「ねえねえ英語得意なあなたに聞きたいんだけど、これ何て言ってるか教えて!」
スマホを取り出し、動画サイトから洋画を再生する友人。
友人 「ここ、ここ。今この俳優さん、何て言ったの?!」
私 「えっ・・・・・・わかんない」
これはわたしが過去何度も体験した、英語に関する残念な思い出の一コマです。
私が個人的にとても苦労したのがリスニングでした。
子供の頃一瞬通った英語教室でネイティブスピーカーの先生から、
「あなたはとても耳が良い。耳が良い人は語学に向いてる」と、
絶賛(?)されたのをきっかけに、自分はリスニングの勉強をしなくてもそこそこ聞き取れるという幸せな勘違いをしてしまった私。
わざわざ英語耳なんて作らなくても、英語の音声をつけっぱなしにしておけば耳が慣れるでしょー、なんて思ってました。

勘違い乙!!
楽して英語を身につけようと思ってもダメですね。
お察しの通り、この後長い間リスニングに苦しめられることになります。
色々苦労もしたのですが先に結論を書きますと、
私がリスニング力UPできたのはリピーティングをたくさんしたからです。
今日はどうやってリスニングを強化していったかお話しようと思います。
英語リスニング!英語聞き流しは意味ないよ!
一時期テレビCMでよく見かけた聞き流すだけで英語ができるようになるという某英語教材。
あの教材はやったことがないので、それについては何も言えないのですが、
「聞き流し」だけなら子供の頃からやっていました。
誰かからの頂き物の英語のCD。
当時の年齢は10歳ぐらいだったと思うのですが、「これをたくさん聞いたら英語の達人になるかもしれない」なんて思ってよく聴いたものです。
もしかしたら、聞き流さずにきちんと聞いていたら効果はあったのかもしれませんが、あの頃の私は本当にただ聞き流していただけ、でした。
母に学校での出来事について話している時、
お友達に手紙を書いている時、
学校で話題のヘアアレンジを試してみている時など、、、
頻繁に英語のCDをかけていたのですが、リスニングスキルは全くと言っていいほど上がりませんでした。
他事に集中してるんだから英語CDなんてBGMどころか雑音並みの聞こえ方しかしてなかったと思います。
こんな聞き方である日突然英語の聞き取りができるようになったら語学の天才ですよね。
凡人の私には聞き流すだけの英語は無理でした。
もちろん、何度も聞いていたので幾つかのフレーズは覚えましたが意味は分からずじまい。
ただ聞き流すだけの英語学習法は、少なくとも私には合っていませんでした。
それから後、例の「聞き流すだけ」英語教材が話題になります。
ミーハーな上に怠け者な私は、
「やっぱり聞き流すだけで英語できるようになるの?!石〇〇君もああ言ってることだし。」
と性懲りもなく英語CDを聞き流すだけの勉強法を再チャレンジしてみることに。
そして数か月後、案の定「やっぱ無理だったわ」と不貞腐れる私がそこにいました。
語学が得意な私の友人たちとも話すのですが、
「ただ聞き流すだけじゃ無理だよね、そんなやり方でいいんだったら韓流ドラマを1日中見てるおばさま方なんてあっという間に韓国語ができるようになるじゃん!」ということです。
リスニングに効果的なのは聞き流しではなくリピーティングの練習
その後私は、リスニング力を鍛えるために色んな教材を試しました。
CD付きのフレーズ集の本なんて山ほど買ったし、洋画や海外ドラマをたくさん見て気になったセリフを何度も聞いたりもしました。
もちろん少しでも耳が慣れればと思い、自室にいる時は英語のラジオをつけっぱなしにしたり、寝る前に英語のCDをつけて聞きながら眠りについたり。
これらの試みがすべて無駄だったとは思いません。
でも、一番早く効果が表れたのは先にも書いた通りリピーティングでした。
英語の音声をじっくりしっかりと聞き、音声とまったく同じように発音していく、このシンプルな練習法がリスニング力アップの近道だったのです。
まずちょっと試してほしいのですが、お手本の音声を聞く前にスクリプトを自分で読んでみてください。
いわゆる日本語英語っぽい読み方ではなく、精一杯ネイティブになり切って読んでみてください。
そして次にネイティブの音声を聞いてみましょう。
自分の読み方と全然違っていてびっくりすることと思います。
この事実を知ることが第一のスタートです。
自分では英語っぽい話し方をしているつもりでも、実際のネイティブの読み方とは全く異なっているのですよね・・。
まず、よく聞いて同じように発音できるようにならないと、リスニングは上達しないのです。
よく言われているように「自分が発音できない音は聞き取れない」というアレです。
稀に、思いっきり日本語訛りの人でもリスニングはばっちりな場合もあるので一概には言えませんが・・・。
でも、自分が発音できる音が聞き取りやすいというのは当然ですよね。
そこで、気が遠くなる作業だけどリピーティングをしっかりしてきちんと発音できる音を増やしていこうと思いました。
私の場合、フレーズ集ではなくストーリー仕立てになっている音声を使用しました。
リスニング力強化!リピーティングのやり方
★リピーティングのやり方★
①CDの英語音声をよく聞いて一旦停止する
②聞こえて来たそのままの音が出せるように意識しながら、同じように発音してみる
③上手くいくまで①と②を繰り返す
④完璧に発音できるようになったら次の箇所に移る。
⑤ひたすら繰り返す
なにそれ、気が遠くなるわ~~って思いますよね?
ですが、何にしてもそうですが、ある程度のレベルに達したいと思えば忍耐力が大事です。
赤ちゃんが母国語を覚えるのにもやはり数年はかかりますし、
料理だって初めは包丁がうまく握れないところから始めますよね。
転職して新しい仕事を覚えるのだってそう簡単ではありません。
英語も同じことで、聞き取れるようになるまでは正直しんどいですが、コツコツとリピーティングを続けていると知らず知らずのうちにリスニング力とスピーキング力が養われます。
一章分、完璧にリピーティングができるようになったら次は少し速度を上げてやってみてください。
速度が少し早くなるだけで舌がもつれたりします 笑
リスニングの方も「あれ?こんなに早いとついていけないかも。」と焦ります。
でも、ご安心を。継続すると必ず物にできるようになります。
まずは1日10分から!最初は辛いがリピーティングで必ず上達!
まずは10分だけでもいいのでぜひ毎日やってみてください。
10分というと短すぎる気もしますが、1週間すると70分です。
週に1度、1時間するより長いです。
そして、毎日やるとより効果的です。
継続は力なりという言葉があるように、たまに気合いを入れて長時間やるよりも短時間でもいいので毎日コツコツ続ける方が効果が表れやすいです。
現に、三日坊主タイプの私はリピーティングをがんばろうと決意してからも毎日は続けていませんでした。
たまに1時間もがんばったかと思えば次の4~5日は一切やらなかったり。
そんなやり方を続けていた時は効果も薄かったです。
でも、毎日10分~20分ぐらいするようになると数か月ほどで自分でも気づくぐらいにリスニングが苦にならなくなっていました。
ここまで来ると、モチベーションも上がるのでどんどん上達していきます。
どういうわけか、以前は苦手だった中年男性の英語も聞き取れるようになっていました。
また以前は全然聞き取れなかった子供のふにゃふにゃした喋り方も理解できるようになっていました。
英語って、リスニングだけ、とか会話力だけ、とかある一つの分野を伸ばそうとする人が多いですが結局繋がっているんだなと思います。
私だって最初はリスニングにリピーティングが最適だなんて考えたことはなかったですから。
リーディング、ライティング、リスニングにスピーキング、すべてをバランスよく勉強することが一番の近道なんだと思います。
ライティングと違い、聴いたり話したりというのは机に向わなくてもできます。
今すぐにでも始められることなのでぜひ今日からトライしてみてくださいね☆
リピーティングができるようになったらシャドーイングをやってみるとより効果的です。
シャドーイングに関する記事はこちら→→リピーティングとシャドーイングは英会話上達の近道
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