今日は、”大人になってから英語の勉強を始めてもネイティブのような発音は身につくのかどうか?!”というテーマで書いていきたいと思います。
結論から言いますと、「向き不向きがあるので一概には言えないが、努力次第である程度のところまでは可能」だと言えます。
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大人になってからネイティブのような英語発音を身につけたい!!
どうせ英語を勉強するなら、ネイティブみたいな発音を身につけたい!って思いますよね。
ネイティブの英語と一口に言っても、
アメリカ英語やイギリス英語、オーストラリア英語やニュージーランド英語などがあるよね。
アイルランド英語や南アフリカ英語も。
国や地域によって話し方が随分違うので何をもってネイティブ並みと言うのかという問題がありますが、多くの日本人は英語圏の人から見て「明らかに英語学習者」だと判断されないレベルの流暢な英語のことを指していますよね。
そしてそれは、さっき書いたように「ある程度のところまでは、ネイティブの発音に寄せられる!」と思っています。
ではどのようなトレーニングをすればネイティブスピーカーのような英語発音に近づくことができるのか気になりますよね!
詳しくご紹介します。
大人になってからネイティブのような英語の発音を身につける方法
ネイティブのような発音を身につけられる方法を紹介するよ!
参考にしてみてね!
英語の発音に効果的なのはリエゾン(リンキング)に慣れよう
大人になってから、ネイティブのような英語の発音を手に入れたい場合、「リエゾン」を意識することが大事。リエゾン(リンキングとも言います)は2つ以上の単語と単語が繋がった時、一音節として発音される現象のことです。
例えば One of my favorites という言葉を使って見ていきましょう。
これは one(ワン) と of (オブ)と my (マイ) とfavorites (フェイバリッツ)の4つの単語から成りますが、発音するときは ワノブ マイ フェイバリッツというように一気に発音します。
発音してみて!
ネイティブっぽさが増すから。
どうやってリエゾンを習得できるかって?
これはもう慣れるしかありません。
色んな英語音声を聞き、耳を慣らし、同じように発音してみる、ということを繰り返していると英語のリンキングのパターンがわかってくるようになります。本当です。
少し違う話になりますが、日本語で「お父さん」という単語がありますが、日本語ネイティブである私たちは「おとーさん」と発音します。
ですが、文字で書くとおとうさんとなります。
時々日本語を勉強しているアメリカ人の友人から「なぜ文字と発音が違うの?」と言われることがありますが、うまく説明ができず「とりあえず細かいことにこだわるよりも慣れた方が早いよ」と言っています。
英語のリンキングも、あれこれ考えるよりもたくさん練習して慣れてしまった方が確実に楽です。
ちなみに、いつもいつもテキストを見ながら発音していると、One of my~を 単語の通り、ワン オブ マイ~と発音したくなってしまいますので、少し慣れてきたらテキストを見ずに聞こえてくる音だけに集中する方が良いと思います。
「英語のリンキング、一体どれだけのパターンあるの~?! 」と気が遠くなるかもしれないけど、色んな音声を聞いていると必ず慣れるので心配しないでね。
ネイティブ英語の発音!リダクションに慣れよう
もう1つ。
ネイティブのような発音を身につける際に忘れてはならないのが「リダクション」の存在。
リダクションとは、発音時にほぼ聞こえないぐらいのレベルまで音が脱落する現象です。
このリダクションで私がいつも思い出すのは Probably という単語。
以前、この単語をネイティブの友人たちのように発音できず苦戦している時期がありました。
そんな時、アメリカ人の友人が、「その単語、私はプロバブリーじゃなくてプロブリーとしか発音してないわ。真ん中のバの部分、省いてる。」とアドバイスしてくれました。
その場にいた他の友人たちも一様に、「確かに。私も今まで意識したことなかったけど、真ん中の部分はちゃんと発音してないわー」と。
文字で見るとプロバブリーだし、発音記号を確認しても真ん中の音を省いてはいないのですが、ネイティブは日常会話中この単語をプロブリー、と発音している・・・・・。
説明が長くなりましたが、このように音が欠落する現象をリダクションと呼びます。
このリダクションに関しても、たくさん聞いてたくさん発音して慣れていくしかないです。
結局「習うより慣れよ」なんだよねー
Probablyをプロバブリーと思い込んでしまっている場合、会話の中で “プロブリー”という音が聞こえて来てもそれがprobablyだとは気づかない可能性が高いです。
なので、ネイティブがどんなふうに発音しているかということを体で覚えていく必要があります。
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リピーティングを習慣にしてネイティブの発音を手に入れる
リエゾン、リダクションについて知ったら後は慣れるだけ!
慣れるしかないっていうけど、どうやって慣れたらいいわけ?!と思いますよね?
発音矯正に私がおすすめしたいのはリピーティングです。
リピーティングとは・・・
ネイティブの音声を聞き、キリの良いところで一度音声を止め、自分も全く同じように発音するというトレーニング方法のこと。
リピーティングを、お手本の音声とそっくり発音できるようになるまでひたすら繰り返していきます。
これ、意外と大変なんですよ。
まずきちんと聞き取れないし、ようやくリスニングに慣れて来ても同じように発音ができない。
このトレーニングを一体どれだけやればいいの?!と気が遠くなるかもしれません。
でも、とにかくよく聞いて全く同じようにマネをしていくことがとても大切です。
特にリンキング、リダクションの部分は何度も何度も練習してね!
1日15分ほどでもいいので集中して本気で取り組む時間を作ると、そのうちに効果が見えてくるはず。
ちなみに、私はVOAでリピーティング、オーバーラッピング、シャドーイングの練習をしていましたよ。
参考までに。
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大人になってからの英語学習でネイティブ発音を身につけた人多数
そもそも外国人が英語ネイティブと同じレベルの発音を身につける必要なんてない!という意見もよく聞きます。
でも、せっかく英会話をするのであればネイティブスピーカーのような発音を身につけたいと思うのは自然なことなのではないでしょうか。
そして一番最初に書いたように、大人になってからの英語学習でも努力次第である程度の発音の矯正は可能です。
私の周りには20歳過ぎてから英語を始め、今ではネイティブ並みにペラペラ、発音もネイティブレベルという人が何人もいます。
いずれも超がつくほどの努力家です。
音声学を学ぶためにわざわざ渡米した人や、毎日マンツーマンの英会話レッスンで徹底的に発音の指導をしてもらった人、家でシャドーイングを2時間以上やっていた人など、みんな忙しいのに並々ならぬ努力をしています。
中には口の筋肉を鍛えるために割り箸をくわえてトレーニングしたという人も・・・。
努力の結晶。すごいよね。
その努力の結果、現在はネイティブ並みの発音力と語彙力を武器に、英語圏の人の上に立って仕事をしていたり、同時通訳者になっていたりと国際社会で大活躍をしている人も・・・。
彼らは皆アメリカで生活していますが、
「私は移民だけど、英語がネイティブ並みに話せるようになってからは誰も自分を外国人扱いしなくなった。仕事もやりやすくなった」
と言っています。
大人になってからネイティブのような英語の発音を身につける方法まとめ
今回は、大人になってからネイティブスピーカーのような英語の発音を身につける方法について書いてみました。
もちろん、英語学習者全員がネイティブのような発音を身につける必要はないし、訛りのある英語でも会話は成り立ちます。
ただ、あまりにたどたどしい英語だと相手にしてくれない場合があるというのも事実。
なにより、ネイティブスピーカーのような発音を身につけ、ネイティブの人たちと同じスピードで対等に話せるようになると会話が一層楽しめます。
大人になってからでも、努力次第でネイティブのような発音に近づけることは可能です。
早速リンキング、リダクションに気を付けてリピーティングをやってみてくださいね。
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