こんにちは!
日本帰国中のオリビアです!
世界中を知り尽くしているわけじゃないけれど、日本ほど細やかなサービスを提供してくれるところって他にないんじゃないか・・・って日本に帰ってくる度に思います。
宅配便も時間指定すれば大体その時間に来てくれるし、
スーパーで「〇〇ってどこにありますか?」と聞くと必ず案内してくれるし、
水道の修理などお願いしても、事前連絡なしにすっぽかされることなんてほとんどありません。
それが世界基準じゃないというのは理解していても、そういう環境で生まれ育つとそれが当たり前になってしまいます。
つい最近ニューヨークはマンハッタンの超高級レジデンスに居をかまえたらしい松居一代さんが業者のいい加減さにブチ切れる!というニュース記事を見かけましたが、ちょっとだけ彼女の気持ちが分かってしまいました。
同じくロサンゼルス滞在歴6年の知り合いとも「松居一代はアレだけど、今回のに関しては、言いたいことはわからなくもないよね」という話になったので、
私がニューヨーク生活で得た価値観や、普段感じていることなど、書いてみようと思います。
目次
松居棒の彼女が激おこだった理由は
マンハッタンの高級レジデンスを購入した松居さん。

「松居さん」て。知り合いか!(ツッコミ)
新居に入る家具の到着を待っていたのに、なかなか家具の配送会社のドライバーが来なかったとのこと。
(ちなみに到着予定は午前だったらしいですが、午後になっても来なかったんだとか。)
なのに、先方が「家に行ったけどいなかったね」「携帯に電話もしたんだけど」と言ったそうで。
彼女は現段階でアメリカの携帯は持っていないし、朝からずっと部屋で待っていたのに!!
と相手のウソが丸わかりでブチ切れたそうです。
うん・・・・・
冷静に起こったことだけ考えてみると、腹立つよね。
ニューヨークに限らずアメリカって良くも悪くもいい加減
私自身アメリカの永住権を取得し、ニューヨークに暮らすようになってアメリカ人の本当の適当さを知ることになりました。
主にガスや水道等の業者ですが、
・約束は取り付ける(〇時頃伺います、とはっきり言う)
・でも時間になっても来ない
・電話やテキストしても必ずしも連絡が取れるとは限らない
・結局そのまますっぽかされることもある
・翌日(後日)連絡が来ても基本的に謝罪はされず言い訳もしくはすっぽかしたことはスルー
・その次も大幅に遅れる
・でもすっぽかしたことや遅れたことには触れず普通に「Hi!」と現れる 笑
*もちろんちゃんと時間通りに現れてきちんとした仕事をしてくれる人もたくさんいます
こんなことはよくあります。
私自身が好き好んでこの国(アメリカ)に住んでいるということだってわかってるし、文化の違いも十分理解しています。
でもね。
業者が家の中に入って来て行う作業の場合、そのために事前に準備しなきゃいけないこともあるんです。
例えば、私は家の中では靴を履かない生活をしているのですが、業者にそれを言っても無駄なので(一度スリッパを用意した上でお願いしたけれど、ちょっと目を離した隙にスニーカーで家の中をウロウロしてた)人が入る前には土足で上がられても問題ないように、床にマットを敷き詰めます。
時間をかけて準備しても、すっぽかされるとまた時間かけて取り除かなきゃいけないわけであって、
「また近々同じことしなきゃいけないのか、時間もったいないーー」なんて思ったりするわけですよ。
たまに、近々また来るだろうと思ってマットをそのままにして靴生活をおくることもあるのですが、そういう時に限って一向に来る気配がなかったり。
忙しい生活の中で、タイミング悪く似たようなことが重なったりすると、いつも穏やかにいられるわけではなく、
と心の中で思ってしまったりもするのです。
でもこの程度ならまあいいです。
大幅に遅れて来たってすっぽかされたって、相手には悪気がありませんから。
いい加減なだけで。

それにマット云々はこちら側の事情だしね!
でも「いい加減にしろー」と思うのは相手がウソをついてきた時。
いい加減なのは許せてもウソをつかれると良い気はしない
アメリカで生活していると物事がスムーズにいかないことは当たり前ですが、
あからさまなウソをつかれるとさすがに引くし、イライラもするし・・・。人間だしね。
ちょっと前の事。
トイレの不調で業者にお願いしたことがありました。
「午後に行きます」と言われていたので、午前中に業者の人たちに出すドリンクを買いに近所のデリへ。
で、お昼前から待ってたにも関わらず夕方になっても来ない。

でも午後って言ってたし仕方ないな。もう少し待とう。
・・・・・・・・・。
しかし辺りが暗くなっても来なくて、仕方なく連絡してみると「ああ、午後に行ったんだけど、不在だったから帰って来たんだ」
と、うそをついた上にしれっとこちらに責任転嫁してくるというずうずうしさ。
(松居棒の方の事例によく似てますね)
まだ何も言い訳せずに「忘れてました」とか「今日はもう行けません」とか「遅くなったけど今日中に行きます」とか言ってくれれば仕方ないと思えますが、
ウソと責任転嫁でごまかそうとするのはいただけませぬ!!!
ただ、家を知られている身としては強気な態度に出るのはちょっと。
なので 「午後に来ていただけるという話だったので昼からは一歩も外に出ず待っていたんですけど。実際はいつになったら来てもらえるんですか?」と、冷静に言うと、午後23時に来てくれました。
遅っ!!!!!!!
本当に困っていたのでその日のうちに来てくれて助かりましたけどね。
それに、夜11時とめちゃ遅かったけれど、一応「午後」に来てくれましたしね。(てかそんな遅くまで業者が動いていることにもびっくり)
後、もう一つ「え・・・・・」と思ってしまった出来事を。
一度、すごく体調が悪くなり、病院に行ったことがありました。
でも、見てくれたお医者さんの専門外だったようで、症状を話しただけで「僕は診えないから」と帰されました。
別にそれは仕方がないのですが、その時にその医師は「治療も何もできなかったから1セントも請求しない」と何度も言っていたにも関わらず、後日200ドル弱の請求が届きました。
幸いその医師が保険のネットワーク内だったので良かったのですが、「あれだけ『お金は請求しないよ!』って言っておきながら請求書送って来るなんてーー!」とショックを受けた私。
こういったことが起こるアメリカでの暮らし。
勝手に断言しておいて、断りなしに平気で覆すっていうのがなんだかな~~と日頃から思っているので、
今回の松居一代さんの怒りに関しては多少「うん、、、見え透いた嘘つかれたら腹立つよね」と理解を示してしまう部分があるのです。
穏やかに過ごすコツ
アメリカでの生活は一筋縄ではいかないことが多く、何か起こるたびに「なるほど、今回はこう来たか」と思うようにしています。
いちいち感情的になっていたら身が持たないので、ゲームで手ごわいボスキャラが出て来たような感覚で考えるようにしているのです。
それでも時には、

憤懣やるかたない!!!!!!!
という時があります。
そんな時には「感情スイッチOFF」にします。
怒りの感情スイッチが入り始めたら、電気のスイッチをパチンと切るイメージでOFFにします。
アメリカで生きていく以上、遠慮や我慢してもあまり意味がないこともあるので、
必要な時にはしっかり抗議もしますが、そこに感情は含めず必要なことだけを冷静に言うことが大事です。
それでものらりくらりかわしながら無礼な態度をとられるとムッとする時もあるのですが、その時は感情のスイッチだけOFFにすると、
ハラワタ煮えくり返ってストレスMAXにならずにやり過ごせます。
それから、ヨガは良いです!
疲れることがあったら、好きなお香を焚いて30分ぐらいヨガをすると物凄く心が落ち着きます。
ヨガが面倒だったらアロマキャンドルで癒されながら読書するのもおすすめです。
おすすめのお香、アロマキャンドル
高級感溢れる白檀の香り~堀川のお香
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私のニューヨーク生活を支えているのが白檀の香り。
焚いている時もすごく良い香りですが、残り香も素晴らしい。
主に疲れすぎた時と、来客がある時に。
お香好きな米国人の友人にもお土産にプレゼントしています。
アメリカの定番中の定番!!ヤンキーキャンドル
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アメリカに住んでいるとどこででも見かけるのがYankeeキャンドルです。
渡米して最初の頃、日本で出会ったことがないレベルの厄介な人たちに参っていたところ、パートナーが「リラックスできるんじゃないかと思って」と買って来てくれたのがこのヤンキーキャンドルでした。
アメリカ特有のちょっと強めの香りですが、疲れた時には気分転換になってすごく良いです。
おわりに
せっかく面白い街ニューヨークという場所に住んでいるんですから、腹立つことがあってもそこにエネルギーを使わず、楽しく過ごしたいですよね。
意外かもしれませんが、ニューヨークに住み始めて、結構気が長くなりました 笑
良い意味で過度に期待しなくなったというか・・・。
「許すまじ・・・・・・・」ということは確かに時々起こりますが、鈍感力をつけて乗り切ろうと思っています。