【リピーティングとシャドーイングは英語上達の近道】難しいけど効果あり!おすすめ

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シャドーイング

英語指導や翻訳をやっているオリビアです。
特技は英語です。

ここで問題。
私が最も効果的だと思った英語学習法は何でしょう?!

答えは「リピーティングとシャドーイングをしつこくやること」です。

自分の経験から、これらのことを徹底的にやり倒すと上達の速度が急速に速まると思っています。
今日は、なぜこんなにシャドーイング狂になったのか、そしてそこまでやっている理由は何なのか書いていきたいと思います。

少し長くなりますがお付き合いよろしくお願いします。

シャドーイングの鬼になったきっかけは英語が通じなかった経験


 
 
私は21歳の頃イギリスで2カ月間のホームステイをしていました。

渡英までの間、イギリスのことをもっと知ろうと思いインターネットで情報を得ていたのですが、その最中ひょんなことから現地在住のネット友達ができました。
 
彼女は南アフリカ出身で、高校卒業後にイギリスに移住したそうです。
親切な上、偶然にも共通の趣味がたくさんあった私たちは仲良くなり、ほぼ毎日メールのやりとりをしていました。
そして、私が渡英したら会おうという約束まで!!

その後私は無事渡英し3週間ほど経った頃、彼女と会うことに。

メールではずっとやりとりしてきたけれど、会うのは初めてな私たち。

「わあ!初めまして!」と盛り上がったはいいけれど、挨拶後の彼女の英語が全く聞き取れないという壁にぶち当たることに。
 何やら一生懸命言ってくれているけれどさっぱりわからないのです。
 
 
南アフリカ英語を聞いたのが初めてだったということもあると思いますが、本当に「え?これって英語なの?!?!」という具合でした。
 

マジでコミュニケーションが取れない!!

彼女にとってもアメリカ英語寄りの日本語訛りのカタコト英語を聞くのは初めてだったようで、「おや?」という表情をしていました。

それまでメールでは特に問題なくやりとりをしていたので、彼女としても私のスピーキングがこんなにひどいとは想像もしていなかったのでしょう。
 
結局一緒にお茶をしたり散歩を楽しんだりと、とても楽しい時間を過ごしましたが肝心の会話はほぼ成り立たないという残念な結果に終わりました。

帰り道は「もう3週間もイギリスにいるのに、全っ然わかんなかったよ・・・」と、放心状態でした。

未だにリスカードと聞くと「あぁ、英語が全く通じなかったあの日」と思い出してしまうほどです笑
 

英語特有の抑揚がないと分かりリピーティングを始める


この日ステイ先に帰り、ホストマザーに「ネット友達に会ったんだけど、お互いの英語が全然わからず会話にならなかった」と話しました。

するとホストマザーからいくつかのアドバイスがありました。

・私の英語はアメリカ訛りが強いが、英語自体は悪くない
・でも抑揚がないから聞き取りづらい
・英語特有のイントネーションやリズムを練習すべき
・長い文章を組み立てて話す練習も必要

的確なアドバイス!
抑揚なんて考えたことなかったかも!

日本語は抑揚が少なくて割とフラットな言語だと言われていますが、そのせいか英語でも強弱のない話し方をしていたんです。それに加え、当時は接続詞などもうまく使えず1文1文が本当に短かったですし、とても不自然な英語を話していたと思います。
 
帰国後、とにかくいろんな音声教材でリピーティングとオーバーラッピングを繰り返しました
 
2か月のイギリス生活で少し英語耳ができていたので、忘れてしまう前に英語の音に慣れておかなくちゃと、家でくつろいでいる時も、車で移動中も(運転中は運転に集中!!!)、お風呂タイムもやっていました。

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リピーティング・オーバーラッピング・シャドーイングの違いとそれぞれの方法

ちょっと待って!
リピーティングはわかるけどオーバーラッピングってなんだっけ???

英語上達の練習法って種類がいっぱいあって、ちょっとややこしいですよね。

リピーティング、オーバーラッピング、シャドーイングがごっちゃになっている人もいるかもしれません。せっかくなので簡単に説明しておきますね。

英語上達の近道!リピーティングのやり方

リピーティングは音声を聞いた後に一度音声を停止をして、お手本と同じようにマネをするという方法です。

例えば・・・

お手本:This milk’s gone off.

あなた:        This milk’s gone off.

このような感じで音声の一文が終わったら一旦停止して、自分も同じように発音します。
 

英語上達の近道!オーバーラッピングのやり方

 
お手本:This milk’s gone off.

あなた:This milk’s gone off.

と、音声に被せて同時に読んでいく練習方法です。
 
 

英語上達の近道!シャドーイングのやり方

シャドーイングは聞こえて来た音声の1~2語後を、影(シャドー)のように追いかけながら発音していく方法です。お手本の音声は停止する必要はありません。
 

お手本:This milk’s gone off.

あなた:     This milk’s gone off.

と、こんなイメージです。

難しい!リピーティングもシャドーイングも効果がなかった英語暗黒時代

さて、話に戻りますが、最初私はオーバーラッピングをメインでやっていました。
 
慣れて来てお手本の音声に遅れをとることなく発音できるようになると気持ちが良かったのですが、オーバーラッピングだと音声と同時に話すことばかりに気が向いてしまい、イントネーションやリズムに注目できてない気がしました。

また、お手本の音に被せて読み上げていくので、はたして音声そっくりに発音できているのかどうか不安になってきました。

それに気づいてからはリピーティングの量を増やしました

音声を聞き、停止して完コピする→再生して音声を聞き、また停止して同じように発音する、これを繰り返しました。上手くいかなかったら巻き戻して何度もやり直しました。

何度も停止と再生、巻き戻しをするので機械が壊れてしまうんじゃないかと思うぐらいにやり込みました。

ここまで来ると、さすがに口が英語の音というものに慣れてきます。

ただ私は不器用なのか、新しい章に移るたび途端に英語初心者のようになり、聞き取れない、発音もできない、またゼロからリピーティング・・・という繰り返しでした。

このゾーンに入ってから、抜け出すまでがとにかく長かったです。

私の場合、サボリ癖があり毎日真剣にやるときと、全然やらない時の差がひどかったのでそういうのも関係していたのかなと思います。
 

教材英語でさえなかなか聞き取れない時期だったので、生の英語なんて本当にダメダメでした。
 
特に学校のカフェのテレビで英語ニュースなどがかかっていると同じ大学の知り合いから「ねえ、この英語聞き取れる?何て言ってるかわかる?」と聞かれるのが本当に苦痛でした。
 
でも、「うーーん・・・・・・・イギリスで居た時はリスニング力、もうちょっとマシだったんだけどね」言い訳している自分はもっともっと嫌でした。

英語のCMとかニュースとか、とにかく恐怖だった時期。

とはいえ、継続すると必ず良いことがあります。
リピーティングを延々続けたことで、リスニングがようやく上達したのでした。
 
さらに、この後シャドーイングに出会いようやくトンネルから完全に抜け出すことになります。
 

英語上達!シャドーイングで効果を実感するようになる

形態模写は得意だけど、やっぱりリスニングもスピーキングも得意とは言えない・・・という悲しい時期を長く過ごした私ですが、ここでシャドーイングという学習法に出会います。

やはりシャドーイングも最初のうちはなかなかうまくいかず、「私は英語が向いてないのかもしれない」と思うこともありました。

聞きながら音を出していくという、至極単純そうなこの作業が意外に難しく、たった一文でさえまともにシャドーイングできなかったのです。

でもしつこく何度もやっているうちに、少しずつシャドーイングに慣れてくる感覚がありました。
そして、音声の後に続いて発音していくのが楽しく感じるように。

特に「同時通訳の人が必ずする勉強法」なんて聞くと夢と希望があるじゃないですか。

夢と希望しかないよね!

私も諦めずにやり続けたら通訳さんになっちゃうかも!なんて浮かれてコツコツやるようになりました。
 
とはいえ、日によってシャドーイングに時間が割ける時とそうでない時がありましたが、週に5日以上するようになってからは目に見えて上達していきました。
英会話での文章の組み立て方なども以前みたいに考えこまなくてもスルスルとフレーズが出て来るようになりましたし、リスニング力も随分つきました。文法力もアップしたと思います。
 
長い間VOAでシャドーイングしていたせいか、アメリカ人たちからも(私はアメリカ在住です)「日本人なの?!きれいな英語を話すね」と言われるようになりました。

シャドーイングはやればやるほど英語に慣れるし、語彙力もつくし、リスニングとスピーキングの両方が同時に上達するし、良いことだらけだよ!!

 シャドーイングとリピーティングとオーバーラッピングのどれが一番大事?

ここまで読んだ中で、「シャドーイングとリピーティング、オーバーラッピングのどれをすればいいの?」と思った方いるでしょうか?

もしかしたら、「シャドーイングで飛躍的に上達するんだったら、リピーティングやオーバーラッピングはせずにシャドーイングだけしよう!」と思われた 方もいるかもしれません。

でもちょっと待って!!

長い長い英語スランプの間、リピーティングとオーバーラッピングを続けたからこそシャドーイングにうまく移行できたんだと思うのです。

上達の兆しが見えない・・・と辛かったリピーティング&オーバーラッピング時代を経たからこそ、英語口(英語耳の口バージョン 笑)ができたんだと。
 
 
この長い工程をすっ飛ばして、いきなりシャドーイングに入っていたとしても、まったく歯が立たず手ごたえも感じられずに諦めていたでしょう。
 
なので、遠回りしているようでもリピーティング→オーバーラッピング→シャドーイングと少しずつステップアップしていくのが一番の近道なんだと思います!
 

つまり、リピーティングもオーバーラッピングもシャドーイングも
全部全部大事!!!

皆さんの中にも、勉強しているのになかなか上達が見られないと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれませんが、時間をかけただけ、工夫しただけ、苦しんだだけ英語は必ず上達します。
 

私も長い時間がかかりましたが、今ではアメリカで充実した毎日を送っています。
そして、英語が得意だと言えるようになった現在もシャドーイングは週5回、毎回45分以上はするようにしています。
そして、これからもずっと続けると思います。

人生やった者勝ちなので頑張りましょう!!!

シャドーイングやリピーティングにおすすめ完全ワイヤレスイヤホン

私は家事をしながら日々のシャドーイングをするのですが、ケーブルがキッチンやら袖やらに引っかかることが多く、ストレスを感じながらやっていました。

でも、完全ワイヤレスイヤホンに変えた途端このストレスがあっという間に解消されました。
 
今ではストレスフリーなシャドーイング生活を送っています。

私と同じ悩み(大げさだけど)を抱えてるあなた。
ワイヤレスイヤホン、おすすめです。


ワイヤレスイヤホンを買おうかなと思っている方は要チェック!
 

まとめ!英語上達にシャドーイングとリピーティングが効果的

長々書いてしまいましたが、わたしの体験談をご紹介しました。
なかなか英会話が上達しなくて困っている人はぜひ試してみてください。

効果が実感できるようになるまでは、孤独でしんどい作業です。
もししんどいと感じる場合はシャドーイングを添削してもらえるサービスがおすすめ!!

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チェックしてみてね!

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