【同調圧力って何だっけ?】海外生活(アメリカ)で他人の目が気にならなくなってきた

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文化(アメリカ・NYC)

こんにちは!
オリビアです。

アメリカ生活も結構長くなってきました。
最初は文化の違いで戸惑うことも多かったニューヨークでの暮らしですが、ここ数年で自分らしく生きられるようになった気がします。

今日は、日本で住んでいた時に感じていた窮屈さや同調圧力の面倒くささ、そしてそれらから解放された話について書いてみようと思います。

日本特有の村社会に違和感

日本で普通の社会人として働いていた頃、ある種の息苦しさを感じながら生活していました。
具体的に例を挙げるとすれば例えばこんな感じのことです。

 

●飲み会など社内行事を断れない(断ると村八分)

私が働いていた職場は行事好きの先輩上司が多い会社でした。

スポ根アニメも真っ青になるような、「努力」「我慢」「根性」という言葉がよく飛び交っているヤバい職場でした。
シフト制だったので早番・遅番色々な時間帯で働いている人がいたのですが、仕事終わりの飲み会がよく設定されました。

その日遅番で、翌日早番だったとしても飲み会に出なければ先輩たちから村八分にされるので皆頑張って出席していましたが、体調も崩しがちで、今思えば非常にバカバカしかったな、と。

でも当時は先輩たちの「それぐらいこなせないと社会人失格ーー」という言葉に逆らうことはできませんでした。

 

 

●参加しないと住みにくくなる?地域の行事

私の地元は地域行事もそこそこ盛んな場所です。

ほとんど大規模井戸端会議と化す年4回の地域の清掃活動から、夏・秋の祭りまで・・・
特に祭りは数か月前から準備が始まるので、係に当たった人は何度も招集されます。

行事に力を入れている人が多い地域なので、仕事の都合をつけてでも出ないとこれまた村八分。

 

 

 

●人に後ろ指を指されない外見や服装をした方が暮らしやすい日本

「30代の膝上スカートは気持ち悪い」

「20代後半にもなってビキニを着るな」

「BBAのタンクトップなんて見たくない」

「40歳にもなってロングヘアなんてみっともない」
 

日本でいた時はこういう声に耳を傾けながら、自分の好きなファッションを取り入れつつ後ろ指をさされない服装を心がけていました。
職場などでも若々しい格好をしているお局様たちはいつも格好の餌食で、ひどい言われ方をしているのを見ていたからです。

でもアメリカに引っ越して、50になっても80になっても自分らしいファッションを楽しむニューヨークの女性たちを見ていると、
年齢に応じた格好をして老いていかなきゃならないなんて寂しいな、と思うようになりました。

他人の意見に合わせて生きるなんて窮屈ですよね。
 

 

 

●SNSで絶賛合戦

これは日本だけではないのですが、それでも誰かが写真を投稿するたびに過剰なまでに褒め合いをする場面、女子であれば皆一度は目にしたことがあるはず。

投稿する方も、コメントする方も力が入りすぎているというか、「褒めなきゃいけない必死感」が伝わって来て次第に疲れてきたのでSNSの類はあまりしなくなりました。
 

 

最初は戸惑った!海外の「群れない・媚びない」自由さ

日本だと、誰かがとか「〇〇さんて綺麗じゃない?」とか「可愛いよねーー」などと言い始めると周りも「うんうん、キレイだよね」と合わせなくてはならない(合わせた方が無難な)空気ってありますよね。

 
でも日本から一歩外に出ると全く違う空気が広がっています。

「人と違って当たり前」が基本の国では、誰かの意見に同調することは必須ではありません。

 

例えば「〇〇さんの彼氏ってハンサムだよね」と誰かが言った場合、日本だと真っ向から否定する人はあまりいないと思います。
本音は違っても無難に「あー、そうだよね」とか「やさしそうだよね」とか答える人が多いのでは。

でも「うーん、少なくとも私の好みじゃないわ。」とか「さあ、どうかな」ぐらいはさらっと言ってしまうのが海外。
正反対の意見に、自分の本音を曲げてまで同調することはあまりありません。

 
それどころかもっとストレートに反対表明する人もいるんです。
 

 



 

他人に無理に合わせることのない外国人

ずーっと昔、モントリオールの語学学校に通っていた頃のこと。
先生があるクラスメートの女子のことを「女優みたいって言われない?」「美人だね」なんて言っていたのです。

確かに誰が見ても美人だと思うようなタイプのべっぴんさんだったので、
周りも「うん、私もそう思ってた」という反応が多かったのですが、あるクラスメートが突然衝撃発言をしました。

「そうかな?私はそうは思わないけど。」

 
そのド直球すぎる意見に私はとてもびっくりしました。
まさか本人を目の前にして容姿のことを否定するとは・・・!

 
私にはとっても衝撃的だったのですが、(そしておそらく周りにも「あーらら・・・」という空気は漂ったものの)、
隣の席の人が「じゃああなたはどんな人だったら綺麗だと思うの?」と続け、なんとなく話が逸れていきました。

日本だったらそんな大胆な発言する人いないよね・・

 

もう一つ。
米国人の友人との会話で「理不尽な上司」の話になりました。

彼女に、「日本人は上司に理不尽な要求をされても言い返さないって聞いたけど本当?」と聞かれたので「まあ、おかしいと思ってもわざわざ反論する人は少ないかも」と返すと驚いていました。
 

ちょうどその頃、彼女は理不尽なことを要求してくる上司に頭を悩ませていたそうですが、
明らかにおかしいことを言いつけてくるので会社のトップに事情を話して辞めさせるよう頼んだんだとか。
 

「そんなことしたら当の上司と気まずくならない?」と聞くと、「長期的に「あの上司大っ嫌い!」って思いながら仕事するよりも、短期間の気まずさの方がマシだし」とあっさり言っていた彼女。
 

結局その上司は後に田舎の支社に飛ばされたそうです。
 

ちなみに友人は、他の社員と示し合わせて行動したわけでなくあくまで個人の意見として会社の上層部に掛け合ったそうで、事前に同僚に相談することもなかったんだとか。

集団意識の強い日本では個人でここまで行動する人って少数派だよね

 

ある意味スゴイ・・・と思った2つの例を出してみましたが、
私個人の意見としては、他人の容姿について話題になっている時にわざわざ否定的な意見を述べる必要はないと思います。

でも、皆が言っているから私も同調しなきゃ・・・という考えの人ばかりではありません。

たとえ少数派であろうと、自分の意見を述べる人は結構多いです。
 
 

海外生活が長くなるにつれ他人の目が気にならなくなってきた

上に挙げた海外の例はほんの一部で、他にもいろんな「媚びない・群れない・同調しない」場面を見てきました。

そしてある時、自分もニューヨークの暮らしの中で過度に気を遣ったり無理に他人に合わせることをやめました。
 

相手になんでもかんでも合わしていると「自分の意見がない人」と軽蔑されてしまうし、
自分自身もなんだか抵抗が出て来て自分の意に沿わないことは「NO」と言うようになりました。
(日本みたいに遠慮がちな人ばかりではないので、なんでも相手に合わせていると自分の首を絞めることにもなるし・・・)

 
またニューヨークは色んな国出身の色んな人が暮らしていて、基本他人にあまり干渉しません。
 

とにかく色んな人がいるので、とんでもなく個性的な格好をしていても目立たないし、他人の服装を見てヒソヒソ話しているのは観光客ぐらいです。
 

村社会とか同調圧力とか、そういったものからかけ離れた環境で暮らしているからか、他人の視線がどうでもよくなってきました。
 

空気を読んで嫌なことに同意することもなくなったし、服装も好きなものを着ています。
周りがどうかではなく、自分がどうしたいかを考えて行動するようになりました。
 

村社会で生きている時はなかなかできなかった!


 
社会の中で暮らしている以上ある程度の協調性は必要だったりしますが、自分を偽ってまで多数派に同調する必要もないな、と感じています。
今はニューヨークの自由な空気を満喫しています。
 

 
(海外と言ってもアジアの一部地域などは日本同様もしくはそれ以上に村社会だったりするようなので、日本脱出すれば面倒な同調圧力から解放されるというわけではありません・・・)
 
 

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村社会から抜け出して他人の目が気にならなくなった!まとめ

日本から一歩外に出ると、本当に「空気を読まない」人をよく見かけます。
それがいいかどうかは別としても、他人の目ばかり気にするのは良くないなとつくづく実感する今日この頃。

他人にどう思われようと自分の人生。

仕事後にミーティングと称した噂話大会に参加して、自分の意に反して「うんうん」と相槌打つ人生はしんどいです。

今はニューヨークで自由を満喫している私ですが、今後日本に完全帰国することがあったとしてもここで得たものは手放さずにいこうと思っています。

同調圧力って?
なにそれおいしいの?

 

最後まで読んでくれてありがとうニャ

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