こんにちは!
オリビアです。
今日は知る人ぞ知る名作映画、「ある日どこかで」について書いていきたいと思います。
時空を超えた美しい純愛・・・というとなんだか陳腐に聞こえてしまうのですが、演技もストーリーも音楽も、撮影地も、何もかもが素晴らしい「ある日どこかで」。
恋愛映画ということで女性向けと思われがちですが、実は男性にも人気がある作品です。
名作「ある日どこかで」の簡単なあらすじ
ある日どこかで(オリジナルタイトル:Somewhere in Time)
・1980年公開
・上映時間103分
・SF
・ヤノット・シュワルツ監督
★キャスト★
クリストファー・リーブ
ジェーン・シーモア
クリストファー・プラマー
スーザン・フレンチ
★ストーリー★
1972年のこと。
母校ミルフォード大学で処女作が初演された新進の劇作家リチャードは大成功をおさめ、パーティーを楽しんでいた。
そのリチャードの元へ現れた老婦人は、リチャードに金時計を手渡すと「私のもとへ帰ってきて」という言葉を残し去っていく。
それから8年という歳月が流れ、人気劇作家となっていたリチャード(スランプ中)は再びミルフォードを訪れていた。
ミルフォードのグランドホテルに宿泊を決めたリチャードは、アーサーという名の年老いたホテルマンに部屋まで案内してもらう。
ホテル内の展示室をふらりと訪れたリチャードは1枚の古い写真に目を奪われる。
それは驚くほどに美しい女性だった。
ホテルマン・アーサーによると、その女性は過去に人気女優だったエリーズ・マッケナだという。
彼女のことが気になって仕方なくなったリチャードは彼女に関する手がかりを探し始め、ついに町の図書館で彼女についての記録を見つける。
彼女は8年前にパーティーに現れたあの老婦人であった。
リチャードは、かつてエリーズの秘書を務めていたローラの元を訪ねる。
ローラはあの金時計がエリーズの宝物であったことや、彼女は8年前に亡くなってしまったことをリチャードに伝える。
エリーズの遺品の中から「タイムトラベル」という本を見つけたリチャードは、本の著者を訪ねる。
タイムトラベルの方法を聞き出したリチャードは早速助言通り、1912年の世界に入り込むために服装もその当時のものを用意し、自己暗示をかけた。
なかなかうまくいかなかったものの、ただひたすらに自己暗示をかけ続けた結果、ついにリチャードはエリーズのいる1912年に行くことに成功する。
1912年のグランドホテルで目を覚ましたリチャード。
ホテルのロビーには子供時代のホテルマン・アーサーがいた。
リチャードは、公演でグランドホテルに滞在中のエリーズを探す。
ようやくエリーズを見つけたリチャードは本物の彼女の美しさに驚きを隠せない。
一方エリーズは「あなたなの?」とリチャードに聞く。
しかしエリーズのマネージャー、ロビンソンが突如現れ、二人を引き離してしまう。
警戒している様子のロビンソン。
「あれは彼なの?」と問うエリーズにロビンソンは「君にしかわからない」と言う。
何度もエリーズに接近する機会をうかがっていたリチャードはついに散歩に誘うことに成功する。
リチャードとエリーズは二人だけの時間を存分に楽しむ。
エリーズは過去にロビンソンから「人生を変える人物に出会うだろう」と予言されたことがあると打ち明ける。
散歩を終えホテルに戻った二人はキスを交わすが、ロビンソンの妨害にあってしまう。
エリーズはリチャードにその晩の公演を見に来て欲しいを頼む。
その晩。
演劇の客席にリチャードの姿を見つけたエリーズは台本とは違うセリフをしゃべりはじめ、ついには「愛してる」と告白してしまう。
大成功に終わった公演だったが、マネージャーのロビンソンは激怒していた。
ロビンソンはリチャードを呼び出し、縛って馬小屋に軟禁する。
翌朝、どうにかリチャードが逃げ出した時にはエリーズ達劇団員たちはすでにホテルを後にしていた。
ショックからうなだれるリチャードだったが、劇団員に別れを告げてリチャードを待っていたエリーズが目の前に現れる。
再会に大喜びし、永遠の愛を誓いあう二人。
ホテルの部屋で食事を楽しみながら将来の約束をするエリーズとリチャード。
「買い物に行き、その流行おくれの服を買い替えましょうよ」というエリーズに「この服はポケットがたくさんあり、コインも入るんだ」と自慢げなリチャード。
最高に幸せな時間を過ごしていた二人だったが、その時リチャードの背広から1972年と刻印されたコインが出て来てしまう。
それを見た瞬間、リチャードは現代に引き戻されてしまう。
再びエリーズの元へ戻ろうと何度も催眠術をかけようとするがことごとく失敗するリチャード。
大きな絶望からリチャードは急激に衰弱していってしまう。
ホテルマンのアーサーが部屋を無理やりこじ開けた時にはリチャードの命は消えようとしていた。
薄れていく意識の中で、リチャードはエリーズが迎えに来たことに気付く。
リチャードの顔にはかすかな笑みが浮かんでいた。
ある日どこかでの音楽が名曲揃い!!オリジナルサウンドトラック紹介も
「ある日どこかで」が素晴らしい理由の1つが間違いなく音楽です。
特に、ジョン・バリー作曲の「ある日どこかで/Somewhere in Time」はいつ聞いてもジーンと来る素晴らしい曲。
そういえば、2018-2019年シーズンのフィギュアスケートで韓国のイム・ウンス選手がこの曲を使用していますね。
過去で言えば、アメリカのアシュリー・ワグナーさんや、浅田舞さんもこの曲を使用していたと記憶しています。
なんというか、しっとり優雅で美しいけど、どこかせつなく、心が激しく揺さぶられる音楽です。
また、ラフマニノフの「パガニーニ・ラプソディ」も言わずもがな名曲中の名曲。
音楽がお好きな方ならこの映画を観た事がなくてもご存じかもしれません。
名曲が揃った「ある日どこかで」のサウンドトラックはこの映画のファンなら持っておきたい1枚。
私も持っていますが、1人の夜にエンドレスで聞いてしまう中毒性のあるCDです。
何度聞いたことか・・・!!
いつかロケ地のマキノ―島に行きたいと思っていますが、その時には必ず持って行きたい音楽です!
ある日どこかでロケ地はミシガン州のマキノー(マキナック)島
「ある日どこか」のロケ地の1つがアメリカはミシガン州にあるマキノ―島です。
(マキナック島とも言います。英語表記はMackinac Island)
マキノー島は、五大湖の1つ、ヒューロン湖に浮かぶ島のうちの1島で面積は約9.8km²。
過去には五大湖の毛皮交易において重要な拠点としての役割を持っていたこのマキノー島は、米英戦争(1812年6月~1815年2月)で2度も会戦の場になっています。
米英戦争は、米国とイギリス(+カナダ+ネイティブアメリカン部族)との間で行われた戦争だよ
1898年には環境配備のためエンジン付きの乗り物がすべて禁止されており、島内での足は馬車か自転車のみ。
「ある日どこかで」の撮影は1979年5月から8月の間に行われました。
この島にあるビクトリアン調の「グランドホテル」が実際に映画で使われており、今でもこのホテルでは毎年記念イベント、「Somewhere in Time Weekend」が開催されているそうです。
ヒューロン湖が美しいですね。
映画「ある日どこかで」に出てくるセリフの中で使える英語表現
I used to drive him crazy.「私はよく彼をイライラさせていました」
Drive someone crazy・・・(人を)イライラさせる、発狂させる
I used to drive him crazy playing ball in the lobby.「私はよくロビーでボール遊びをして、彼を苛立たせていた」
She was a famous actress in her day.「彼女は若い頃とても有名な女優でした」
in one’s day・・・若い頃、若かったころ、全盛期
I made it!「やったぞ!」
make it・・・何かを成し遂げた時(ミッション・コンプリート状態の時)に使う表現。
I made it home!!「生きて帰って来られたぞ!」
Would you care to sign the register now?「今名簿に署名をして頂けますか?」
Would you care to・・・?・・・~して頂けますか?
よく使われる表現ですが、とても丁寧な言い方です。
Would you care to join us?!
英語で「ある日どこかで(Somewhere in Time)」を読んでみよう!
私の愛読書の1つがこちら。
この本を買った当初は英語での読書に慣れておらず、数ページ読んでは止まり、数ページ読んでは止まり、、、の繰り返しでした。
でも、読むのを習慣にしたらスラスラ読めるようになります。
そもそも、この本は320ページあるのですが易しくわかりやすい言葉で書かれていますので、英語レベルが中級以上であれば問題なく読めます。
映像も最高ですが、こういった文字だけの本も素晴らしい。
物語が素晴らしいため、作品の世界に入り込めます。(つまらない本だと全然入り込めず苦痛なだけですが・・・(-_-;))
ぜひ読んでみてください。
Somewhere in Time
「ある日どこかで」の本(洋書)に関する記事も書いてます。
本に興味のある方はぜひどうぞ(*´∀`*)
【ある日どこかでの本】英語で読むSomewhere in Time|初めての洋書におすすめ
「ある日どこかで」まとめ
私自身特別タイムトラベル系の話が好きというわけではなかったのですが、この作品にはのめり込んでしまいました。
耳コピしてピアノでメインテーマ曲を弾いたりもしてました。
しかし、初めてこの作品を見た時は、しばらく呆然としていてなかなか戻って来られなかったことを今でも覚えています。
それぐらい衝撃でした。
時空を超えてでも一緒になりたかった二人。
というか、年齢が違い過ぎた彼らには時空を超えるしか一緒になれる方法はなかったんですよね。
そして、それが叶わなくなってしまうと、次は人生を終えないと再び会うことはできないと。
なんて美しく、そしてせつないお話なんでしょう!!
呼吸困難になるぐらい泣いた~~!!!
私と同じく呼吸困難になるほどむせび泣いた人も多いであろうこの作品。
まだ観てないあなたは、ぜひ今週末にでも観てみてください。
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