あなたは映画、プリティ・ウーマンを見たことはあるでしょうか?
1990年公開のその映画はジュリア・ロバーツとリチャード・ギアが主演を務めた有名なシンデレラストーリーです。
コールガールのビビアンが、裕福な実業家であるエドワードによって素敵なレディへと変身させられていく様子に憧れた女性は多いのではないでしょうか?
私自身、ビビアンとエドワードがオペラ鑑賞(椿姫)をするシーンは格別お気に入りで、何度も観たものです。
「いつか自分も生でオペラを見たい!プリティ・ウーマンの世界に浸ってみたい!」と強く思っていたら、NY生活の中で夢が叶いました。
この記事では、ニューヨークのオペラ情報を紹介しますね。
ニューヨークに来たらリンカーンセンターでオペラ鑑賞を!
エンターテイメントの街、ニューヨークではオペラも楽しめます。
世界最高峰のオペラハウスの1つであるメトロポリタン歌劇場(通称Met)では、超一流のオペラ歌手の舞台を堪能することができるんです。
場所は、NYマンハッタンのアッパー・ウエスト・サイドにあるリンカーンセンター。
とってもゴージャスなオペラハウスで、週末になると優雅な暮らしをしてそうな方々の姿が見られる場所です。
NYのメトロポリタン歌劇場METは絵本の中の舞踏会のような世界!
メトロポリタン歌劇場(MET)を初めて訪れるとびっくりすると思います。
優雅な装いの紳士淑女に、真っ赤なカーペット、そしてスワロフスキーの大きなシャンデリアに螺旋階段・・・!
冗談抜きで、子供の頃に絵本で見た舞踏会のような光景がそこには広がっています。
まさに、映画プリティ・ウーマンで見たようなゴージャスで優雅な雰囲気に、うっとりしてしまうでしょう。
毎日のようにオペラを楽しんでいるような方々にとってはどうだかわかりませんが、私のような一般庶民は、何度行っても「豪華だなあ、煌びやかだなあ!」とわくわくする場所です。
NYのMETでオペラ鑑賞!服装は?バッグやドレス、スーツetc
METで初めてオペラ鑑賞するとなると、「服装どうしよう!」と気になると思います。
自分の体験を中心に書いていきますね。
オペラ鑑賞の服装:ドレス編
初めてのオペラ鑑賞の場合、何を着て行けばいいのか悩む方も多いと思います。
プルミエと呼ばれるそれぞれの演目の初日公演に関しては、多くの方がゴージャスに着飾って行くようですが(それこそプリティ・ウーマンの2人のように)、それ以外の日であれば特にドレスコードはなく、キレイ目ファッションであれば問題はありません。
そうは言っても、座る席(グレード)によって観客の服装も随分違っているのが現状で、高額な席だとそれはそれはゴージャスに着飾っている人が多くいますが、格安の席だと普段着で来ている人もいます。
でも、せっかく世界最高峰のオペラハウスと言われているMET(メトロポリタン歌劇場)でオペラ鑑賞をするわけですから思い切りオシャレしていくと気分が上がって楽しめると思います。
Metropolitan Operaの公式ホームページでも、「Metではドレスコードはないけれど、夜のオペラはドレスアップするのに丁度良い機会になります」と書かれています。
フランスのオペラ座ではカジュアルな服装で行く人が多いらしく気合いの入ったドレス姿では浮いてしまうという話を聞きますが、
ここニューヨークではオシャレしてても悪目立ちすることはないのでご心配なく。
そういえば一度、年季の入ったナイロンジャケットに履き古したミリタリーパンツ、そしてハイキングに行くようなバックパックを背負って来ている男性を見かけたことがあります。正に登山帰りのような格好で、ある意味すごく目立っていました。
Metはドレスコードがあるわけではないのでどんな格好でも問題はないのですが、せっかくの雰囲気を壊さないためにもカジュアルすぎる服装は避けた方が無難だなと思いました。
ちなみに私は年に1~2度ほどメトロポリタンオペラを訪れていますが、
1度目は日本の結婚式に着て行くような綺麗目ワンピース、2度目は深い青のロングドレス、3度目はラインストーンがたくさんついた黒のドレスにしました。
それ以降は、落ち着いたキレイ目ドレスが多いかな。
シートに関しては、初めてのオペラ鑑賞の時は良く分からないままバルコニー席に座りました。
そして2度目以降はオーケストラ席に座ることが多いです。
初オペラでバルコニー席(安い席)のチケットを買った時は、どんな服装がふさわしいのか迷いましたが、当日周りの人の服装に注目すると本当に人それぞれといった感じでした。
気合いを入れてロングドレスで来ていた女子たちは言うまでもなくとても素敵でしたし、仕事帰りのようなパリッとしたパンツスタイルの女性や、キレイ目パンツにジャケット、ノーネクタイの男性、セーターにスカートといったカジュアルファッションの人なども多かった印象です。
例えばこれぐらいのドレス↓だと浮きません。
オーケストラ席の時は、自分を含め、周りも気を付けてオシャレして来ている観客が多いように思いました。
近くの席にはロングドレスを含む、ドレス姿の女性が結構多かったです。男性はボウタイ、所謂蝶ネクタイ姿の人もちらほらいました。
これぐらいのドレスなら浮かないですよー。
男性なら、こういう感じがおすすめ。
曜日やその日の客層にもよると思いますが、参考までに。
週末の方が、ファッションに気合いが入った人が多いです。
こちらの記事も参考にしてみてね!
オペラ鑑賞の服装:バッグ編
オペラ鑑賞にドレスなどで行く時は、小さめでゴージャスなものが1つあると、とても重宝します。
何も入らないですが、それぐらいが丁度良いんですよね。
ちなみにこちらの写真は、オペラに行く時に私がよく持って行っているバッグ。
本当に小さくて、スマホや口紅、ミラー、ハンカチぐらいしか入りませんが超気に入っています。
オペラ初心者の頃、オペラ三昧のマダムのブログで「バッグは小さい方が良い!」と読んだのをきっかけにいつもこんな感じです。
このバッグぐらいのサイズ感がおすすめ。↓
オペラ鑑賞の服装:コートに関して
それから!冬の間はコート着用でお出掛けになると思いますが、脱いだコートはクロークルームに預けることができます。
ただ、メトロポリタン歌劇場は冬でもゆるく冷房がかかっています。
私は一度、それでひどい風邪をひき、3週間ほど苦しんだ経験がありますのでどうかお気をつけて。
(寒がりの人はホッカイロを持って行くと良いでしょう)
また、コートは絶対に預けなければならないわけではありません。
私はひどい風邪をひいた経験からコートも持ち込んで、公演中は膝にかけています。
私以外にもコートを持ち込んでいる人は時々見かけますのでご心配なく。
(ヨーロッパのオペラ座などではコートは絶対に預けるべき、という記事をどこかで読んだことがありますが、ニューヨークのMETに関してはそこまで厳しいわけではないようです)
オペラのチケットっていくらぐらいするの?料金情報
これは初めてオペラを観た時に撮った画像。安いバルコニー席からの眺め
チケットは座る席によって全然違います。
当日オンラインで購入できるというラッシュチケット(rush ticket)はまさかの25ドルだそうです!!(25ドルで超一流のオペラが見えるなんて信じられますか?!)
一番お高い席はパルテレ(Parterre)でボックス席です。400ドル~500ドルぐらいでしょうか。
その次に高いのが、席によりますがグランド・ティア(Grand Tier)やオーケストラ(Orchestra)で170ドル~380ドルぐらいです。
そして、ドレス・サークル(Dress Circle)、バルコニー(Balcony)、ファミリーサークル(Family Circle)の順に安くなっていきます。
一番お安いファミリーサークル席なら25ドルから70ドルぐらいでめちゃくちゃお得です。ただ、舞台からは一番遠いのでオペラグラスがあると便利かなと思います。
また、この席には学生なども座っているのでかなりカジュアルで観客のマナーもイマイチな時があるとの噂・・・。とはいえ、このメトロポリタンオペラをお安く見たいなら最高の席といえるでしょう。
値段に関しては、コロナ前の情報です。
また情報アップデートしますね!
NYのメトロポリタン歌劇場METでプリティ・ウーマン気分を!
私の初めてのオペラはプリティ・ウーマンと同じくLa Traviata(椿姫)でした。あまりの迫力に鳥肌が立つのを感じたことを今でも覚えています。
歩き心地の良い赤いカーペットに、スワロフスキーのシャンデリア、品よく着飾った人々・・・夢のような時間でした。
その経験からますますオペラが好きになり、毎年オペラ鑑賞をするようになりました。
でも毎度感動の嵐で、この高揚感はこれから先何度訪れても減ることはないんだろうなと思っています。
我ながら面白いなと思うのが、オペラのチケットを取ったら毎回映画プリティ・ウーマンを観てしまうことです。気分を高めるための儀式というかなんというか。
とにかく、プリティ・ウーマンを観ないことには始まらないみたいです。
映画ではビビアンとエドワードがオペラ帰りにドレスのままチェスを楽しんでいたのが印象的でしたが、私と夫の初オペラの帰りはラーメンでした 笑
オペラ鑑賞、超おすすめです。
お芝居は好き嫌いがあると思いますが、人生の間で1度でいいからメトロポリタンオペラを鑑賞してみてください。
そして、オペラに行くときはぜひ目一杯オシャレを楽しんでくださいね。
一生の良い記念になること間違いなしです。
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