文化(アメリカ・NYC)

日本人は海外で謝りすぎ&ペコペコしすぎかもしれない件【NY生活で気付いた事】

2019年2月2日

なんだかちょっと攻撃的なタイトルをつけてしまいましたが、
誤解のないように言わせてください。私は日本人の謙虚さもお辞儀の文化も大好きです
 
ですから日本の文化を否定しているわけでは全くありません
 
ただ、海外ではほどほどで良いかも、と思うことがよくあるので今回はそれについて書いてみようと思います。

横断歩道でのできごと


 
ニューヨークに住み始めて間もない頃のことです。
 
ある日米国人の友人(7歳までギリシャで育った元ギリシャ人)と横断歩道を渡っていたら、曲がって来た車が横断歩道に突っ込んで来かけました。
私も友人も反射的に止まったのですが、車の運転手もその場で止まり「行け」と手で合図します。
 
私は危ないなーと思ったものの一応停まってくれたわけだし、「ありがとう、お先に」というつもりで軽く会釈して早足で横断歩道を渡りました。
 
 
すると友人に言われました。
「ああいう場面では会釈とか必要ないよ。
ニューヨークの人は日本文化なんて殆ど知らないし、気持ちに余裕がない人が多いから『そんな余計なことしなくていいからさっさと渡れ』って思う人もいるし。
ここではニコッとして渡るだけでいいと思うよ」
と。
 
 
正直「エーーー?」って思いました。
 
別に立ち止まって深々お辞儀をしたわけではなく、むしろ奈良の鹿よりも軽い感じだったのに~~~!
(いや、奈良の鹿はそこそこ深々頭下げてるかw)
 
 
ニューヨーク市の人口は862万人超で、世界中から色んな人が集まっている人種のるつぼ。
いろんな文化が持ち込まれているわけだから、会釈ぐらいいいのでは?と思った出来事でした。
 
 
 

これはお辞儀ではなくお腹が痛いだけ!

 
 
 

アメリカ人は無駄に謝ることはない


 
紳士で礼儀正しい人もいるけれど、基本的にアメリカ人は過度にへりくだったり謝ったりすることはありません。
 
 
友人同士でも、待ち合わせ当日に「今日〇〇の用事が入ったから、待ち合わせの時間を1時間遅くしてくれない?」と変更を申し出られた場合、スケジュール調整して応じても「サンキュー」でおわり。
実際に会った時も「変更してくれてありがとねー」とは言っても、
「変更してもらってごめんね」という言い方はしません
 
 
日本人は自分の都合で相手に迷惑をかけたりすると相手のことを思って「ごめんなさい」という言葉がスルリと出てきますが、
アメリカでは「相手もその時間で問題がなかったわけだから変更に応じることができたんだろう=問題無し」と考える人が多いようです。
 
 
それは文化の違いなので別に構いません。
(アメリカは訴訟大国なので下手に謝ってしまうとそれが不利に働くこともあるだろうし・・・)
 
 
でも、最初は「私は日本人。軽い会釈ぐらい大丈夫でしょ」と思っていた私でしたが、ここで何年も暮らしているうちに考え方に変化が起こり始めました。
 
 

日本人の謙虚さは誇り!でも海外ではほどほどでいいかも


 
私は、ニューヨークに住むまで、アメリカ人はある程度日本人のことを知っていると思い込んでいました
極東の小国とはいえ、かつては経済も勢いがあったし・・・。
 
ところが、実際はそうでもありませんでした
 
 
中には日本に旅行したことがあったり、日本人の友人がいたり、車メーカーやアニメ、ゲームなどで日本のことを知っている人もいますが、全体的に見ると決して多くはありません
 
そんな中で日本の美徳である「謙虚さ」や「空気を読む」、「お辞儀の文化」等が当たり前に受け入れられるかというとそうとは限りません。
 
人によってはなめた態度をとってきたりもしますし、
職場などでも嫌なことは嫌だとはっきり言わないと「日本人は指示したら何でも言うこときくから」と日本人の性質を知った上で失礼な態度をとって来る人だっています。
 
 
渡米間もない日本人や観光客が日本人的感覚で会釈やお辞儀をしている姿に関しても、
「美しい文化だな」と感じてくれる外国人がいる一方で、
なんでコイツらはいつもペコペコしてるんだ」
 
相手に不快感を与えないためにニコニコしている心遣いさえも、
「楽しい話をしているわけでもないのに、なぜニヤついているんだ」と思う人が割といるんだとか。
 
 
ニューヨークに引っ越して以来、そういったことを見聞きするようになり、
私個人の考え方かもしれませんが、「お辞儀の文化も空気を読む性質も世界共通のものではないので、わざわざここでする必要はないかも。郷に入っては郷に従えと言うし」と思うようになりました。
 
何せ両手を体の前で重ねているだけで「自信がなさそうな人」というイメージを持つお国柄。
過去にそのことについて記事を書いています↓
日本では当たり前のあんなことやこんなこと、アメリカではこう見られているの?
 
 
ちなみにこの姿勢ね↓ ↓

 
 
日本人の素晴らしい文化が伝わるどころか、「日本人はノーと言わないから滅茶苦茶な要求をしても文句も言わずに従う」「いつもペコペコしている」と、むしろ誤解を与える可能性があるのであればその部分を敢えて見せる必要はないのかもしれない、と思うようになりました。

 
お辞儀をしなくても日本人の謙虚で礼儀正しい部分は伝わるだろうし、空気を読む文化がないところで敢えて過度に読む必要もないだろうし。
 
 
 

無意識のうちに謝っている日本人


日本では他人に声をかけるときも「すみません!」、上司に怒られても「すみません」、
すみませんという言葉を頻繁に使いますよね。
 
 
このクセがあるからか、海外でもついつい謝っている日本人は多いです。
 
「英語がまだ不得意で・・・I’m sorry」
 
飛行機で窓側の席の人がお手洗いに行く際、「I’m sorry, 通してもらえますか?」
 
道を尋ねる時に「Sorry,〇〇に行く道を教えてもらえますか?」
 
お店の入り口等で前の人がドアを開けて待ってくれている時に「Sorry, sorry」・・・
 
 
これら全部”I’m sorry”を言う必要はありません。
 
 
日本人にとって英語は外国語なので不得意でも仕方がないです。謝る必要は全くありません。
 
飛行機の中でのシチュエーションも、道を尋ねる時も、ソーリーではなく “Excuse me”で大丈夫です。
I’m sorryという言葉は日本語の「ちょっとすみません」というニュアンスではなく謝罪の「ごめんなさい」なので、
こういうシチュエーションでは “Excuse me”がふさわしいです。
 
ただ、寝ている人を叩き起こす時や、誰が見ても忙しそうな人に道を尋ねる時など、明らかに迷惑をかけるときは
“I’m sorry to bother you”(お忙しいところすみません、お邪魔してすみません)と言いましょう。

そんな場面はあまりないと思いますが・・・。
 
 
また、前の人がドアを開けて待ってくれているときは「ソーリー」ではなく笑顔で”Thank you!”と言うと良いでしょう。
 
 
 
このように、日ごろから軽い謝罪の時もただの声掛けの時もすべて「すみません」で済ませている日本人にとっては使い分けがややこしいかもしれませんが、
お詫びの言葉を述べたい場合=I’m sorry、 軽めのニュアンスで「ちょっと失礼」「失礼しまーす」=Excuse meと覚えておくとわかりやすいかもしれません。
(厳密には例外も色々あるのですが、初めのうちはこの覚え方で問題ないと思います)
 
 
余談ですが、”I’m sorry”はこちらに非がある場合以外にも使うことがあります。
相手に何か良くないニュースがあった場合、例えば「インフルエンザにかかった」とか「家族の体調が悪い」など、悪いできごとには”I’m sorry to hear that”と声をかけます。
 
 
 
調子に乗って、さらに脱線させてください。
以前飛行機に乗った時に、私の近くの席に外国人が座っていました。
まだ乗客が搭乗している段階のことです。
窓側席の彼は自分の荷物を通路側の席に置いて、スマホをいじっていました。
 
後からやって来た日本人女性がその周辺で自分の席を探しています。
どうやら例の外国人男性が荷物を置いていた通路側席が女性の座るシートだったようなのですが、
荷物があるので座れません。
 
男性は気付かなかったのか、荷物をどけることなくスマホを触っています。
すると女性が声をかけました。“Sorry…”
 
外国人男性はちらりと女性を見て、何も言わず荷物を自分の足元に置きました。
 
 
謝るべき外国人が無言で、謝る必要のない日本人が謝っているという謎シチュエーション・・・・。
 
 

オイ!!謝るべきはあんただよー

 
 
話が逸れすぎましたが、日本人はついついいつもの癖で海外でも謝りすぎる傾向がありますので、
“Sorry”を言う場合は本当に言う必要があるのか考えてから口に出すようにすると良いのかな、と思います。
 
 

まとめ


 
今回は「日本人が海外でお辞儀と”I’m sorry”を多用しすぎかもしれない」ということについて書いてみました。
 
謙虚さや腰の低さが評価される日本の文化と、堂々としていることが好ましいとされるアメリカ。
善し悪しの問題ではなく、文化の違いですね。
 
私は、日本に一時帰国中は日本でいた時と同じように過ごしていますが(ペコペコ会釈しますし「すみません」もよく使います)、
ニューヨークではお辞儀を滅多にしなくなりました。
 
例外は、日系スーパーなどで日本人の買い物客が通路のスペースを開けて待ってくれていた時とか(狭いんですよ・・・)、
日系スーパーのレジで店員さんが笑顔で「ありがとうございました」と言ってくれた際にこちらもお礼を言って軽く会釈する時ぐらいでしょうか。
 
 
なんていうか、使い分けてます。
日本文化大好きなアメリカ人が、自国ではとてもカジュアルだけど、日本に来ると丁寧にお辞儀をするみたいな感じでしょうか。
郷に入っては郷に従え。
 
ちなみに、横断歩道で車が待ってくれている時も、にっこりして“Thank you!”と言うようになりました。
アメリカではそれでいいかな、と。
 
 
あ、ユーチューバーの井上ジョーさんが結構面白いです。
ご両親は日本人だけどジョーさんご本人はアメリカ生まれアメリカ育ち、アメリカ国籍なのかな?
日米のこと、色々語ってるんですけど面白いのでぜひ見てみてくださいね(*´∀`*)
 
 


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初めまして。私はアメリカ在住のオリビアです。植物が大好きな猫を飼っています。UFOやネイティブアメリカンに興味津々。また砂漠と海とバチャータ、薔薇風味の食べ物が大好きな変わり者。多趣味だけど飽きっぽく、長年ずっと継続しているのは語学の学習のみ。よろしくお願いします。
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