってきておらず、スマホで撮っていましたが、うまく撮れなかったようで嘆いておりました 笑
ちなみに、最近のダントツ一押しはこちら。
CanonのEOS R10。
初心者でも扱いやすく、旅行はもちろん日常使いにも最適です。
実は私も持ってます。
ヘビロテ。
サウスポイントパーク@ルーズベルトアイランド
島の端っこはサウスポイント、公園となっているようです。
公園の中からも、天然痘病院が見えます。
向こう側に見えているのはクイーンズです。
そしてこちらがマンハッタン側。
クライスラービルや国連本部が良く見えます。
夕方になってきて気温が17度ぐらいしかなかった上に風が強く、めちゃくちゃ寒かったです。
公園の閉門時間がやってきたので、公園の外に出てしばらく島内を散歩しました。
こちら、クイーンズのロングアイランドシティ。
ここは生活圏内ですが、イーストリバーから見るとこんな感じなんですね。
そしてこちらはクイーンズボロプラザの辺りです。
島内にはこんな遊具(?)も。
私もパートナーと使ってみましたがなかなか楽しかったです。
手前の遊具は二人で向かい合って乗り、足を前後にスライドさせる遊具(?)。
何気にヒップアップによさそうです。
ルーズベルトアイランドからトラムでマンハッタンへ
我が家はクイーンズにありますが、せっかくなのでトラムでマンハッタンまで行くことにしました。
ニューヨーク市内の地下鉄やバスと同様メトロカードで支払います。
トラムに乗り込むと、既に乗客でいっぱいでした。
でも窓側が空いていたのでラッキー。
トラムからの景色は素晴らしく、あっという間に感じました。
私たちが乗ったのは夕暮れ時でしたが、昼間とかだとまた印象が違うんだろうなと思います。
あっという間にマンハッタン側に着きました。
到着です。
このように、トラムを使えばマンハッタンールーズベルトアイランドはあっという間に行き来できるのでマンハッタンに観光に来てる方もぜひ一度足を運んでみてください。
マンハッタンとはまったく違った空気を味わえると思います。
マンハッタン側のトラム乗り場から見たクイーンズボロブリッジ。
すっかり日が暮れました。20時半ぐらいだったかな。
初めてのルーズベルアイランドまとめ
とにかく治安が良かったのが印象的でした。
マンハッタンのがちゃがちゃした雰囲気が大嫌いな私のパートナーも「ここになら住みたい!」と言ったほど。
家賃はマンハッタンと変わらないほどになっているそうですが、治安もよく、眺めもよく、緑も多いということで最近は大人気なんだとか。
(日本人も多いそうです)
いつかここに部屋を買えますように!!
そんな目標もでき、大満足のルーズベルトアイランドでした。
また違う季節にも行ってみたいです。
長い文章でしたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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