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ソフトシェル ブレイキング・バッド シーズン1 BOX(3枚組) [DVD]
私が海外ドラマの「ブレイキング・バッド」を見始めたのは、ニューメキシコへの旅行が決まってからのことでした。
旅先での大体のプランを練っていた時にパートナーから、「TVシリーズのブレイキング・バッドのロケ地もニューメキシコだよ。行く前にちょっと見てみたら?」と言われ、嫌々見始めたのがきっかけ。
しかし、見始めた瞬間に現れた美しい荒野に目を奪われ、さらにはストーリーにまで引き込まれてしまいました。
数話目で完全にドハマりし、約2週間でシーズン5のファイナルまで見てしまったのです。
(睡眠時間が極端に少ない2週間でした。目、常に充血!\(^o^)/)
ブレイキングバッドに染まっていた2週間、私は毎日色んな登場人物になりきって過ごしていました。
ある日はピンクマン、またある日はトゥコ、さらに別の日にはスプージetc…。
パートナーも、内心ドン引きやったやろな。
そこまでハマったからには当然(?)「ニューメキシコ旅行中にブレイキング・バッドのロケ地であるアルバカーキにも行ってみようよ!!」ということになったのでした。
とはいえ、かなりのタイトスケジュールを予定しているこの旅行。
とりあえず3か所だけ、ブレイキング・バッドゆかりの場所に行くことにしました。
1.ガス・フリングのお店「LOS POLLOS HERMANOS」
2.ウォルターとジェシーが初めて “調理”した荒野
3.ブレイキング・バッドのアイテムを販売しているお店「THE CANDY LADY」
この3ヶ所に決定です。
前置きが長くなりすぎたのでそろそろ本題に入りましょう!!
今回は①ABQまでの道のりです。(数回に分けます)
ちなみにABQとはアルバカーキのことです。
BBQのタイプミスではありませんのでそこんとこヨロシク!
「早くブレイキングバッド旅本編を読みたい!」という方は、
以下のリンクから続編へどうぞ。
ブレイキングバッドのロケ地旅!ロスポジョスと荒野に行って来た
ブレイキング・バッドのグッズ購入inアルバカーキ(ポジョスTシャツやメスキャンディー)
ブレイキングバッド旅スタート!アラモゴードからアルバカーキへ出発
旅行の都合上、アルバカーキは旅程の一番最後に訪れることに。
アラモゴードのモーテルをチェックアウトし、近くのガソリンスタンドで給油をした後はアルバカーキに向けて出発。
アラモゴードの小さな町を抜けると、あっという間に荒野に出ました。
貨物列車の長い長い列。
アメリカ―――って感じですよね。
個人的に面白すぎて笑いが止まらなかったのがこちら。
私たちの前を走るこの2台の車。
トラックの後ろにぴったりついて乗用車が走っています。
トラックのスピードに不満があり、真後ろについて煽り運転をしているのか、はたまた牽引されているのか。
追い越し可能なエリアでも絶対追い抜くことなく、ずっとこの距離を保っているのです。カーブのない一本道が延々続いていて、その謎がわからないまま何十マイルも。
今思えばなにがあんなに面白かったのかわからないのですが、あの時は本当に面白くて面白くて、
大笑いしていました。
だだっ広い荒野の中の一本道をひたすら走り続けて気持ちが開放的になっていたからかな。
いやーー、めちゃくちゃ面白かったです。
あ、結局あの乗用車はトラックに牽引されていました。当然か。
とにかく楽しいブレイキングバッド旅の始まり!
アルバカーキまで、約350キロの移動距離ですが、視界に入って来る景色の見事なこと!
車でぐんぐん進んで行くと、同じ荒野でも土の色が変わったり、自生している植物の種類が変わったりするのが分かります。
写真はもちろんありませんが、たまにエルク(鹿みたいなやつ)やプレーリードッグのご遺体に遭遇・・・。
運転は楽しいけれど、いつ何時野生動物が飛び出してくるかわかりません。
ロードトリップ中、飛び出して来たバッファローなどと衝突すると両方が無事では済まないという話を聞いたことがあるのでかなり慎重に運転。
たまーに集落を見かけました。
周りにスーパーマーケットも銀行も郵便局もレストランも病院もないような荒野で生活するってどんな感じなんでしょうね?
普段ニューヨークのごみごみした場所で生活している私にはとても新鮮で、魅力的に映りました。
野生動物のいるような土地で生活してみたいです。
カリゾゾのValley of Fires in ニューメキシコ
54号線を1時間強走り、カリゾゾというエリアで380号線へ。
暫く走ると茶色かった景色が黒っぽくなってきました。
これまで色んな荒野を見てきたけれど、黒っぽいのは初めて。
なんだろう?山火事でもあったのでしょうか?それとも火山?
そのうち、車を駐車できるスペースのようなものがあり、そこでファミリーが楽しそうに写真を撮っているのが見えました。
私も運転でちょっとお尻が痛くなってきていたので車を止めて休憩することに。
こんな感じで、岩が黒っぽいんです。
ずーっと薄茶色、赤茶色、茶色など、茶系統の色ばかり見て来てたので新鮮。
そして、気温は高くて空気も乾燥しているけれど、そよそよ吹く風が爽やかで「最高ーー!」って叫びたくなりました。
いかにもニューメキシコっぽい植物たち。
左下にはウチワサボテンのような植物も。
この場所はカリゾゾ(Carrizozo)近くにあるValley of Fires。
溶岩っぽいと思ったけれど、やはりこれは溶岩だったみたい。
(ちなみに溶岩は英語で”lava”ラバと言います)
5000年以上も前に、噴火した山から溶岩が流れ出し、少し離れたこの土地まで到達したんだとか。
しかし5000年以上前のものだなんて。・・・歴史を感じますね。
私がいたのはフリーウェイのそばだったけれど、カリゾゾの街にいけばちゃんとした溶岩の公園(Valley of Fires Recreation Area)もあり、ちょっとしたトレッキングやキャンプが楽しめるんだとか。
今回はただの通過地点だったけれど、次は絶対この辺でも宿泊してみたいです!!!
こちらは駐車スペースから望遠レンズで向こうの山を狙った写真です。
山の緑の無さがもう!!!
私の中では山=緑!
こんな山はこれまで見たことがないです。
自分の知らない景色にドキドキが止まりません!
あまりに私好みの場所だったのでもうちょっと長居したかったのですが、これ以上いると今後のスケジュールに響くので、泣く泣く車に戻ります。
必ず戻ってくるよー。
お手洗いに行きたいのにサービスエリアがない問題
魅力的な地、Valley of Firesを後にし、アルバカーキに向います。
こういった荒野の上を大きな猛禽類が旋回していたりして、ものすごく良い雰囲気です。
猛禽類が飛んでいるってことはやはり小動物なんかもいっぱいいるんだろうなあ。
ガラガラヘビもうようよいそうですね?
時々、荒野のど真ん中に入って行く小道みたいなのがあり、他の車がその道に逸れて行っているのが見えるのですが、行った先には何があるんだろう?
どこに向かっているんだろう?と好奇心が尽きません。
こういう景色って、青空でも曇り空でも映える感じ。
不思議だったのが、どこまでも続く広大な荒野に牛や馬の群れがいたことです。
牛舎や馬小屋なども見当たらないし、人の気配も全くないのに、馬や牛はいるんですよね。
どこから来たんだろう?もしや野生?(知っている方、いらっしゃったらぜひ情報を!)
ニューヨークとはあまりにも違う景色に、私はただただ魅せられていました。
しかーーーーーし!!!
景色は最高なのですが、私は何かを我慢していました。
そう、お手洗いです!!!
アラモゴードから約1時間以上走っているのに、お手洗いを一度も見かけてないんです。
これはもう・・・・やばいよやばいよ!!!!!
たーーーーすーーーーーーーけーーーーーーーてーーーーーー!!!
道の脇には「サンドストームに注意」の看板などもあり、普通の状態であればテンション上がって写真でも撮ってそうなシチュエーションでも、ブルブル小刻みに震えながらアクセルを踏み続ける私。
そんな時、こんなサインを発見。
83マイル(約133キロ)でアルバカーキ着くってよ!
この非常事態に後133キロっていうのも微妙だけど、まずなぜトイレがないんだYO!!! 怒
空はこんなに青く、景色もこんなに美しいのに、それどころじゃなくなってきました。
日本だと高速走っててもある程度の間隔でお手洗いぐらいあるというのに、ココは道があるだけ!!!!!
他の人はどうしてるんだろう?とふと気になってしまうほどです。
そんな時、助手席にいたパートナーがGPSを見ながら「あ、もう少し先だけどレストエリアがあるみたい。お手洗い行けるよ!」と言うではありませんか。
ついに!!!待ちに待ったお手洗い!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
そしてそのうちに、道路脇にも「REST AREA」の表示が出ました!!!
ダダ下がりだった気分が一瞬でロケットのようにぐんぐん上がっていきます 笑
レストエリアっていうからにはきっと軽食なんかもあるだろうし、サンドイッチとコーヒーでも買っちゃうもんねーー!
ところが・・・・・
やっとの思いで到着したレストエリアがコレ 笑
トイレしかありませんでした 笑
ちょっと不満だけど、一番の目的は達成したので文句は言いませぬ。
その上、恐ろしい色の雨雲が猛スピードでこちらに向かってやって来てるではありませんか。
しかも雷鳴まで。
これはマズイです。逃げるが勝ち!!!
というわけでこのレストエリアでの滞在時間はたった5分ほど。
アルバカーキ目指して再び出発です。
長くなって来たので、一旦切りますね。
アメリカの高速道路のトイレ事情
最後にトイレについてのプチ情報。
アメリカのフリーウェイやハイウェイを走行中お手洗いに行きたくなった場合、人はどうするのか。
答えは、「一旦出口で降りて、飲食店等に入る」のが一般的だそうです。
アメリカのフリーウェイやハイウェイは基本無料です。
だから何度高速を乗り降りしても、問題ないのです。
(とはいえ今回私が通った道に関していえば荒野のど真ん中だったし、周りにお手洗いらしきものは一切見当たらなかったので、他のドライバーはどうしてるのか本当に気になるところです。ひたすら我慢?)
ちなみに、アメリカのレストエリアは日本みたいに充実していません。
私が行ったところみたいに本当にトイレだけだったり、あっても自販機だけだったりということが多いようです。
トイレと同じで、何か食べたくなったら一度ハイウェイを降りてレストランやファストフードで食べてからまたハイウェイに戻るのが普通のようですね。(ありえん)
まとめ!ブレイキングバッドロケ地旅(アルバカーキへの道)
というわけで、今回はブレイキングバッド旅の1つ目を紹介しました。
次からいよいよアルバカーキ編です。
お楽しみにー。
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