【基礎中の基礎】リピーティングで効率的に英会話力アップ

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英会話




今ほどの英語力がなかった頃、リスニングとスピーキングのどちらを優先的にやればいいか迷っていたことがありました。

結局私はスピーキングを優先したのですが、今となれば「どちらを優先させるかではなく、両方同時に伸ばすことが最優先だ」と思っています。

両方いっぺんに上達させる方法って何だと思いますか?

 

 

答えはリピーティングやシャドーイングです。

 

効率よく英会話の練習をするにはこれらのトレーニングが欠かせません。

私はシャドーイングラバーで、可能な限り毎日40分以上はシャドーイングをやっているのですが、今回は基礎であるリピーティングについて書いてみたいと思います。

 

スピーキング力とリスニング力を同時に鍛えなければならない理由

冒頭で、どちらか一方ではなくリスニング力とスピーキング力の両方を伸ばさなければいけないと書きましたがその理由をご存知でしょうか?

理由は、スムーズな英会話のためにはスピーキングとリスニングの両方がバランスよくできることが必須だから、です。

 

例えば、あなたがリスニングよりもスピーキングのほうが得意だとしましょう。

海外で、図書館までの道がわからなくなった時の状況を思い浮かべてください。

スピーキングの方が得意なあなたは、通行人を捕まえて無事道を尋ねることができました。相手もあなたの英語を理解し、教えてくれようとしているのですがあなたはリスニングができないため相手の言っていることがイマイチわかりません。

 

(私は過去似たようなことを何度も経験しました。単純な道であればなんとか理解できるけれど、少し道が複雑だとあまり理解できないままお礼を言って別れ、少し行った先でまた誰かに尋ねるということを繰り返していました・・・)

 

道がわからないだけであれば、あちこちで教えてもらえれば最終的に辿り着くことができると思いますが、ビジネスシーンや緊急時に「相手の言っていることがわからない」では致命的です。

 

 

では反対に、あなたがリスニングはまあまあできるけどスピーキングができないというタイプだったとしましょう。

(一般的に発音できない音はリスニング時に聞き取れないと言われていますのでこういうケースは稀なのかもしれませんが、たまにほとんど話せないけれど聞き取りだけはどうにかできるという人がいますので。)

 

これはこれで厄介で、話せないと会話が成り立たないのです。

例えばあなたの大好きな分野の話題を振られたとしても “I like it, too”ぐらいしか言えないとものすごくフラストレーションを感じます。会話が盛り上がらないですから。

 

そういえば高校生の頃1か月弱モントリオールに行っていたのですが、現地の友人たちの前で手帳を開いたらニコラスケイジの切り抜き(!)が出てきたことがありました。

別に私がニコラスケイジのファンだったわけではなく、日本のクラスメイトにもらった時に手帳に挟んでおいただけなのですが、それをモントリオールの友人たちに突っ込まれました。

 

「えーーーーこの俳優のファンなの?」

「わざわざ手帳に入れてるぐらいだから大ファンなんでしょ!年上好きなの?!」

と恋バナに夢中なお年頃の友人たちは大騒ぎ。

 

ところが、当時スピーキングもリスニングも駄目駄目だったわたしが言えたのは、

「いやいや、全然ファンじゃないよ!日本の友達が・・・」のみ。

結果、照れていると勘違いされ、余計に冷やかされて終わりました。スピーキングができないって悲惨です 笑

 

このように、スピーキングかリスニングのどちらか一方ができるだけではスムーズな会話には程遠いのです。

しかし!リピーティングを頑張れば一度に両方の技術を向上させることが可能ですのでぜひ頑張って取り組んでみてください。

 



英語の基礎であるリピ―ティングをやらなければ始まらない

過去にリピーティングとシャドーイングは英会話上達の近道という記事を書いているので興味のある方は読んでいただければと思うのですが、リピーティングは英会話の基礎中の基礎だと思っています。

 

リピーティングを飽きるぐらいに何度も何度もやると必ずリスニング力とスピーキング力の両方がつきます。なぜならリピーティングはやり方さえ間違えなければ会話に必要なリスニング力とスピーキング力が養われる魔法のような訓練法だからです。

 

「リピーティングなんてやらなくても英語が話せるようになった人を知ってるよ」という方もいるかもしれませんが、やればやらない場合の何倍もの効果が見込めますので騙されたと思ってやってみてください。

 

間違ったリピーティングのやり方とは

やり方を間違えなければリスニングとスピーキングが上達する、と書きましたが、それでは正しくないリピーティングとは一体どのようなものなのでしょうか。

見ていきましょう。

 

たまにしかやらない、習慣にしていない

リピーティングは習慣にしてこそ威力を発揮します。

「継続は力なり」と言う言葉がありますが、まさにこの通りです。

 

理想としては毎日最低10分。これを来る日も来る日も継続していると効果は見えてくると思います。

 

ちなみに私は気まぐれな性格で、リピーティングをしようと決めてからも毎日はやっていませんでした。

やる気モードに入ると毎日頑張っていましたが、モチベーションが切れると1週間2週間の放置は当たり前、という怠け癖があったのです。

 

この時はなかなか効果も表れませんでした。厳しく言えば現状維持さえもできてなかったかもしれません。やるたびに毎回振り出しに戻っていたように思います。

 

自分の経験から言うと数週間に1度、1時間なんてやってもあまり意味はないです。

それよりは、1回の時間は短くてもいいから毎日集中してコツコツした方が断然効果は出やすいです。

 

リピーティングを習慣にしているが心ここにあらず

これも意外に多いと思います。

一応仕方なくやってはいるものの、ぼんやりとつぶやいているだけで頭の中では全然違うことを考えている・・・という状態です。

 

これは一番ダメです。毎日私自身よくぼんやりリピーティングで時間を無駄にしていましたので、あなたは同じ間違いをしないでください。

 

とにかく集中することが大切です。

他事を考えながら毎日1時間以上やったとしても結果はついてきませんのでご注意を。



お手本の音声と同じように発音できていない、自分の声を録音していない

リピーティングを習慣化し、真剣に取り組んでいるのに全然上達しない、と言う場合は「お手本の音声をよく聞く」「お手本とそっくりに発音する」という基本的な作業ができていない場合が多いです。

自分ではきちんと聞いて発音しているつもりでも、実際は「自分独自のネイティブっぽい発音」で話しているということがあります。

これをやっている限り、リスニングは上達してもスピーキングの上達は見込めません。お手本を真似ているつもりなだけで、実際は同じように発音できていないので。

 

では、どのようにすれば客観的に自分の発音を聞けるかというと、自分の声を録音することです。

 

録音することの必要性はこれまでも何度も書きましたが、本当に大事なことなので耳タコかもしれませんが再度書いておきます。

最近は大体どのスマホにも録音機能がついていると思いますのでリピーティングの時にお手本の音声とそれに続くあなたの声を録音してみてください。

録音してみると、あなた自身の話し方のクセが客観的に見えると思います。

 

自分の声を録音するというのは簡単ですが、正直気が重いです。出来ることならやりたくないですよね。

でもやるのとやらないのとでは上達の速度に差がついてきますから、ぜひ今日から録音を始めてみてください。

 

正しい発音ができるようになると、リスニングも随分楽になりますので超オススメです。(これ、ホントです)

語学の達人も「早く上達したければ自分の声を録音しなさい」と推奨しています。

何事も上達の秘訣は達人のやり方を真似してみることです。善は急げ!

 

リピーティングで英会話力アップ、まとめ

上ではリピーティングの間違ったやり方を書きましたが、これらのことに気を付けてトレーニングすれば必ず実力がつきます。

リピーティングが上手くできるようになったら、シャドーイング(お手本の音声を停止させることなく、音声の後を追いかけるようにひたすら発音していくトレーニング)も取り入れてみてください。更なる上達が見込めます。

 

信じられないかもしれませんが、音声をよく聞き同じように発音するという動作を繰り返していると英語の音に慣れてきていつの日かお手本以外の英語も聞き取れるようになっていきます。早く慣れるためにも、いつもいつも同じ教材を使うのではなく、時々別人の音声で練習してみてください。

人によって話し方が多少違いますので、色んな人の音声を聞いて真似を続けてみましょう。

そのうちに「この人みたいに話せるようになりたい」とお手本になる音声に出会えると思います。

 

リピーティングは英会話の基礎です。回り道しているように思えるかもしれませんが、基礎を大切にすると速く英会話が上達します。

効率を考えるのであれば基礎を大切に毎日コツコツ頑張ってみてください。


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