英語を勉強し始めた人や、高校生になった子供を短期留学させるかどうか迷っているお母さん方から、「1か月程度の短期留学+ホームステイは効果があるの?」と聞かれることがあります。
確かに大金を払ってもまったく効果がないんだったら、行く意味がないのでは?という気持ちになりますよね。
高校生の頃の私自身の体験をもとに、効果について書いてみたいと思います。
目次
高校生!短期留学前の私の英語力は?
私は高校生の頃、カナダのモントリオールに1か月弱の短期留学をしました。
参考までに、短期留学前の私の英語レベルについて書いてみます。
・学校での英語レベルはクラスで真ん中より上
・発音だけは外国の先生から時々褒められていた
・リスニングは苦手で定番の質問以外は問われている内容が理解できない
・スピーキングもイマイチでカタコトでのコミュニケーション
・リーディング、ライティングは苦手
・好奇心は旺盛、でも時々シャイ
英語に興味はあったものの、英語レベルは決して褒められたものではありませんでした。
ただ、海外での生活や文化、食べ物に興味があったのと、外国人の友達が欲しいと思っていたので短期留学することに不安などはなかったです。
結果!1か月の短期留学で英語は上達したのか?
これは、残念ながらNOです。
もちろん1か月弱も海外にいて毎日英語中心の生活をしていたわけですから、全く上達しなかったわけではありません。
ただ、目に見えるような変化は起こりませんでした。
発音→→ほぼ変化なし(発音の授業はなかったので)
リスニング→→ほぼ変化なしだが、頻繁に聞く言葉には多少慣れた
スピーキング→→こちらもほぼ変化なし
リーディング→→変化なし
ライティング→→変化なし
これを見て、がっかりしたあなた。
やる気を削いでしまったならごめんなさい。
やはり1か月という期間は本当に短く、生活に少し慣れて来たところで留学期間が終わり日本に帰国しました。
正直、英語の上達を実感しないまま短期留学を終えたという感じです。
でも私はこの1か月があったからこそ、今の英語力がついたんだと確信してます。
なぜかというと、私にとっては踏むべき順序だったからです。
私が英語に関心を持ち始めてから高校時短期留学を経て現在に至るまで
ここで、私が英語に興味を持ち始めた頃から現在までのことを軽く振り返ってみたいと思います。
子供の頃、英語に関心を持ち英会話を短期間習う
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中学で英語の授業開始。が、文法でつまずき英語が大嫌いに。
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中学3年の後半突然やる気になり、参考書丸暗記する勢いで勉強
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高校2年のころにカナダのモントリオールに1か月弱の短期留学
↓
カナダにたくさんの友達ができ、英語をがんばるきっかけに
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20歳すぎのころから海外一人旅をするようになる
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さらに海外への関心が強くなる
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21歳の頃、イギリスで2カ月間のホームステイ
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カナダの時よりも手ごたえを感じたが、沢山の弱点も見つかる
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スローペースながらも独学で英語を勉強
↓
アメリカ永住権を取り、ニューヨークへ移住
↓
ニューヨーク生活真っ最中。充実した生活を送る(今ここ)
ご覧頂いたように、高校時代の短期留学がきっかけとなり英語、海外の文化への関心が広がりました。
あの頃の短期留学の結果だけ見ると「留学の成果なし、意味がなかった」ということになります。
でもあの時海外の友人がたくさんできたことで、もっと勉強したい!もっと話せるようになりたい!!という意欲が高まり、今現在へと繋がったんだと思います。
現在私は英語で生活し、世界中からやってきたニューヨーク在住者たちと充実した日々を送っています。
今思い返してもきっかけとなったのは明らかに高校時代の短期留学なのです。
あの経験をしていなければ、私は今も出身地である日本の地方都市でひっそりと過ごしていたかもしれません。
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1か月の短期留学をして良かったと思うこと
先に、この短期留学では英語の上達は見られなかったと書きました。
しかし、現地の学校での授業や現地でできた友人との交流で、外国人とのコミュニケーション能力は明らかに上がりました。
日本語が話せない現地の学生たちとコミュニケーションをとるには、カタコトながらも言いたいことを伝える努力をしなければなりません。
英語を学びに来ている非ネイティブスピーカーなんてそこら中にゴロゴロいるので、後ずさりなんてしていたら相手にしてもらえないということを現地の学校で学んだのです。
ですから、せっかく現地の学生と仲良くなったときは、下手は下手なりに頑張ってコミュニケーションをとるようになりました。
(短期留学だとクラスメートは各国からやってきた非ネイティブスピーカーばかりで現地の友人ができないまま留学が終わることも多々あります)
それまで「間違えていたらどうしよう」「文法が・・・」などと思って会話を躊躇している自分がいたのですが、話さないと会話にならないので伝える努力をするようになったのです。ある意味開き直っていました。
でも、この経験のおかげで私の中にあった、外国人との間の垣根みたいなものが取っ払われました。
外国人と接することに違和感がなくなり、積極的に関われるようになりました。
世界中から学生が集まっており色んな人と話をすることで視野が広がりました。
また、好奇心旺盛ながらも小心者なところがあった私ですが、短期留学がきっかけで海外一人旅を楽しめる度胸がつきました。
たった1か月とはいえ、その後の人生を大きく変えるほどの影響があったと思っています
短期の語学留学(1か月)で得られること
これまで話してきた通り、私の場合1か月の滞在期間では慣れるだけで精一杯、明らかな英語の上達はありませんでした。
もちろん、人によっては結果が変わってくるとは思います。
順応力があり、学校が終わってからもしっかり予習復習をした上で、自分に必要な勉強を進んでするなど、もっともっと積極的に英語に向き合えば私の何倍、何十倍もの結果を得られる人もいるでしょう。
でも初海外や初短期留学だったりすると「あれ?」「あれ?」と思っているうちにあっという間に1週間や10日は経ってしまいます。
そうなると、残りの滞在時間で英語を飛躍的に向上させるのはちょっと難しいのかなとは思います。
ただ、日本で生活していたら絶対にできない経験が得られる、というのは大きいです。
日本語が通じない場所で1人で行動しなければならないことで度胸がつきます。
いかに自分が小さな世界に生きていたか、実感することになります。
日本で過ごしていたら出会うことのない人たちと出会い、友達が増えます。
これまでとは違った食生活をし、味覚も広がります。
目に見えないものにお金を使う楽しさを覚えます。
日本の良さにも気づくようになります。
色々な人と接することで、考え方が柔軟になります。
私は今でもあの高校時代の短期留学のことを鮮明に覚えています。
下手な英語を話す私を仲間に加えてくれたカナダ人の友人たちにも感謝していますし、のんびりマイペースだった私を信じて送り出してくれた両親に感謝しています。
中学時代、英語の試験で何度も赤点を取っていた私が今ではこうやって英語ブログなんてやっているわけですから人生わかりませんね。
人間の人生を考えると、1か月や2か月って短いので迷うなら行っておいて損はないと思いますよ。
ただ、留学前にできる限りの準備(英語の勉強)をしてから行くことを強くオススメします。
短期留学前に絶対やっておくべき英語の訓練
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私はこれで英語力でのコミュニケーション能力がぐんと上がりました。
短期留学前にやっておけばよかったとものすごく思いました。
これから留学するあなたはぜひぜひ今のうちにマスターしておいてください。
絶対役に立つと思います!
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