こんにちは。
オリビアです。
年末年始にニューヨークというと、タイムズスクエアのカウントダウンをイメージする方が多いかと思います。
しかし、ニューヨーク在住の私は一度も年越しのカウントダウンに参加したことはありません。
ちなみにニューヨークの友人たちも参加したことがない人が多いです。
というわけで今日はニューヨークでの年末年始(お正月)の過ごし方について。
ニューヨーク在住なのになぜ年越しのカウントダウンに参加しないのか?
日本の友達と話していて、タイムズスクエアの年越しカウントダウンに参加したことがないと言うと、たいてい驚かれます。
「信じられない!人生に一度は体験した方がいいよ!!」
「なぜカウントダウン行かないの?」
などと聞かれることがありますが、その理由は・・・単純。
めちゃくちゃ過酷なんです。
どのように過酷かということをご説明します。
●ニューヨークの冬はめちゃくちゃ寒いので無駄に外に出たくないから
年にもよりますがニューヨークの冬は寒く、年末年始の気温が氷点下になることもよくあります。
例えば1年前の1月1日の気温はマイナス14度でした。
そんな極寒の中カウントダウンだけのために何時間も外で待機しなきゃいけないなんて拷問かと。
以前ニューヨークの冬の寒さについて書いた記事がありますので、気になる方はどうぞ。
(写真たくさん載せてます☆彡)
ニューヨークの冬の寒さ、半端ないって!【氷点下も当たり前でオシャレとは無縁に?!】
●カウントダウン目的で世界中から人が集まるので人混みが鬱陶しい
テロが恐いので、人混みは避けることが多いです。
もちろんすごい数の警察官が警備に当たっていますが、恐いものは恐いんだい!
●参加者は長時間トイレに行けないためオムツ着用?!
タイムズスクエアでのカウントダウンに参加するには早い時間からバリケード内に入っておかなければなりません。
聞くところによると12月31日のお昼過ぎ頃には既にいくつかのバリケード内がいっぱいになり封鎖されているといいます。
ちなみにバリケード内にはトイレはありません。
ニューヨークに来てすぐの頃、トイレを我慢しすぎて膀胱炎になったことのある私としてはトイレの我慢は絶対に避けたいところです。
私の悲劇の膀胱炎体験談を読みたいという方はこちらからどうぞ。
↓
【NYで膀胱炎になった筆者作!市内トイレマップ】ニューヨークは公衆トイレが少ない!?
ちなみに、この年越しカウントダウンに参加する人の中にはオムツ着用の人も多いという噂。・・・無理\(^o^)/
と、上記の理由から私を含むニューヨーク在住の友人たちはタイムズスクエアでのカウントダウンには参加していません。
では、ニューヨークの人たちはどのように過ごしているのでしょうか?
これからいくつかのニューヨークでの年末年始の過ごし方をご紹介しますが、まずはアメリカの年末年始休暇からご説明します。
アメリカでのお正月休みは1月1日だけ

日本の多くの企業では、12月28日が御用納めでそれ以降はお正月休みに入りますが、アメリカにはそれがありません。
アメリカ人にとって最大の休暇はクリスマスですから、お正月にはそれほど重きを置いていません。
会社の方針にもよると思いますが、仕事が休みとなるのは1月1日だけというところはとても多いです。
(私の友人の中には12月31日も休み、という人もいますが)
そして1月2日からは普通に仕事です。(-_-;)
ニューヨーク在住の私が見たアメリカのお正月はとても退屈
日本のお正月といえば、12月入ってすぐからの大掃除から始まり、仕事の御用納め、故郷に帰省、お節料理作り、大晦日には家族や親せきと年越しそば、除夜の鐘を聞いたり、紅白、ゆく年くる年、またはガキ使を見て年越し、
元日にはお節とお雑煮を食べ、初詣、2日には箱根駅伝見て・・・とまさにイベント盛りだくさんの大忙し。
でも、31日の夜にはにぎやかさと同時にしんとした静けさも感じ、独特の空気感があります。
なんというか、日本の年末年始って特別感がありますよね?

一方、ニューヨークではそのような特別感は一切感じられません。
ただの普通の日です。
また、年末にわざわざ大掃除をする人もあまり多くはなく、むしろ荒れかけた家々を見ることは多々あります。
アメリカ最大のイベントであるクリスマスが終わり燃え尽きてしまったのか、1月1日に住宅地を散歩してみると、
クリスマスの後に片付けられていない電飾や、
ボロボロになったポインセチアの造花、
倒れたトナカイの巨大バルーンやキリスト様の人形(?)
屋根によじ登らされたまま放置プレイくらっているサンタバルーン
などの残念な様子を見ることができます。
ついでにいうと、私がよく聞いているラジオ番組では1月に入ってからもクリスマスミュージックをじゃんじゃんかけ続けることもあり、ズボラの極みだなーと思ったりします。
ですから、新年、気持ちも新たに・・・みたいな雰囲気は微塵も感じないわけです。
では、ニューヨークの人はどうやって年越しをするのでしょうか?
友人たちとダラダラ宅飲み
結構多いのが友人と集まって誰かの家で飲み会。
クリスマスは家族と過ごすことが多いアメリカですが、年越しは友人たちとワイワイ過ごすことが多いです。
美味しい料理とお酒で乾杯して、盛り上がるのがアメリカ流。
花火を見に行く
ニューヨークでは(多分他の都市でも)、年越しのタイミングで花火を打ち上げています。
友人はセントラルパークでこの花火を見るのを楽しみにしているそうです。
私は行ったことがないのですが、セントラルパークのカウントダウンイベントでは、カウントダウンが始まるまでDJが盛り上がる音楽を色々かけていてとっても楽しい雰囲気なんだとか。
タイムズスクエアの過酷なカウントダウンはちょっと・・・という方はセントラルパークに足を運んでみてはいかがでしょうか?
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こちらは3.9度温かくなる裏起毛カットソー。
外出の際は裏起毛のインナーは手放せません。
ニューヨーカーは冬場かなり厚着をします。本当に寒い日は保温下着の重ね着は当たり前です(*´∀`*)
家でひたすら映画を観る

日々忙しいニューヨーカーは、好きな映画を観る時間もなかなか取れません。
ですから、感謝祭やクリスマスは家族と過ごすけれど年末年始は一人で映画三昧、という人も多いようです。
NetflixやHuluでたまっている「観たい映画」をひたすら観るって、なかなか贅沢な時間ですよね。
ただ、お正月というイメージではないですけど。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
アメリカ(ニューヨーク)でのお正月はカウントダウンに行かなければ至って普通です。
ちなみに私はニューヨークの自宅で年越しそばを食べながら過ごすことが多いのですが、家の中にいても年越しの花火の音は聞こえてきます。
浮かれた若者(?)が近所で爆竹を鳴らしたりネズミ花火をしたりすることもありますが、元日の日中になると街はただただ平日と変わらない様子。
とはいえ1日は休みをとっている小売店も多いため、むしろ人は少な目です。
ニューヨークは常にエキサイティングな街ですが、お正月に関しては絶対日本の方がいいなーと思っている私です。
でも、オムツしてでもタイムズスクエアのカウントダウンに参加したいあなた。
そんなチャレンジャーなあなたはぜひニューヨークへ。
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