受験生の方や、近い将来に海外留学を考えている方、仕事で海外勤務になった方など・・・
英語の長文苦手なんだけど、どうしよう!!!
と焦ってる方はいませんか?
長文読解には洋書をたくさん読むのが一番の近道です。
ここでは、おすすめの洋書や長文読解に役立つ情報をシェアしたいと思います。
そもそもなぜ英語の長文が苦手なのか?
まず、自分がなぜ英語の読解を苦手とするのか知ることが大事です。
1.単に活字を読むのが嫌いなのか、
2.基礎の英文法が理解できていないのか、
3.文章を読むのは好きだけど、それが英文というだけで抵抗があるのか、
自分がどのタイプなのか分析してみてください。
あなたが3のタイプの場合、少しずつでいいので洋書を読む習慣をつけてみてください。継続すると必ず英語の長文に慣れていきます。
1の、「そもそも活字を読むのが好きではない」という場合は、遠回りに思うかもしれませんが、まずは日本語の文章を読む癖をつけることが先決でしょう。新聞や本を日常的に読んで、活字に慣れてから洋書に移行すると良いと思います。
2の「英文法の基礎がイマイチできていない」タイプの方はとても多いと思います。
そんな場合はまず英文法の復習からです。
私自身、ある時期に自分は英文法がまるでわかっていないんだと気付き、基礎の文法をやり直した経験があります。
あの時に文法を勉強し直さなければ今はなかっただろうと思っています。
基礎の文法が理解できてない場合は文法の復習を
基礎からまたやり直しだなんて、とんでもなく面倒に思うかもしれません。
でも、ここをすっ飛ばしてしまうと遅かれ早かれ再び同じ問題に直面することになりますのでサクっとやってしまった方が結果的に絶対楽です!
文法が分かっていないと、長文どころか短文でも厳しいです。
それに、なんとなく意味を憶測することは可能かもしれませんが、自分で英文を作ることはできないでしょう。
↓こちらの参考書はとてもわかりやすくて評判も良いので参考にしてみてください。
くもんの中学英文法―中学1‾3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)
簡単な洋書で英語の長文を読む訓練をしよう
さあ、準備ができたらいよいよ洋書で長文を読む練習を始めます。
長文の読解には読書が良いというのは英語の達人の多くが言っていることです。
自然に色んな構文に触れることができるし、確実に語彙も増えるし、ストーリーに入り込んでしまうと「英文を読んでいる」という意識がなくなるので楽しく英語の長文を読めるようになります。
洋書を読めば読むほど、英語レベルがどんどん上がっていきます!
ちなみに洋書と言っても適当に買ってやみくもに読めばいいというわけではありません。
洋書での読書を始めるにあたって知っておくべきことがあります。
自分のレベルにあったものを選ぶ
本選びはとても大切です。
小学1年生の子に森鴎外の本を与えても難しすぎるのと同じで、自分の英語レベルにあった洋書を選ばなくてはなりません。
書店で本を選ぶ時は最初の1~2ページを確認し、なんとか意味が理解できるものを選ぶようにしてください。
1冊目から超大作は選ばないようにする!適切なページ数は?
初めての洋書でいきなり超大作を選んでしまうのは危険です。
なぜなら、なかなか読み終わらずうんざりしてしまったり、飽きてしまったりする可能性があるからです。
最初は長くても300ページぐらいのものにしておいた方が無難です。
読み切れそうな長さのストーリーを選びましょう。
興味のあるストーリーを選ぶ
いくら自分のレベルに合っていて、適切な長さの本を選んだとしても、内容に全く興味がなければ続きません。
本来の目的である長文読解どころの話ではなくなってきますので、ぜひ興味をそそられるような内容の洋書を選ぶようにしてください。
いつまででも読んでいたくなるような本がおすすめです。
音読してみる
1人で読んでいる時はぜひ音読してみてください。
音読を推奨する理由として「英語の文章を正しい語順のまま理解できるようになる」というものが挙げられます。
日本人は英文を読むとき、返り読みする人がとても多いです。
学校の英語の授業でそう教わった人もいるかもしれませんが、返り読みを続けている限り、長文読解ははるか先になると思ってください。
返り読みはとにかく時間がかかりますし、何より一つの文章を分解したり語順を入れ替えたりしたものは、もはや英語ではないですよね。
やはり英語は英語として正しい語順のまま意味が理解できるようになることが大切だと思っています。
その点音読をすると、良いこと尽くしなんです。
・返り読みができないので英語本来の語順で文章を理解する癖がつく
・リーディングだけでなくリスニングの練習になる
・もちろんスピーキングの練習にもなる
・声に出すと内容が脳みそに定着しやすい
・理解が速くなるので英文を読むときにスピーディーに読めるようになる
こんなところでしょうか。
音読をするのとしないのとでは英語の上達のスピードも違うと聞きます。
早く英文読解をマスターするためにも、ぜひ時々は音読をしてみてください。
長文読解にオススメの洋書
私は以前本を選ぶのがとても下手で、ついつい自分のレベルよりも上のものを選びがちでした。
10代の時に買ってしまった本(Somewhere in Time)などは数年前にようやく読めるようになったぐらいでした・・・。
今回は、長文読解の練習にできるような、少し易しいレベルの洋書をご紹介したいと思います。
(ご紹介した本をクリックするとアマゾンのページに飛びます。アマゾンでは「なか見!検索!」機能で内容を少しだけ確認することができますのでぜひ覗いてみてください)
The Old Man and The Sea(老人と海)/Ernest Miller Hemingway
ヘミングウェイの「老人と海」です。
彼はこの作品でノーベル文学賞を受賞しています。
ノーベル文学賞受賞作品と聞くと、難解な文章かもと身構えてしまう方もいるかもしれませんが、比較的わかりやすい英語で書かれています。
世界的に有名なこの作品を読んでみたい方はぜひ。
Twilight (トワイライト)/Stephenie Meyer
Twilight: Twilight, Book 1 (Twilight Saga) (English Edition)
10年ほど前に映画になり、世界中で大ヒットしたトワイライトです。
人間の女の子がヴァンパイアに恋するストーリーですので大人の男性には少しつまらないかもしれませんが、読みやすいです。
10代や20代前半ぐらいの女子にはぴったりだと思います。
Nine Lives to Die/Rita Mae Brown
Nine Lives to Die: A Mrs. Murphy Mystery
実はこれは読んだことがないのですが、アメリカ人の友人が「英語ビギナーの人の読書に絶対におすすめ」だと言うのでご紹介しました。
ミステリーだそうです。
「NEW YORK TIMES ベストセラー」らしいので私も読んでみようと思います。
Master Of The Game(ゲームの達人)/Sidney Sheldon
Master of the Game (English Edition)
お馴染みシドニィ・シェルダンの「ゲームの達人」です。
これは日本でも広く知られている作品なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?私自身、このストーリーはとても好きで何度も読み返しました。
シドニィ・シェルダンの書く作品は小難しい単語をあまり使っていないので読みやすいと思います。
また、ストーリーもハラハラ・ドキドキ、まったく退屈しません。
おわりに
今回は読書の大切さ?について書いてみました。
洋書を読めば読むほど英語の長文がすらすら読めるようになります。
かつて私も、英語の長文に苦手意識を持っていたことがありましたが、読書を多くするようになってから英文に抵抗がなくなりました。
あなたも、たくさん読書をして英語の長文に強くなってくださいね。