ニューヨークに住んで、身に染みて分かったことがあります。
それは、ニューヨーカーはいい加減、ってことです。
勿論全員がいい加減で信用ならないわけではありません。
びっくりするぐらいきちんとしている人もいます。
でも、いい加減で適当でしぶとくて図太い人、かなり多いです。
自由の国だし、自由の女神が立っている都市だし、仕方ないのかもしれないけれど、
あまりに自由過ぎるだろ!!!とツッコミ入れたくなることが多々あるのです。
今日はそんなニューヨーカーたちについて書いてみたいと思います。
ニューヨーカーはいい加減で適当すぎるエピソード色々
ありすぎるので、ちょっとだけ。
ニューヨークは適当すぎ!商品を壊しても見て見ぬふりの店員
ニューヨークのショッピングモールやデパートは日本のように商品が整然と並んでいる様子はありません。
寝具コーナーでは必ず老若男女が靴のままベッドで寝ているし、ソファー売り場も休憩所として大盛況。
売り物であるはずのソファーの上で外から持ち込んだであろうお菓子やドリンクでおやつタイムしている人まで居ます。
靴売り場に行くと明らかに自分の足よりも小さな靴に無理やり足を突っ込もうと頑張っているオバサマ。
ああ、靴が変形してしまうよーーと思いながら見ているとそのうちに諦め、靴を床に放置したまま去って行く。
こういうのは日常茶飯事
でも、それがもっとひどくなるのがクリスマスシーズン。
11月ぐらいになると、あちこちでクリスマスグッズが売られ始めるのですが、その時期のお客の興奮度具合は相当なもの。
買うつもりのないものでもどんどん手に取って見るお客たち。
そして高そうなガラス製品のオーナメントを落として割ってしまっても、弁償を申し出てる人や店員さんに壊してしまったことを申告している人は見たことがありません!!(あちこちで割れる音が聞こえる。)
どの人も、一瞬は動揺するものの知らん顔でその場を去って行くか、足で隅の方に蹴って証拠隠滅をはかって立ち去る人ばかり・・・。
なんとも無残な・・・
日本人的にはあり得ないと思うのですが、毎年毎年クリスマスシーズンにはこういう現場を何度も目の当たりにします。
たまに割れた音に反応する店員さんもいるものの、見て見ぬふりをしています。
面倒なのか何なのかわからないけれど、デパートでさえこんな感じです。てきとーー。
遅刻とドタキャンは当たり前!?ニューヨークの図太くいい加減な業者
最近、市だか区だかの方針でガス関連の工事が入ることになり、業者が近所の家々を回っています。
我が家は先月工事に入る予定で、日時も決まっていました。
「〇月×日 午前8時頃伺います」と連絡が来たので業者用に部屋を片付け、準備をしていました。
朝8時って結構早いですよね
我が家では家族は玄関で靴を脱いで上がるようにしているのですが業者には通用しないので、業者が来る予定の時にはその部屋全体にはがせるタイプのフロアシートを敷き詰めるようにしています。
そして業者が帰ったらシートを取り除くようにしているのですが、なにせ準備に時間がかかる・・・。
その日も万が一に備えて午前7時すぎには準備を完璧にして待っていたのに、8時を過ぎても来ないじゃないですか・・・。
ただこちらの業者はとにかくルーズで2~3時間遅れることはザラなので、暫く他事をしながら待ちの姿勢。
ところが昼を過ぎても来ないし電話にも出ない。
結局午後3時すぎてから「今日は行けないので後日また。日にちは未定なので決まったら連絡します」と。
7時間以上待ってたんですけど・・・・激おこ
で、1週間ほど前にまたその業者から連絡が。
「10月12日に行きますね。今回はお宅が一番目なのでお待たせすることはありません。朝の8時には必ず。」
そして、7時半ぐらいから準備して待ってたにもかかわらず8時になっても現れない業者。
結局彼らが来たのはお昼過ぎてからでした。
当然謝罪の言葉は無し!
もーーーーーニューヨークってこういうの多すぎです。
ドタキャンや遅刻は当たり前。そして訴訟大国だからか、何かあった時に不利にならないよう、極力謝らないように心がけているのかもしれません 苦笑
デパートやスーパー・銀行までもが適当すぎるニューヨーク
スーパーマーケットに行くと、レジで品物の名称について尋ねられることが結構あります。
アメリカ人にあまり馴染みのないアジアの野菜なら仕方がないのですが、ほうれん草を差して「これ何?」と言われたり、ビーツをカブと間違えてレジ打ちされてたこともあります。
それからスーパーマーケットで買い物をしたら毎回きちんとレシートを確認した方がいいです。
買ってもいないものが計上されていたり、個数を間違えられていることがたまにあります。
後、スーパーでは賞味期限切れのものも平気で売っていることがあります。
以前、ちょっと良さそうな香草入りウインナーを買ったら、なんと1か月も期限が切れていました。
結構高かったので返品に行き、事情を説明したら「あっそ。それで?交換したいの?返金してほしいの?」とガムをくちゃくちゃ噛みながら言われました 汗
日本ではありえない!
ニューヨークのいい加減エピソードはそれだけにとどまりません。
デパートも同様です。
ある日服を6枚買った時のことですが、家に帰ってみると2枚ほど入っていないことに気付きました。
袋詰めはレジ担当ではない人が奥の簡易テーブルでやっていたので気付かなかったのです。
レシートを確認すると、6枚分支払い済みになっていたので翌日デパートに電話しました。
まあ、正確に言うとその日のうちに電話したのですが出ず、結局話ができたのが翌日だったというわけです。
電話に出た店員に事情を説明すると「ああ、そう?じゃあ確認するから待っててね。(5分後)あ、あったわよ。近いうちに取りに来てくれる?レジ係全員に周知しておくから」と。
なぜわざわざこっちから出向かなきゃならないのだ・・・と思いつつも行くと、レジにいた女性店員が「はあ?服の忘れ物?知らないわ。まあいいわ、ちょっと待ってて」。
てか忘れものじゃないんですけど・・・。
そしてなんと15分も待たされた挙句、「はいはい、これね。」とすごく迷惑そうに渡されるという。
そもそも袋詰めを忘れたのはあっちなのに、まるでこちらが迷惑をかけたような扱い。
いい加減、図太い、そしてもちろん謝らない。
さらに言うと、銀行でさえも適当です。
銀行で大切な書類を作成したら必ず確認してください。
名前のスペルを間違えていたり、生年月日が違っていたり、契約のコースを間違えていたり・・・
ねえねえ、大丈夫なの?ってことが時々あります。
自分の言葉や行動に責任を持たないいい加減な人たち
・今夜電話するからと言ってしてこない
・パーティーを企画しておいて、言い出しっぺが来ない
・ある個人経営のレストランに電話してその日営業しているか聞くと「しています」と言っていたのに、2時間後に(営業時間内の夕方6時ごろ)行ってみると閉まっていた
・ある習い事の説明会に参加しようと開催日時に行ってみたら閉まっていて、集まっていた大勢の参加者たちが困惑していた
・こじんまりしたカフェに開店時間に行ったら開いておらず、20分後に店員があくびしながらやってきた
挙げていくとキリがないのでこの辺で終わりますが、全部ニューヨークで経験したいい加減エピソードの一部分です。
ここで生きていると本当に色んなことが起こるのでいちいちイライラしていると身が持ちません。
日本で居た時よりも明らかに気が長くなりました。
ニューヨーカーのいい加減さが良い方に働くことも!
腹立たしいことばかり書いてきましたが、悪いことばかりではなくその適当さ加減が良い方に作用することもあります。
一度、とあるデパートで割引率の高いクーポン券を忘れて来たにもかかわらず、店員さんが「まあいいわ、割り引いてあげる」とニューヨーカー独特のいい加減さを発揮してくれたおかげで素敵なバッグが50ドルほどでゲットできたことがあります。
苦労してるんだから、たまには良いこともないとね!まあ、こういうのは稀ですが。
ニューヨークで住むということは大変なこともたくさんあるけれど、忍耐力がついて我慢強くなるのはありがたいですよね。
何か起こっても「またか」と流せるようになったのは大きな収穫です笑
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